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第二章 大地の絆始動編
第36話 精算
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カレンの元に行くと、ギャレッジが待っていた。
カレンに魔物の素材の買い取りをお願いし、解体場に今回の依頼の時に討伐した魔物をドサドサと置いていった。その様子を見ていた解体場のおっちゃんはため息をつき、明日の昼以降に査定が完了すると言われ、ギルドを後にした。
馬車はギャレッジが返却していてくれて、ジークは3人でポーションを買いに店に寄った。以前立ち寄った店で、中級ポーションを使った分と各自2本を人数分、一本金貨10枚もする高額な上級ポーションも2本買った。今回アーリアが死に掛けたが、上級ポーションさえあればと泣きそうになったからだ。皆が依頼の報酬の受取額が少なくなる事を嫌がったら、僕のストレージにあるお金で買った事にしようと思った。
討伐達成報酬はゴブリン分が金貨3枚、オーク分が金貨10枚の計金貨13枚だ。
オークは一体に付き金貨4枚で31体。
合計124枚
ゴブリンは常時依頼扱いで魔石のみ売れる。魔石と耳をセットだ。魔石は銀貨2枚、討伐報酬は常時依頼で一体につき銀貨1枚となる。つまり一体に付き銀貨3枚で全部で24体だった。合計銀貨72枚
これらは討伐後魔石を抜き取り、討伐証明部位を切り落としてから死体は洞窟の中に入れてある。
流石に今回は常時依頼分としての依頼達成には出せないので、一体に付き銀貨3枚だ。魔石自体市販価格は銀貨4枚だそうだ。
つまりこうなった。
本日貰えた分
依頼達成報酬が金貨13枚
ゴブリンの討伐報酬が金貨7枚と銀貨2枚。
合計金貨20枚と銀貨2枚
各自への配分金貨2枚と銀貨5枚
明日貰える分
オーク31体分の素材と討伐報酬が金貨124枚
各自への配分金貨15.5枚
本日の出費ポーションの分
中級ポーション銀貨5枚を12本で金貨6枚
上級ポーション金貨10を2本で金貨20枚
合計金貨26枚だ。とりあえず金貨6枚は一旦ジークの持ち出しで買った。
そして宿に戻ると真っ先に女子部屋に向かった。そこには3人がおり、アーリアはベッドにて半身を起こしていた。
「早かったのね!」
「アーリアが心配で」
ギャレッジとユーリクスはアーリアが元気そうなので部屋に戻った。
ジークはついアーリアに抱きついた。するとアーリアは優しくその胸で受け止めた。ジークの顔に柔らかな胸の感触がモロに伝わってきた。だが、力一杯ギュッと抱きしめた。
「良かった。アーリアが生きている!お前心臓が止まったんだぞ!」
「ジーク殿、い、痛い、流石にもう少し力を緩めて欲しいぞ」
「ごめん。怪我の具合を確認したいけど大丈夫か?」
「うん。お願いしたいがどうすれば良い?」
「うん。アーリア、後ろを向いているから胸を手で隠した状態で上着を脱いで」
ジークが後ろを向くと、アーリアが躊躇なく服を脱ぎ去った。
「脱いだから確認をして欲しい」
ジークがアーリアの方を向くと胸を隠していない半裸のアーリアがいた。
そこには見事な双丘があった。ついごクリとしたが、ハッとなり慌てて後ろを向いた。
「あ、あ、アリーアしゃん、その、おぱいが、パイパイが!」
「ふふふ。ジーク殿でも慌てるのだな。ちゃんと見て欲しいのだ。きちんと見てくれずにもしも胸に傷が残れば、私を愛でる時にジーク殿が困るであろう?それにこの胸を見たり触ったりしても良いのはジーク殿のみなのだ。治療ついでに堪能してくれ!」
「あのな。俺には」
最後まで言えなかった。ジークの手を取り、左胸に当てるとその口を唇で塞いだ。ジークはその唇を貪り胸を揉みさえしてしまった。
ハッとなったが。もう遅そかった。
「私の胸を揉んだのだから、責任を取って娶って欲しいのだ」
「ご、ごめん。つい。でも僕にはカレンが」
「言ったであろう?私は都合の良い女で良いのだと。ジーク殿がいなければ本当に死んでいたのだ。だからこの身も心も全てジーク殿のモノだ。カレンには私から話しておくから心配しないで欲しいのだ。その、いつまでも胸を堪能して貰っても良いが、ローシェルとリースティアの前で求められると流石に恥ずかしいぞ」
「わ、分ったから取りあえず横になって」
アーリアはその後は押し黙った。ジークの表情が変わったからだ。
ジークは胸に手を当てながら胸のみに、しかも強目にヒールを掛けるとアーリアが苦悶の呻き声を上げ、1分程で呼吸も収まった。
「ずっと痛かったろ?傷口が辛うじて塞がっただけだったよ。これで大丈夫だ。軽く揉んだり押したりするけど、痛みや違和感が無いか真面目に感じて欲しい」
数回揉んだり押したりした。右も同じだ。
「左右で違いは無いか?痛くなかった?」
「概ね左右同じ感覚です。違和感はなくなり、元の胸になりました」
ジークは万歳をさせ、服を着せた。
「良かった。女の子に一生傷が付いたらどうしようかと思ったんだ。ふう。さて、アーリア、着替えたら男部屋にみんなで来て欲しい。今回の事について説明をするから」
