奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第三章 リブート編

第46話 夢?

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 ジークは一応覚えているが、カレンにより無理矢理ローシェルとキスをした後、アーリアと唇を離すまで半ば意識が飛んでいた。

 ただ我に返ると、カレンの目の前でよりによってこの3人にキスをしたと理解した。

 慌てて4人の前で土下座をした。

「ご、ごめんなさい。僕には」

 先を言えなかった。3人に抱きつかれ、アーリアが目の前で仁王立ちして怒り出した。

「お願いだ!謝るな!私達の事を多少なりとも好きだと想ってくれるのなら、受け入れて欲しい。カレンと私達と4人で決めたのだ。ジーク殿が受け入れてくれるなら、私達4人まとめてジーク殿に娶ってもらおうと話したのだ。私達に魅力がないのだろうか?」

 更にカレンが話し掛けた

「あのねジーク、貴方のステータスを見た時に、正直私なんか相手にされないと思ったの。もし奇跡的にね、私の事を好いてくれるとしても、私ひとりで独占するべき人にはできないなと思ったの。類稀な存在として世界に名を轟かせる人になるんだろうなぁと。だから元々ジークに変な女が寄り付いてこないようにだけしようと思っていたの。勿論彼女達はジークに相応しい 子達よ。直ぐに受け入れてとは言わないけれども、彼女達の気持ちは分かってあげて」

 ジークはポカーンとしていた。

「あ、えっと、あのう、僕はからかわれているんじゃないよね?」

「あのねジーク、ジークのいた町はどうか分からないけど、少なくとも王都ではキスは重いのよ。婚約者や将来を誓い合った者しかしないの。だから皆ジークがファーストキスなのよ」

「ジークは自分に自身を持ちなさいよ。そんなだから孤高の剣のリーダーにやりこまれたのよ」

「あのね、ジークさん、私達の気持ちは本物よ。だから先ずは彼女にして下さい」

「あっはい。本当に良いの?そりゃあ男としてはこんな美少女4人が彼女なんて嬉しいけど、あまりに僕に都合の良すぎる話だから」

「今迄苦労したんでしょ?それが報われるだけなんだから、自身を持って俺の彼女達は自慢の美少女揃いだ!どうだ羨ましいだろう!ってね。ジークを追い出したのはってダニーって言ったっけ?そいつに言ってやりなさいよ」

 うんと唸るしかなく、これから少し観光案内をするとカレンが言い、最初にローシェルとリースティアがジークと腕を組む事になり、強引にジークを引っ張っていった。

 ふとリースティアがジークの耳に息を吹きかけるとひゃいんと情けない声を上げていた。

「もうジークさんったらカレンのいう事ちゃんと聞いていますか?そろそろシャニットしてくれないと、リースティアは悲しいのです」

「うん。もう大丈夫だよ」

「それよりもジークはやっぱりおっぱいが好きよね?さっきもカレンの胸を揉んでいたわね。初デートでちょっと無いわよ。スケベよね」

「私の胸は既に治療の時に散触られているから良いが、カレンは構うのぞ!しかも外で揉んだのだぞ」

「あのねジークさん、場所は選んだ方が良いと思うの。いくらジークさんにされるからと言っても私もお外で胸を揉まれるのは恥ずかしいよ」

 ジークは恋人が4人になるも、暗にお触りを禁止されも同じだ。ただ皆に責められたのはあくまでも外での事だが、胸を触った事を責められたのだと思ったのだ。

「ごめん。その、ちゃんと我慢するよ」

「わ、分かったのなら良いのよ。そんなにいじけないの。ねえ…」

 ジークはふと目覚めた。誰かに肩を揺すられたからだ。

「ジーク君、大丈夫?」

「あれ?っておはようございます!うわぁ!カレンってやっぱり愛いね!この服メチャクチャ似合っていますね」

 ジークはベンチに座っていたが、カレンが来るのを待っている間に寝てしまったのだ。

 カレンの姿は柔らかなフリルのついた膝上5cm位のスカート、へそ出しのタンクトップの上に薄手の透ける上着を羽織っている感じだ。

「うん。ありがとう」

 ジークはあれ?と思った。夢で見たカレンの服と同じなのだ。予知夢?かなと思うが、取り敢えず夢と同じようにはしないでおこうと思った。

「カレン、少し歩こうよ」

「その、ちょっと嬉しいかも」

 取り敢えず腕を組むようにとし、腕を組みやすいように腕を出した。カレンは自然に腕を組んだ。あれ?エスコートするのを慣れているのかな?と感心した。

「僕も嬉しいけど、何が嬉しいの?」

「私の事を呼び捨てにしてくれた事かな。何かね、今迄のジーク君は少し距離を感じたの。それにこうやって腕を組ませてくれるし」

 ジークはあっと思った。夢では話し合って呼び捨てにすると決めたけど、今はいきなり呼び捨てにしたのだ。今更後戻りはできないが、幸い好感度が上がったっぽい。

「いきなり呼び捨ては早かったかな?嫌だったら、さん付けにするけど、どう?」

「ううん。嫌じゃないわ。嬉しいかな」

 町の入り組んだ所を歩いていた。ジークが誘導していたのだが、カレンはハッとなった。このままだと計画とずれてしまうと。ローシェル達が合流する予定の場所と反対方向に進んでいるからだった。
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