奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第二章 大地の絆始動編

第37話 四則計算って?

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 話し合いを始めたが、殺した相手の事が判明し、白狼の牙の一人だと伝えられた。

 ローシェルが申し訳無さそうに報告してきた。

「あのねジーク、その、顔は覚えていないけど、私達3人は王都に来て直ぐに白狼の牙の三人組に俺達の女になれ、股を開くなら贅沢をさせてやるってしつこく迫られたの。でね、アーリアがギルドの中で平手打ちをして、下がれ下郎。貴様達の慰み者になる位なら、舌を噛み切って死ぬ方がマシだ」

 って啖呵を切ったから、特にアーリアを狙った事だと思うのよ」

「らしいといえばらしいな。それでガラクがいないのか。ギルマスにも引き続き注意をと言われたから、注意しよう!それとお金の事だけど、その、ポーションをたくさん買ったんだ。ごめん。皆に相談せずに上級ポーションまで買ったんだ。その」

「何が言いたいのよ?ジークにしては歯切れの悪い話し方ね。全部の報酬からポーション代を引くのよね?問題ないわ。そうすべきだし。それより、アーリアの装備をなんとかしてあげられないかしら?」

「アーリアの装備も今回の報酬から引くのよね?ごめんなさいね」

「問題ないっす。多分明日金貨100枚は貰えるってカレンさんが言ってたっす」

「えっ?何でそんなになるんだ?」

「オークが一匹に付き魔石が金貨1枚、素材がって、肉すっけど、金貨3枚って言っていたっす」

「そっか。31匹いたから、全部で金貨124枚か。結構なお金になるね!」

「えっ!?そんなになるんですか!ジークさん、頭の中で計算されたのですか?私には合計金額が分かりませんよ?」

「そんなの四則計算できるなら直ぐにできるよ?」

「何なのですかその四則計算というのは?」

「教えられていないの?足し算、引き算、掛け算、割り算などの基本的な計算のやり方だよ。例えば今回の報酬だと・・・と全部で金貨13枚にゴブリンの魔石と報酬、オークの金貨144枚と銀貨2枚かな。勿論オークの買取価格が魔石込みで金貨4枚だったらの話だよ。で、ポーションやら壊れた装備を買うお金を差し引いて8等分したのが各自の取り分かな」

 皆ホエーと、なっていた。ローシェルは紙に書いていた。

「す、凄いわね。私でも紙に書いて指折りで数えなきゃ分からないのに、頭の中で、しかも短時間にって。何処で教えられたの?」

「どこってそりゃあ小学校に決まっているだろ?」

「何よその小学校って?」  

「へっ?何だ?その小学校って?」

「ちょっと大丈夫?ジークが言ったのよ」

「本当に分からないんだ。時折知らない筈の事を知っていたりするんだ。でもこの計算が出来れば色々便利だよ。物理の法則を知っていれば物が飛んでくる軌道を予測して攻撃を避けたり、どれ位の衝撃がくるとか、宿代を吹っかけられていないか分かるし、皆覚えてみない?」

「我々にも出来るのだろうか?」

「うん。毎日依頼を受ける訳じゃないし、雨の日はやる事無いよね。僕で良ければ勉強を教えるよ」

「お願いします!」

「うん。基本的に依頼をしない日の午前に勉強を教えるよ。午後からは剣の訓練組と、魔法の勉強組に別れたら良いかな」

 取り敢えず明日はまだアーリアの養生の為、依頼を受けないので、午前に勉強をし、午後からはギルドでお金を貰い、ギャレッジとユーリクスは訓練場で剣術の練習、アーリアはジークと武器屋で装備の新調と、壊れたビキニアーマーの修理などをしに行き、リースティアとローシェルは宿で魔法の勉強となった。

 そうこうしていると、カレンが来たのでドアがノックされ、話を中断して食事をする為に食堂に行く事になったのであった。
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