そうして頭の中がぐちゃぐちゃなジークは頭を冷やしに男部屋に引き上げるのであった。
カレンに魔物の素材の買い取りをお願いし、解体場に今回の依頼の時に討伐した魔物をドサドサと置いていった。その様子を見ていた解体場のおっちゃんはため息をつき、明日の昼以降に査定が完了すると言われ、ギルドを後にした。
馬車はギャレッジが返却していてくれて、ジークは3人でポーションを買いに店に寄った。以前立ち寄った店で、中級ポーションを使った分と各自2本を人数分、一本金貨10枚もする高額な上級ポーションも2本買った。今回アーリアが死に掛けたが、上級ポーションさえあればと泣きそうになったからだ。皆が依頼の報酬の受取額が少なくなる事を嫌がったら、僕のストレージにあるお金で買った事にしようと思った。
討伐達成報酬はゴブリン分が金貨3枚、オーク分が金貨10枚の計金貨13枚だ。
オークは一体に付き金貨4枚で31体。
合計124枚
ゴブリンは常時依頼扱いで魔石のみ売れる。魔石と耳をセットだ。魔石は銀貨2枚、討伐報酬は常時依頼で一体につき銀貨1枚となる。つまり一体に付き銀貨3枚で全部で24体だった。合計銀貨72枚
これらは討伐後魔石を抜き取り、討伐証明部位を切り落としてから死体は洞窟の中に入れてある。
流石に今回は常時依頼分としての依頼達成には出せないので、一体に付き銀貨3枚だ。魔石自体市販価格は銀貨4枚だそうだ。
つまりこうなった。
本日貰えた分
依頼達成報酬が金貨13枚
ゴブリンの討伐報酬が金貨7枚と銀貨2枚。
合計金貨20枚と銀貨2枚
各自への配分金貨2枚と銀貨5枚
明日貰える分
オーク31体分の素材と討伐報酬が金貨124枚
各自への配分金貨15.5枚
本日の出費ポーションの分
中級ポーション銀貨5枚を12本で金貨6枚
上級ポーション金貨10を2本で金貨20枚
合計金貨26枚だ。とりあえず金貨6枚は一旦ジークの持ち出しで買った。
そして宿に戻ると真っ先に女子部屋に向かった。そこには3人がおり、アーリアはベッドにて半身を起こしていた。
「早かったのね!」
「アーリアが心配で」
ギャレッジとユーリクスはアーリアが元気そうなので部屋に戻った。
ジークはついアーリアに抱きついた。するとアーリアは優しくその胸で受け止めた。ジークの顔に柔らかな胸の感触がモロに伝わってきた。だが、力一杯ギュッと抱きしめた。
「良かった。アーリアが生きている!お前心臓が止まったんだぞ!」
「ジーク殿、い、痛い、流石にもう少し力を緩めて欲しいぞ」
「ごめん。怪我の具合を確認したいけど大丈夫か?」
「うん。お願いしたいがどうすれば良い?」
「うん。アーリア、後ろを向いているから胸を手で隠した状態で上着を脱いで」
ジークが後ろを向くと、アーリアが躊躇なく服を脱ぎ去った。
「脱いだから確認をして欲しい」
ジークがアーリアの方を向くと胸を隠していない半裸のアーリアがいた。
そこには見事な双丘があった。ついごクリとしたが、ハッとなり慌てて後ろを向いた。
「あ、あ、アリーアしゃん、その、おぱいが、パイパイが!」
「ふふふ。ジーク殿でも慌てるのだな。ちゃんと見て欲しいのだ。きちんと見てくれずにもしも胸に傷が残れば、私を愛でる時にジーク殿が困るであろう?それにこの胸を見たり触ったりしても良いのはジーク殿のみなのだ。治療ついでに堪能してくれ!」
「あのな。俺には」
最後まで言えなかった。ジークの手を取り、左胸に当てるとその口を唇で塞いだ。ジークはその唇を貪り胸を揉みさえしてしまった。
ハッとなったが。もう遅そかった。
「私の胸を揉んだのだから、責任を取って娶って欲しいのだ」
「ご、ごめん。つい。でも僕にはカレンが」
「言ったであろう?私は都合の良い女で良いのだと。ジーク殿がいなければ本当に死んでいたのだ。だからこの身も心も全てジーク殿のモノだ。カレンには私から話しておくから心配しないで欲しいのだ。その、いつまでも胸を堪能して貰っても良いが、ローシェルとリースティアの前で求められると流石に恥ずかしいぞ」
「わ、分ったから取りあえず横になって」
アーリアはその後は押し黙った。ジークの表情が変わったからだ。
ジークは胸に手を当てながら胸のみに、しかも強目にヒールを掛けるとアーリアが苦悶の呻き声を上げ、1分程で呼吸も収まった。
「ずっと痛かったろ?傷口が辛うじて塞がっただけだったよ。これで大丈夫だ。軽く揉んだり押したりするけど、痛みや違和感が無いか真面目に感じて欲しい」
数回揉んだり押したりした。右も同じだ。
「左右で違いは無いか?痛くなかった?」
「概ね左右同じ感覚です。違和感はなくなり、元の胸になりました」
ジークは万歳をさせ、服を着せた。
「良かった。女の子に一生傷が付いたらどうしようかと思ったんだ。ふう。さて、アーリア、着替えたら男部屋にみんなで来て欲しい。今回の事について説明をするから」
そうして頭の中がぐちゃぐちゃなジークは頭を冷やしに男部屋に引き上げるのであった。
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