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第三章 リブート編
第55話 大輝の事
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何があったかの話をしているとマリーシスのお腹が盛大に鳴った。マリーシスは真っ赤になっていたが、アイシアが自分達は昨日からろくに食べていないと言っていた。
そこでカレンがハッとなり、皆に告げた。
「仕切り直しをしましょう!二人位増えてもいいよね?プランCとしてお昼を食べるお店を予約しているの」
と言って予約してあるお店にお昼を食べに行く事になった。
アイシアは熱が引いた事によりある程度動けるようになっていたので、アイシアも自らの足で歩いて行く事になった。
ただ少し足取りが怪しかったので、ジークの腕に半ば掴まる形で腕を組んで歩く事になった。今はまだアイシアの方が背が高く、マリーシスはほぼ同じ身長だ。ただ、二人共ジークと違い、身長に関してはもう打ち止めである。
程なくしてこじゃれたお店に着いた。ジーク一人ではとてもではないが一人では入れそうにもないような女性向けのデザインの店であった。
幸い6人席をキープして貰っていたので、追加で2人をお願いしたが、追加の2人の分は5人と同じ料理は無理だと言われ、2人は別の料理を頼むからいいよという事で、他の料理を選んでいた。
5人のは予めちょっとしたセット料理を頼んでいたのだ。
詰めれば8人位座れるベンチシートだったので、ジークはアイシアとアーリアに挟まれて座る形になった。女性陣の中でこの2人が比較的身体が大きいからだ。後の4人が対面側の席に座る形になった。
マリーシスとアイシアも4人と仲良くなっており、それはそれで安心したのだが、ジークはこの急な展開に戸惑っていた。
その為どんな話をしていたのかや、何を食べたかなど上の空であまりよく覚えていなかった。
ただ覚えているのは、しきりに二人が貞操は守り抜いているからなと聞いてもいないのに話していて、ジークは真っ赤になっていた。
ジークは大輝の記憶にアクセス出来るようになっている事に気が付いた。実体験についての記憶は魔王の魂に持っていかれたが、その過去についての知識や記憶は断片的に有った。女は汚れている、気を許してはいけないとの強い想いも。今迄にジークが夢で見た部分の記憶だ。これらは誰かがそういう目にあったんだな位で、自分の経験としてではなかった。
あの王女の玩具にされ、あまつさえ他の男とやっている場に正座させられ、ただただ見させられたり、男相手に奉仕させられた事もある。王女の陰部を舐めるなんては褒美に近いと思われる位に悲惨だった。王女は大輝の舌が好きだったのだ。胸も舐めるだけで、決して手では触らせなかった。そして変態だった。
殆どの魔法が思い出された。だが、上級魔法の上も有るが、今は使えない。体が慣れていないのだ。その為、中級魔法を中心に魔法に体を慣れさせる必要がある。
しかも今の魔法とは違うので、他の者に教えられないし、効果が違う。大輝の場合反復練習で身に付けたが、ジークは使える事実しか無いから、理屈を覚えていないのだ。
理屈が分からないから試して覚えるしか無い。何となくその魔法がこうなるのだろうなというのは分かるが、大輝の魔力や体格と、ジークの魔力や体格の違いにより調整が必要なのだ。
昨日いきなり上級魔法を放ち気絶した事から、今はまだ上級魔法を使えないのだ。
それと明日の事を考えていた。勉強会に参加した面々は講習会で見た中ではましな者だ。勿論なりたてだからそうなのだが、見込みがある。
きちんと育てれば上級冒険者になる素質がある。
だが、先ずは経験と装備だ。特に装備が貧弱なのが問題だ。
鉄の剣ならマシで、銅の剣の者もいる。流石に杖はそうは行かないが、防具が絶望的だ。リースティアとアーリアは元々お金をそれなりに持っている家の出の為、防具は中々だ。だからアーリアの胸当ては修理する事にしていた。
