42 / 92
第二章 大地の絆始動編
第40話 勉強会開始
しおりを挟む
カレンが勉強会の会場の教壇になるような位置のところにいるジークのところに来た。
ジークはとりあえず教材の関係で二人一組で座って貰ったと伝え、カレンにはローシェルの隣に座って貰うように話をした。カレンは分かりましたと言ってから、とりあえず開催の挨拶だけするねと言って講習を開始するにあたり話を始めた。
「えっと急な話だったけれども、最近お金の配分で困っていて計算が中々出来ないという相談を受けました。皆さんも多かれ少なかれお金の配分に付いてお困りの様です。そこで算術がものすごく早く、暗算も得意なジークさんに勉強会をお願いしました。ジークさんは皆さんより一年先輩で、大地の絆のリーダーの D 級冒険者です。そしてあの孤高の剣に最近までいた方です。丁度大地の絆のメンバーに算術を伝授すると聞いたので、他の方も参加させてくれないかとジークさんにお願いしました。そして快く今日の勉強会の講師を引き受けて頂けるようになりました。また、私も一緒に勉強しますので、皆さん一緒に頑張りましょう!」
ジークはカレンから紹介されたが、その話から成程となり、参考までにと大地の絆のお金の配分についてを話した。それをするのには信頼もあるが、今から行っていく算術が必須だと伝えた。
「…まずみんなに覚えてもらいたいのは、足し算、引き算、そして掛け算と割り算です。掛け算ができれば何でもできると思いますので、掛け算を中心に覚えていって欲しいと思います。皆さん単純な足し算と引き算はできるって事でいいでしょうか。もっとも掛け算は足し算で出来なくは無いですが、例えば5を、5回足すなんて計算は面倒くさいですよね。掛け算を覚えれば25だと直ぐに出ます」
皆頷いていた。
「えーっと、掛け算がなぜ必要になるか?例えばオークを討伐したとして、魔石の買取が一体につき金貨1枚。これに素材も売ると金貨3枚で、計金貨4枚ですね。もし三体倒したとして、これを5人組のパーティーで分配しようとすると色々計算をしなくてはなりません。こういう時にお金の計算ができなくて、お金の配分で揉めたりお金を一枚ずつ五つの山に分けて行ったりとするような事をしていると聞いています。ですが計算ができれば、そんな事に時間を掛けずにサクッと行けます。また、たかだか計算かもわかりませんが、計算ができる賢さがあれば戦闘の場面でも機転が利いたり、危険を回避したりと生存率がぐっと上がるので、皆さん頑張っていきましょう!今日ここに来ているのは自主的に来てもらっているし、僕もお金を取るつもりはないです。みんながやる気があってここに来てくれてると思って嬉しいです。僕も頑張って教えます!それで例のオーク3体のお金の配分の話ですが、掛け算ができればこういう事になります。オークが一体につき金貨4枚になります。これが3体なので4掛ける3で金貨12枚がギルドから貰えるお金の全てになります。5人での配分となると、先ずは金貨2枚。そうすると金貨が2枚のこりますが、これは銀貨20枚と同じですから、20割る5で銀貨4枚になります。掛け算や割り算が出来れば頭の中で計算も出来ますし、紙に書いてもいいですね」
指折り数えている者がいるので少し待った。
「では本当にそうなのか試してみましょう!」
そうしてお金に見立てた札を渡し、それを一人一人のところに配分するように五つの山に金貨2枚と銀貨4枚ずつを置いていき、ジークが暗算で話した金額と一致する事を皆確認し、おー!と感心していた。
そして九九の表の説明を始めた。
「これは九九の表という掛け算を覚える為の表になります。これを覚える事によって、掛け算ができるようになります」
そうして皆に机に配っていた九九の表について説明を始めた。そうして表の見方を教え、今のその表から今話したオークのお金に関しては4掛ける3として4掛ける3の表からの導き方を伝えた。
「この表からこうなります。これを頭の中に覚えておけば、4掛ける3は12という事が分かります。報酬が全部で12枚貰える事が分かります。なので皆さんにはまずこの九九の表を覚えて貰いますが、これにも覚え方のコツがあります。この表をパッと見て全部覚えろというのは正直無理です。ですので今から言うやり方を実践して、繰り返し繰り返し口に出す事で何覚えていきます。全部を一気にやろうとすると失敗するので、一度に一列ずつ、それを繰り返し行なっていくとやがて身に付くと思います。恥ずかしいと思いますが、なるべく口に出して行きましょう。そして覚えていったら皆で問題を出し合って、合っているかどうかを確認して行きます。例えば誰かが4掛ける9は?と言って答えを聞きます。そして質問された側も答えると質問し返します。例えば5掛ける9はいくつ?というような感じです。この答えがさっと出てくるようになればもうこっちのもんです」
そうしてジークは小休止を挟み午前中の授業を始めたのだった。
