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第1章
第64話 帰還へ
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今の僕は何かふわふわした感じで意識がはっきりしなくてよく分からない状況にいたんだけど、お姉ちゃんと一緒だから心配はないんだよ!久し振りにお姉ちゃんと一緒!あれ?お姉ちゃんのおっはって【注1】あんなに大きかったかな?
【子供の頃おっぱいというと恥ずかしいのでおっっと言っていた】
アイハは必死に声を掛けながらトニーを歩かせていた。完全にトニーのお姉さんに思われていた。
速歩きだと40分で着いた道をノロノロと歩いていた。助けなきゃ!そのような想いから必死に歩いていた。
アイハは焦る。一人で向かったレイラが心配だ。
トニーが少し休みたいと言うので小休止をした。その間に大嫌いなマナポーションを飲んだ。魔力を少しでも回復したいからだ。今は自分がトニーを守るしかない!先程の戦闘で魔力の大半を使ったからで、もし今ジェネラル種がでたらアウトだと理解していたからだ。
「そろそろ出発しましょ!」
「はい!姉貴は疲れていないの?」
「大丈夫よ」
「でも僕まだ脚が痛いよ」
「じゃあ痛くなくなるおまじないをしましょうね・・・我が求むは癒やしの力。この者の痛みを取り癒やしを与え給え!ヒール」
「姉ちゃんスゲーよ!疲れが吹っ飛んだよ!姉ちゃん大好き!」
トニーがアイハに抱き着き頬にキスをしていた。アイハは惚れたトニーから抱き着かれ、本来は嬉しいのだが、幼き日の姉とされていて涙が出る。自分を導いてくれて、放って置く事が出来ないくらいに抜けていて常識がないが、いざという時に頼りになるトニーの姿はそこにない。
涙を拭う。手を引っ張り遅々とした足取りだが、それでも一歩また一歩と歩みを進める。
時折魔物が出るがまだ顕現したままのシルフィードが駆逐していく。
そして進み始めて2時間半。30分前に限界が来てシルフィードが帰っていってから孤軍奮闘していたが、前方から騎馬と馬車の一団が現れたのだ。
「トニーさん!どうなされたのですか?」
「ト、トーマスさん!トニーが!トニーが!」
アイハはまたダンジョンが現れ、その影響で町が襲われ、トニーのお陰で町が持ち堪えた事、その足でダンジョンを潰したが、代償が大きかった事を話した。
「分かりました。彼らを先に行かせましょう」
「お願いします!」
「町が魔物に襲われているとの事だ。こっちは大丈夫だから君らは直ちに町に行ってくれ!頼んだぞ!」
トーマスは思い切って全ての護衛を救援に向かわせた。
「トニーさん!?僕が誰だか分かりますか?」
「お兄さん、はじめまして~~ぼくはゆずるでーす!お姉ちゃんのお友達なの?」
「こ、これは・・・なるほど。取り敢えず町に急ぎましょう!」
そうやってトニーとアイハをピックアップしたトーマスは、一路町を目指した。
レイラは焦っていた。トニーの様子がおかしな事になっていたからだ。
レイラが町に着くとまだ戦っていた。
しかし上からの殲滅戦になっていたが、まだまだ多くのオーク、それも上位種が残っていた。だがレイラが加わってからは、あっという間に倒しきっていった。少なくとも見える範囲では。
それでも1時間位掛かっており、門のところからはオークが見えなくなったので、レイラは町に入った。ギルマスに話して馬車を確保したが、中々アースウォールが崩れずに焦っていた。そんな中トーマスの護衛の兵士達が現れたのであった。
【子供の頃おっぱいというと恥ずかしいのでおっっと言っていた】
アイハは必死に声を掛けながらトニーを歩かせていた。完全にトニーのお姉さんに思われていた。
速歩きだと40分で着いた道をノロノロと歩いていた。助けなきゃ!そのような想いから必死に歩いていた。
アイハは焦る。一人で向かったレイラが心配だ。
トニーが少し休みたいと言うので小休止をした。その間に大嫌いなマナポーションを飲んだ。魔力を少しでも回復したいからだ。今は自分がトニーを守るしかない!先程の戦闘で魔力の大半を使ったからで、もし今ジェネラル種がでたらアウトだと理解していたからだ。
「そろそろ出発しましょ!」
「はい!姉貴は疲れていないの?」
「大丈夫よ」
「でも僕まだ脚が痛いよ」
「じゃあ痛くなくなるおまじないをしましょうね・・・我が求むは癒やしの力。この者の痛みを取り癒やしを与え給え!ヒール」
「姉ちゃんスゲーよ!疲れが吹っ飛んだよ!姉ちゃん大好き!」
トニーがアイハに抱き着き頬にキスをしていた。アイハは惚れたトニーから抱き着かれ、本来は嬉しいのだが、幼き日の姉とされていて涙が出る。自分を導いてくれて、放って置く事が出来ないくらいに抜けていて常識がないが、いざという時に頼りになるトニーの姿はそこにない。
涙を拭う。手を引っ張り遅々とした足取りだが、それでも一歩また一歩と歩みを進める。
時折魔物が出るがまだ顕現したままのシルフィードが駆逐していく。
そして進み始めて2時間半。30分前に限界が来てシルフィードが帰っていってから孤軍奮闘していたが、前方から騎馬と馬車の一団が現れたのだ。
「トニーさん!どうなされたのですか?」
「ト、トーマスさん!トニーが!トニーが!」
アイハはまたダンジョンが現れ、その影響で町が襲われ、トニーのお陰で町が持ち堪えた事、その足でダンジョンを潰したが、代償が大きかった事を話した。
「分かりました。彼らを先に行かせましょう」
「お願いします!」
「町が魔物に襲われているとの事だ。こっちは大丈夫だから君らは直ちに町に行ってくれ!頼んだぞ!」
トーマスは思い切って全ての護衛を救援に向かわせた。
「トニーさん!?僕が誰だか分かりますか?」
「お兄さん、はじめまして~~ぼくはゆずるでーす!お姉ちゃんのお友達なの?」
「こ、これは・・・なるほど。取り敢えず町に急ぎましょう!」
そうやってトニーとアイハをピックアップしたトーマスは、一路町を目指した。
レイラは焦っていた。トニーの様子がおかしな事になっていたからだ。
レイラが町に着くとまだ戦っていた。
しかし上からの殲滅戦になっていたが、まだまだ多くのオーク、それも上位種が残っていた。だがレイラが加わってからは、あっという間に倒しきっていった。少なくとも見える範囲では。
それでも1時間位掛かっており、門のところからはオークが見えなくなったので、レイラは町に入った。ギルマスに話して馬車を確保したが、中々アースウォールが崩れずに焦っていた。そんな中トーマスの護衛の兵士達が現れたのであった。
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