気が付いたら店の外にいた。
カレン達はジークを宿に引っ張って行った。ジークがひたすら皆さんの装備が酷過ぎると言っていたのでどうするか?となった。
ジークが収納に何かがあると言うが、外ではさすがに確認できないので宿に戻り確認する事にした。
部屋に戻るとジークは皆から大丈夫かとしきりに聞かれていた。
段々と落ち着いてきていたが、まだ少し混乱しているが、大丈夫そうだと告げた。
どうやら大輝の事は何となく記憶はあるが、僕は僕だと告げた。
大輝がされた事を概ね話していた。カレンが伝えてきたのは魔王討伐後魔王城を調査したがあるべきものがほとんどなかったと言う。
勇者大輝の死体にも、彼が使っていた武器や防具等がなくなっており、更に魔王城にある筈のおたからや武器防具の類も全て発見されなかったと言う。
ジークはストレージにもう一つエリアが有り、そこには大輝の残した物が大量に有ると告げた。
「多分行方不明になっている宝物や武器防具は僕のストレージに入っているよ。例えばこれが大輝の使っていた愛刀かな。流石に国も宝剣を貸し与えたようだね」
そこには今ジークが使っているミスリルのブロードソードより少し長い剣が有った。更に軽く、魔法付与もされている。握りが長いので両手で握られるのだ。そう、バスターソードだ。
その名は宝剣ブァリスヘッジジ。ひと目で業物だとわかるし、ジークはそれを握るとこれだ!と呟いた。
その瞬間、全てを思い出した。ただ、大輝の14歳迄の事で、召喚されてからの事は断片的に映像記録を見たかのように、他の誰かの事位の認識になっている。召喚されてからの記憶の殆どを、少なく共経験した記憶は、魔王が持っていった。ジークの全てを奪おうとしたが、カレンのお陰で、大輝の一番覚えていたくない部分のみを奪うに留まった。
だが、それは良くも悪くも大輝の得た力の使い方を忘れた事を意味する。舐め犬をさせられた認識は有るが、そう言う事もあったという記録から知識を得たレベルで、魂に刻まれた女性へのトラウマも消えていたのであった。
そこでカレンがハッとなり、皆に告げた。
「仕切り直しをしましょう!二人位増えてもいいよね?プランCとしてお昼を食べるお店を予約しているの」
と言って予約してあるお店にお昼を食べに行く事になった。
アイシアは熱が引いた事によりある程度動けるようになっていたので、アイシアも自らの足で歩いて行く事になった。
ただ少し足取りが怪しかったので、ジークの腕に半ば掴まる形で腕を組んで歩く事になった。今はまだアイシアの方が背が高く、マリーシスはほぼ同じ身長だ。ただ、二人共ジークと違い、身長に関してはもう打ち止めである。
程なくしてこじゃれたお店に着いた。ジーク一人ではとてもではないが一人では入れそうにもないような女性向けのデザインの店であった。
幸い6人席をキープして貰っていたので、追加で2人をお願いしたが、追加の2人の分は5人と同じ料理は無理だと言われ、2人は別の料理を頼むからいいよという事で、他の料理を選んでいた。
5人のは予めちょっとしたセット料理を頼んでいたのだ。
詰めれば8人位座れるベンチシートだったので、ジークはアイシアとアーリアに挟まれて座る形になった。女性陣の中でこの2人が比較的身体が大きいからだ。後の4人が対面側の席に座る形になった。
マリーシスとアイシアも4人と仲良くなっており、それはそれで安心したのだが、ジークはこの急な展開に戸惑っていた。
その為どんな話をしていたのかや、何を食べたかなど上の空であまりよく覚えていなかった。
ただ覚えているのは、しきりに二人が貞操は守り抜いているからなと聞いてもいないのに話していて、ジークは真っ赤になっていた。