ジークはとりあえず教材の関係で二人一組で座って貰ったと伝え、カレンにはローシェルの隣に座って貰うように話をした。カレンは分かりましたと言ってから、とりあえず開催の挨拶だけするねと言って講習を開始するにあたり話を始めた。
「えっと急な話だったけれども、最近お金の配分で困っていて計算が中々出来ないという相談を受けました。皆さんも多かれ少なかれお金の配分に付いてお困りの様です。そこで算術がものすごく早く、暗算も得意なジークさんに勉強会をお願いしました。ジークさんは皆さんより一年先輩で、大地の絆のリーダーの D 級冒険者です。そしてあの孤高の剣に最近までいた方です。丁度大地の絆のメンバーに算術を伝授すると聞いたので、他の方も参加させてくれないかとジークさんにお願いしました。そして快く今日の勉強会の講師を引き受けて頂けるようになりました。また、私も一緒に勉強しますので、皆さん一緒に頑張りましょう!」
ジークはカレンから紹介されたが、その話から成程となり、参考までにと大地の絆のお金の配分についてを話した。それをするのには信頼もあるが、今から行っていく算術が必須だと伝えた。
「…まずみんなに覚えてもらいたいのは、足し算、引き算、そして掛け算と割り算です。掛け算ができれば何でもできると思いますので、掛け算を中心に覚えていって欲しいと思います。皆さん単純な足し算と引き算はできるって事でいいでしょうか。もっとも掛け算は足し算で出来なくは無いですが、例えば5を、5回足すなんて計算は面倒くさいですよね。掛け算を覚えれば25だと直ぐに出ます」
皆頷いていた。
「えーっと、掛け算がなぜ必要になるか?例えばオークを討伐したとして、魔石の買取が一体につき金貨1枚。これに素材も売ると金貨3枚で、計金貨4枚ですね。もし三体倒したとして、これを5人組のパーティーで分配しようとすると色々計算をしなくてはなりません。こういう時にお金の計算ができなくて、お金の配分で揉めたりお金を一枚ずつ五つの山に分けて行ったりとするような事をしていると聞いています。ですが計算ができれば、そんな事に時間を掛けずにサクッと行けます。また、たかだか計算かもわかりませんが、計算ができる賢さがあれば戦闘の場面でも機転が利いたり、危険を回避したりと生存率がぐっと上がるので、皆さん頑張っていきましょう!今日ここに来ているのは自主的に来てもらっているし、僕もお金を取るつもりはないです。みんながやる気があってここに来てくれてると思って嬉しいです。僕も頑張って教えます!それで例のオーク3体のお金の配分の話ですが、掛け算ができればこういう事になります。オークが一体につき金貨4枚になります。これが3体なので4掛ける3で金貨12枚がギルドから貰えるお金の全てになります。5人での配分となると、先ずは金貨2枚。そうすると金貨が2枚のこりますが、これは銀貨20枚と同じですから、20割る5で銀貨4枚になります。掛け算や割り算が出来れば頭の中で計算も出来ますし、紙に書いてもいいですね」
指折り数えている者がいるので少し待った。
「では本当にそうなのか試してみましょう!」
そうしてお金に見立てた札を渡し、それを一人一人のところに配分するように五つの山に金貨2枚と銀貨4枚ずつを置いていき、ジークが暗算で話した金額と一致する事を皆確認し、おー!と感心していた。
そして九九の表の説明を始めた。
「これは九九の表という掛け算を覚える為の表になります。これを覚える事によって、掛け算ができるようになります」
そうして皆に机に配っていた九九の表について説明を始めた。そうして表の見方を教え、今のその表から今話したオークのお金に関しては4掛ける3として4掛ける3の表からの導き方を伝えた。
「この表からこうなります。これを頭の中に覚えておけば、4掛ける3は12という事が分かります。報酬が全部で12枚貰える事が分かります。なので皆さんにはまずこの九九の表を覚えて貰いますが、これにも覚え方のコツがあります。この表をパッと見て全部覚えろというのは正直無理です。ですので今から言うやり方を実践して、繰り返し繰り返し口に出す事で何覚えていきます。全部を一気にやろうとすると失敗するので、一度に一列ずつ、それを繰り返し行なっていくとやがて身に付くと思います。恥ずかしいと思いますが、なるべく口に出して行きましょう。そして覚えていったら皆で問題を出し合って、合っているかどうかを確認して行きます。例えば誰かが4掛ける9は?と言って答えを聞きます。そして質問された側も答えると質問し返します。例えば5掛ける9はいくつ?というような感じです。この答えがさっと出てくるようになればもうこっちのもんです」
そうしてジークは小休止を挟み午前中の授業を始めたのだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる