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第2章
第164話 明日香さんの覚悟
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ランク10のラビリンスを撃破し、その魔石をどうするか思案しかねていたら、全国のというか、ギルドマスターがこっちに来ると明日香さんから連絡が来た。
あのエイプの正体が分からなかった。
分かる者達を怒りに任せ全て送り返してやったからだ。
一部のエルフは残したけど、エイプの正体を知らない者達のみだった。
やっちまった感が強いけど、その場の勢いって大事だよね?うん、大事だ!
因みに上位探索者になると性欲が強くなるのは、一説によると子孫を残さねばとの脅迫概念が強くなり、理性のタガが追いやられるそうだ。
なので、特に専任者には担当のギルド職員が自ら、又は異性を斡旋するのだそうだ。
愛姉はそれを強要されていたそうだ。
ただ、そんな上位探索者も、僕の通う高校だと3年生になると、滾りを押さえられなくなる者が現れる。
解決するのは3つ。
1)ラビリンスに籠もる。
2)異性とエッチをする。
3)ラビリンスに入るのを止める。
ただ、僕もそうだけど、バトルジャンキーになっていて、戦いを求めて止まなくなってしまうんだ。
僕は悪手となる1)を選んでいたんだ。
悪化の一途を辿るんだ。
でも、ラビリンスに入っている間は良い!何もかも忘れ、戦いに没頭しているとエロい事は考えずに済む。
しかし、滾りを蓄積するだけで、僕は体のというか、心の変化に戸惑っていたんだ。
夢に見たのもあり、明日香さんの事が頭から離れない。
駄目だと思うも彼女とエッチする事を妄想してしまう。
また、朝食中に明日香さんからギルドマスターが来るから打ち合わせをと言われたのもあり、学校の4階に向かったんだ。
今日は学校は臨時休校。
執務室に入ると抑えが効かなくなり、明日香さんをソファーに押し倒してしまい・・・服を引き裂いていた。
明日香さんからは元々アプローチを掛けられていて、今もわざと胸元を開け、僕を誘惑していたんだ。
彼女は僕に好意ではなく、全てを捧げてくれている。
僕は駄目だと理性で抑えていたけど、エルフの世界に行った為にどうにもならないレベルで、滾りが爆発する寸前だった。
明日香さんは僕が手を出して来ない事に焦りを感じていたんだ。
自分に魅力を感じてくれていない?ではなく、僕の暴発が時間の問題だと。
だから誘ったんだ。
自分にぶつけるようにと。
だから僕に覆いかぶされて泣いたんだ。
嬉しくて・・・
「今までよく我慢してきましたね!愛しています!私に全てを曝け出して!」
キスをされ、そこから本当に意識が半ば飛び、明日香さんを抱いた。
終わった後、虚脱感が残った。
明日香さんは僕が友里愛達に申し訳ないと、だから抱こうとしないと分かっていて、3人とは話が済んでいるそうだ。
3人も僕の事を本当に好いてくれていて、本当は誰か1人を選ばないとなのに、命を預けた仲からもう離れられなくなっていたんだ。
明日香さんは文字通り命の恩人の僕に心酔していた。
そして1つになり想いが届いた事から、乱暴にしてしまったはずなのに、恍惚に浸っていた。
幸いなのはその罪悪感は、私がされたい事をしてくれてありがとうと、手荒にされる願望が常にあり、理想のそれだった事だった。
つまり、ラビリンスに入った直後の僕を受け入れる役目を担うそうで、3人はこの扱いに耐えられないかもと言っていて、そこで自分の願望と、僕がそういった女性を必要とし、場合によってはそういう事もOKな妊活者を充てがう事になると、説得して了承を得たそうだ。
僕は壊れていっていた・・・
ラビリンスが一段落して、今回のスタンピードも収束になり、高ランクのラビリンスも消し方が分かった。
そして今回のスタンピードを引き起こしたエルフ達を滅ぼした?
はずだ。
今賢者モードで、新しい服を着ている明日香さんを眺めながら、2つのとんでもに心を痛めていた。
明日香さんは初めてだったのに手荒な扱いをした事、まあこれは本人が求めたシチュエーションだったから良しとしよう・・・
しかし、エルフ達を滅ぼしたのはやり過ぎたのでは?と。
あの世界にはまだ囚われた地球の人がいたのでは?
エルフも全て悪人だったのか?
中には罪のない女子供もいたろう?
頭を抱え、僕はボロボロと涙を流していた。
ブツブツと呟いていて、それを聞いた明日香さんは僕を後ろから優しく抱きしめてくれた。
「貴方に2つのありがとうを言うね。私を希望した形で貴方の女にしてくれて嬉しいの。ありがとう。もう1つは地球の人々を、これから生まれてくる新たな命を救ってくれてありがとう!貴方は地球を救ったの」
僕は明日香さんの言葉に救われ、気がついたら彼女のお腹に顔を埋め泣いていた。
優しく撫でられ、ずっと思い悩んでいたエルフの世界を滅ぼした事に対する罪悪感は消して貰った。
友里愛達には出来なかった。
ある意味彼女達も片棒を担いでいて、その場とは行かないまでも、ほぼその場にいたから声を掛けられなかったんだ。
この後、逆に僕が3人の心のケアをする事になった。
また、ラビリンスも徐々に潰して行く事が決まった。
僕は肩の荷が降りたなと、ラビリンスを潰しに行く要請が出ない限りラビリンスへ入る事もめっきり減る事になり、暫くは平穏な日々を過ごす事になった。
第二部 完
あのエイプの正体が分からなかった。
分かる者達を怒りに任せ全て送り返してやったからだ。
一部のエルフは残したけど、エイプの正体を知らない者達のみだった。
やっちまった感が強いけど、その場の勢いって大事だよね?うん、大事だ!
