異世界で穴掘ってます!

KeyBow

文字の大きさ
143 / 166
第3章

40階層のボス戦

 今朝も皆で世界樹に行ってきますを言い、ボス戦に出掛けた。

 そう言えばあの世界樹に名前を付けたものかとふと思う。

 聡太「なあリリア、あの世界樹に名前って必要かな?」  

 リリア「どちらでも良いですけど、昔里に有った世界樹には名前が有ったそうよ」

 聡太「どうしようかな。ユリシーズってのはどうかな?」

 リリア「あの、名前の由来は?」

 聡太「向こうの神話にある名前かな?あまり詳しくないけど、名前だけは聞いた事があるんだよ。あと、夢に精が出てきて、警告と柄を貰ったんだよな。そういうことは良くあるのかな?」

 リリア「聞いた事が無いけど、名前は話してみたら良いと思うわよ。また精が出て来て良いか嫌か伝えてくると思うの。里の世界樹は以前の変異で焼かれたと聞くので、株分けを訪ねて頂けるとありがたいかな?ねえ、頼んでも良い?」

 頼んでみる話をしていたら、ダンジョンに着いた。

 聡太「先のボス戦と戦術はほぼ同じだけど、少し変えるよ。俺達の前に障壁を展開するよ」

 皆首を傾げるが、良く分かっていないまま、どういう事か感ずかれるとやっかいなので、いそいそとボス戦に挑む。

 扉を開けて中に入り、入り口付近に皆は待機だ。

 部屋の中央付近にボスの顕現が始まり、皆の前にホールで開けた板状の穴の残土で壁を作り、俺だけ壁の内側にいて、そこからは前回と同じ穴を展開した。顕現と同時に赤いドラゴンの頭上に保持した土の落下を開始する。

 ドラゴンはほんの一瞬の間でブレスを吐き出した。次に俺の下に深さ2mの穴を開け、おれ自身が落下し、なんとか着地した。横倒しにした土で蓋をし、ブレスをやり過ごした。ブレスが土の壁に当たったとほぼ同時に熱気が伝わり、ドスンという音と凄まじい振動に襲われて、決着した。
 俺は皆の方に斜めに穴をあけ、穴から脱出して合流し、壁に穴を開けてボスのいたと思う場所に穴を開けてドロップがある筈の土を出した直後に眩暈がし、やはり意識を失った。

 俺は誰かの膝枕で目覚めた。

 意識がはっきりすると美菜が膝枕をしていて、三時間位気絶していたと言う。

 皆で土を壊し終わっていて、ドロップは回収済みだった。魔石とトレジャーボックスだ。

 トレジャーボックスはまだ開けておらず、俺が目覚めるのを待っていたようだ。

 辺りは凄惨な状況だ。部屋がボロボロで床は単なる荒れ地だ。

 トレジャーボックスの中にはパーティーメンバー全員のデザイナーズシューズだ。防御力は勿論、特殊効果付きだ。1日三回限定で、3秒間思い描いた仮想の足場を伝って跳べる事だ。逃げるにしろ戦うにしろかなり有利になる。不思議と誰のかは迷わなかった。

 他に種があった。世界樹とは違うが、なんとなく果樹のような気がした。
 これも良い物と判断出来た。

 そして引き上げ、屋敷に帰り世界樹と話をした。 

 話をと言っても一方的に話しかけている。
 幹が30cm位になり、樹高は4m位だ。
 俺は幹に抱きついて警告の謝辞と名前を伝えた。

 すると一枚の葉が落ちてきて、俺の頭に乗ったのであった。全体が少し揺れたので、嬉しがっていると思うのと、種子を見せてから魔力を与え、その後屋敷に入ったのであった。
感想 10

あなたにおすすめの小説

彼に勇者は似合わない!

プリン伯爵
ファンタジー
連日の残業で終電帰りのサラリーマン、神無月無名21歳。 ある夜、突然足元の光に包まれ異世界へと召喚されてしまう。 そこは豪華絢爛な王宮。 第一王女ラクティスは、彼を含む男女5人を「勇者」として召喚したと告げる。 元の世界では時間がほぼ止まっているという説明を受け、半ば強制的に魔国との戦いに協力することになった無名たち。 発現した無名の紋章は歴代でも最高クラスを示し万能の勇者と称され、周囲を驚愕させる。 元の世界への帰還を条件に口頭で協力を約束する勇者たちだが、無名だけは王家に対し警戒心を抱き、王に元の世界への帰還とこの世界で得た力を持ち帰ることを書面で約束させる。 協調性がないと周囲から思われながらも、己の最適解を優先する無名は、果たして他の勇者たちと協力し、魔国を打ち倒して元の世界へ帰ることができるのか。 それぞれの思惑が交錯する中、勇者たちの戦いが幕を開ける。 これは社会不適合者が歩む成長の物語。

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話

紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界―― 田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。 暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。 仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン> 「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。 最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。 しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。 ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと―― ――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。 しかもその姿は、 血まみれ。 右手には討伐したモンスターの首。 左手にはモンスターのドロップアイテム。 そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。 「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」 ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。 タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。 ――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

最強の職業は付与魔術師かもしれない

カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。 召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。 しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる―― ※今月は毎日10時に投稿します。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!

夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。 ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。 そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。 視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。 二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。 *カクヨムでも先行更新しております。