奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第三章 リブート編

第45話 カレンとのデート

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 ジークはソワソワしていた。
 一応前日に、今日のデートに何を着ていくか考えに考え抜いたが、結局のところ自分は冒険者だとなり、普段の服のままだ。流石に篭手は外したが、それでもない筈だが、万が一の時にカレンを守れる格好に落ち着いた。

 まだ待ち合わせに30分は早く着くであろう時間に出発していった。宿に残った女子は気合を入れた服に着替えた。

 ローシェルはゴスロリ、アーリアはキャリアウーマンチックな服と超ミニのタイトスカート、リースティアは爽やかなお嬢様だ。

 正直ジークの好みが分からない。だからタイプの違う姿を用意し、食いつきを見る。誰か一人に反応したら抑えられないだろうからと、ジークの好みを予測して挑むのだ。

「案の定早く行ったわね。さあこちらも出陣よ。誰がジークのハートを射止めても恨みっこなしね。カレンには確認済みだけど、4人でジークのお嫁さん、無理なら側室や妾になると詰め寄る。それで良いわね」

「私達の誰かに惹かれたら一気に攻めようではないか。彼は奥手だが、既成事実さえ作れば責任を取ると言うと思うのだ」

「何か卑怯な真似をしているようで気が引けますね」

「リースティア、甘いぞ。男女の事は戦だ。駆け引きや策謀が必須ではないか。なあローシェル」

「当たり前よ。いざとなったらジークに抱かれ女になる覚悟はしているわ。そうしてくれると話は早いけど、一筋縄じゃいかない相手なんだから、こっちも全力よ」

 そうして良からぬ事を考えつつカレンとの待ち合わせ場所に向かった。ジークとの待ち合わせの20分前の約束だ。

 この三人のジークへの想いはそれぞれ違う。

 アーリア
 ジークが自分を必死に蘇生してくれた。攻める訳ではないが、ジーク以外はもう駄目だと諦め、弔おうとした。聞かされた状態は生き返ったのが不思議だと思う。その為有り得ない程ジークに心酔し感謝しており、身も心の全てをジークに捧げると。

 ローシェル
 最初は少しカッコいいかな?強いな!程度だったが、アーリアを必死に助けようと藻掻き、命を繋いだ。その必死な姿に心を打たれ、完全に心を奪われた。勿論少女特有の憧れもあるが、その責任感の強さや優しい人柄、女慣れしていない等理想の男性となった。

 リースティア
 最初のワーウルフの時にリーダーの自分は何も出来なかったが、身も知らぬ自分達の為に命の危険を顧みずに助けてくれた。失禁までしたのに、そっと綺麗にしてくれた。その対応に惚れてしまった。
 失禁したその時、死ぬ!と恐怖したのだ。目の前に見えた決して大きくない筈の背中がドラゴンの背中の如く大きく見えたのだ。命の恩人としてこの時に心を奪われていたのだ。

 そんな感じでその行いでジークは3人の少女の心を雁字搦めにし、更に大事に扱うものだから増々好きになる結果になった。

 純粋なこの世界の人間ならば、複数の妻を娶る事が合法であり、既にウハウハになっているのだが、ジークは転生前は日本人だ。その日本人は一夫一妻が当たり前なので、カレン以外の女の子の気持ちに応えてあげられないのだ。その為に3人から熱烈にアタックされている事に苦悩とカレンに対して罪悪感が有り受け入れていなかった。

 だがそれでも時間は過ぎて行く。

 かなり早く待ち合わせ場所の町の中心部にある広間の噴水前にあるベンチに腰掛けていた。デートの待ち合わせの定番の場所の為、つぎから次へと恋人達が落ち合い、腕を組んだり手を繋いでいた。その様子を見て真っ赤になりながらもカレンと手を繋ぎたいなと思うジークだ。

 そうこうしていると、待ち合わせ時間の5分程前にカレンが現れた。

「おはようジーク君、お待たせ!」

 カレンの姿は柔らかなフリルのついた膝上5cm位のスカート、へそ出しのタンクトップの上に薄手の透ける上着を羽織っている感じだ。

 いきなり抱き寄せた。
「おはようございます。メチャクチャ可愛いです!凄く似合っています」

「そのね、嬉しいのだけど、ちょっと恥ずかしいかな」

「ご、ご、ごめんなさい。カレンさんを見たらつい愛おしくて」

「私も嬉しいぞ。でも、さん付けじゃ嫌かな。ここはギルドじゃないし」

「じゃあ、カ、カレン、ぼ、僕の事もジークって呼んて欲しいかも」

「じゃあジーク、少し歩かない?」

「うん。その、手を繋ぎたいなと」

「私はこっちの方が良いかな」

 そうやって腕を組んできた。

 少し歩くと、人の少ない所に来た。するとぴたっとジークの胸に寄り添った。ジークの心臓はドキドキしっぱなしだ。

「その、別れ際にキス、あれは僕のファーストキスでもあるんだよ。その、その感触が忘れられない」

「うん。ここは誰もいないよ。」

 カレンは目を瞑った。景色の良い所だった。ジークはカレンの肩をそっと掴み、そっとキスをした。そして舌を絡めようとし、舌を入れようとしたら一瞬ピクンとなるも受け入れ、濃厚なキスをした。そしてカレンはジークの手を胸に持ってきた。

 ジークはこれは揉めって事だよね?と思いその大きな胸を揉んだ。一瞬カレンは駄目!と言おうとしたが、受け入れた。奥手と思ったが積極的だった。

 そしてジークは誰かの視線を感じてカレンから唇を離した。うっとりしているカレンは艶っぽかった。しかし周りを見るとそこにローシェルがいた。

「あのね、ジーク、彼女達3人も私と同じく彼女にして欲しいの。いずれジークはS級になるわ。そうしたらまとめて正式に娶る事ができるから、私の事が好きならまずローシェルにキスをして」

 ジークは訳が分からなかった。目の前には顔を真っ赤にしたゴスロリ姿のローシェルがおり、目を瞑ってキスを待っていた。とても可愛い。
 ジークがえっ?と唸っているとカレンがジークの頭を掴み、ローシェルに強引にキスをさせた。だがそうなるとキスは止められず、濃厚なのをしてしまった。プハーと顔を離すとリースティアがいた。リースティアは積極的にジークの唇を求めた。そしてアーリアだ。

「アーリアさんにもしてあげてください」

 もう訳が分からなかったが、カレンに言われるがままにアーリアにもキスをしたのであった。

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