ジークは大輝の記憶にアクセス出来るようになっている事に気が付いた。実体験についての記憶は魔王の魂に持っていかれたが、その過去についての知識や記憶は断片的に有った。女は汚れている、気を許してはいけないとの強い想いも。今迄にジークが夢で見た部分の記憶だ。これらは誰かがそういう目にあったんだな位で、自分の経験としてではなかった。
あの王女の玩具にされ、あまつさえ他の男とやっている場に正座させられ、ただただ見させられたり、男相手に奉仕させられた事もある。王女の陰部を舐めるなんては褒美に近いと思われる位に悲惨だった。王女は大輝の舌が好きだったのだ。胸も舐めるだけで、決して手では触らせなかった。そして変態だった。
殆どの魔法が思い出された。だが、上級魔法の上も有るが、今は使えない。体が慣れていないのだ。その為、中級魔法を中心に魔法に体を慣れさせる必要がある。
しかも今の魔法とは違うので、他の者に教えられないし、効果が違う。大輝の場合反復練習で身に付けたが、ジークは使える事実しか無いから、理屈を覚えていないのだ。
理屈が分からないから試して覚えるしか無い。何となくその魔法がこうなるのだろうなというのは分かるが、大輝の魔力や体格と、ジークの魔力や体格の違いにより調整が必要なのだ。
昨日いきなり上級魔法を放ち気絶した事から、今はまだ上級魔法を使えないのだ。
それと明日の事を考えていた。勉強会に参加した面々は講習会で見た中ではましな者だ。勿論なりたてだからそうなのだが、見込みがある。
きちんと育てれば上級冒険者になる素質がある。
だが、先ずは経験と装備だ。特に装備が貧弱なのが問題だ。
鉄の剣ならマシで、銅の剣の者もいる。流石に杖はそうは行かないが、防具が絶望的だ。リースティアとアーリアは元々お金をそれなりに持っている家の出の為、防具は中々だ。だからアーリアの胸当ては修理する事にしていた。
気が付いたら店の外にいた。
カレン達はジークを宿に引っ張って行った。ジークがひたすら皆さんの装備が酷過ぎると言っていたのでどうするか?となった。
ジークが収納に何かがあると言うが、外ではさすがに確認できないので宿に戻り確認する事にした。
部屋に戻るとジークは皆から大丈夫かとしきりに聞かれていた。
段々と落ち着いてきていたが、まだ少し混乱しているが、大丈夫そうだと告げた。
どうやら大輝の事は何となく記憶はあるが、僕は僕だと告げた。
大輝がされた事を概ね話していた。カレンが伝えてきたのは魔王討伐後魔王城を調査したがあるべきものがほとんどなかったと言う。
勇者大輝の死体にも、彼が使っていた武器や防具等がなくなっており、更に魔王城にある筈のおたからや武器防具の類も全て発見されなかったと言う。
ジークはストレージにもう一つエリアが有り、そこには大輝の残した物が大量に有ると告げた。
「多分行方不明になっている宝物や武器防具は僕のストレージに入っているよ。例えばこれが大輝の使っていた愛刀かな。流石に国も宝剣を貸し与えたようだね」
そこには今ジークが使っているミスリルのブロードソードより少し長い剣が有った。更に軽く、魔法付与もされている。握りが長いので両手で握られるのだ。そう、バスターソードだ。
その名は宝剣ブァリスヘッジジ。ひと目で業物だとわかるし、ジークはそれを握るとこれだ!と呟いた。
その瞬間、全てを思い出した。ただ、大輝の14歳迄の事で、召喚されてからの事は断片的に映像記録を見たかのように、他の誰かの事位の認識になっている。召喚されてからの記憶の殆どを、少なく共経験した記憶は、魔王が持っていった。ジークの全てを奪おうとしたが、カレンのお陰で、大輝の一番覚えていたくない部分のみを奪うに留まった。
だが、それは良くも悪くも大輝の得た力の使い方を忘れた事を意味する。舐め犬をさせられた認識は有るが、そう言う事もあったという記録から知識を得たレベルで、魂に刻まれた女性へのトラウマも消えていたのであった。
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