因みに上位探索者になると性欲が強くなるのは、一説によると子孫を残さねばとの脅迫概念が強くなり、理性のタガが追いやられるそうだ。
なので、特に専任者には担当のギルド職員が自ら、又は異性を斡旋するのだそうだ。
愛姉はそれを強要されていたそうだ。
ただ、そんな上位探索者も、僕の通う高校だと3年生になると、滾りを押さえられなくなる者が現れる。
解決するのは3つ。
1)ラビリンスに籠もる。
2)異性とエッチをする。
3)ラビリンスに入るのを止める。
ただ、僕もそうだけど、バトルジャンキーになっていて、戦いを求めて止まなくなってしまうんだ。
僕は悪手となる1)を選んでいたんだ。
悪化の一途を辿るんだ。
でも、ラビリンスに入っている間は良い!何もかも忘れ、戦いに没頭しているとエロい事は考えずに済む。
しかし、滾りを蓄積するだけで、僕は体のというか、心の変化に戸惑っていたんだ。
夢に見たのもあり、明日香さんの事が頭から離れない。
駄目だと思うも彼女とエッチする事を妄想してしまう。
また、朝食中に明日香さんからギルドマスターが来るから打ち合わせをと言われたのもあり、学校の4階に向かったんだ。
今日は学校は臨時休校。
執務室に入ると抑えが効かなくなり、明日香さんをソファーに押し倒してしまい・・・服を引き裂いていた。
明日香さんからは元々アプローチを掛けられていて、今もわざと胸元を開け、僕を誘惑していたんだ。
彼女は僕に好意ではなく、全てを捧げてくれている。
僕は駄目だと理性で抑えていたけど、エルフの世界に行った為にどうにもならないレベルで、滾りが爆発する寸前だった。
明日香さんは僕が手を出して来ない事に焦りを感じていたんだ。
自分に魅力を感じてくれていない?ではなく、僕の暴発が時間の問題だと。
だから誘ったんだ。
自分にぶつけるようにと。
だから僕に覆いかぶされて泣いたんだ。
嬉しくて・・・
「今までよく我慢してきましたね!愛しています!私に全てを曝け出して!」
キスをされ、そこから本当に意識が半ば飛び、明日香さんを抱いた。
終わった後、虚脱感が残った。
明日香さんは僕が友里愛達に申し訳ないと、だから抱こうとしないと分かっていて、3人とは話が済んでいるそうだ。
3人も僕の事を本当に好いてくれていて、本当は誰か1人を選ばないとなのに、命を預けた仲からもう離れられなくなっていたんだ。
明日香さんは文字通り命の恩人の僕に心酔していた。
そして1つになり想いが届いた事から、乱暴にしてしまったはずなのに、恍惚に浸っていた。
幸いなのはその罪悪感は、私がされたい事をしてくれてありがとうと、手荒にされる願望が常にあり、理想のそれだった事だった。
つまり、ラビリンスに入った直後の僕を受け入れる役目を担うそうで、3人はこの扱いに耐えられないかもと言っていて、そこで自分の願望と、僕がそういった女性を必要とし、場合によってはそういう事もOKな妊活者を充てがう事になると、説得して了承を得たそうだ。
僕は壊れていっていた・・・
ラビリンスが一段落して、今回のスタンピードも収束になり、高ランクのラビリンスも消し方が分かった。
そして今回のスタンピードを引き起こしたエルフ達を滅ぼした?
はずだ。
今賢者モードで、新しい服を着ている明日香さんを眺めながら、2つのとんでもに心を痛めていた。
明日香さんは初めてだったのに手荒な扱いをした事、まあこれは本人が求めたシチュエーションだったから良しとしよう・・・
しかし、エルフ達を滅ぼしたのはやり過ぎたのでは?と。
あの世界にはまだ囚われた地球の人がいたのでは?
エルフも全て悪人だったのか?
中には罪のない女子供もいたろう?
頭を抱え、僕はボロボロと涙を流していた。
ブツブツと呟いていて、それを聞いた明日香さんは僕を後ろから優しく抱きしめてくれた。
「貴方に2つのありがとうを言うね。私を希望した形で貴方の女にしてくれて嬉しいの。ありがとう。もう1つは地球の人々を、これから生まれてくる新たな命を救ってくれてありがとう!貴方は地球を救ったの」
僕は明日香さんの言葉に救われ、気がついたら彼女のお腹に顔を埋め泣いていた。
優しく撫でられ、ずっと思い悩んでいたエルフの世界を滅ぼした事に対する罪悪感は消して貰った。
友里愛達には出来なかった。
ある意味彼女達も片棒を担いでいて、その場とは行かないまでも、ほぼその場にいたから声を掛けられなかったんだ。
この後、逆に僕が3人の心のケアをする事になった。
また、ラビリンスも徐々に潰して行く事が決まった。
僕は肩の荷が降りたなと、ラビリンスを潰しに行く要請が出ない限りラビリンスへ入る事もめっきり減る事になり、暫くは平穏な日々を過ごす事になった。
第二部 完
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