モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜

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第3章

第188話 墜落

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 僕は何気にヘリコプターの移動にワクワクしていたけど、ヘリの中には初めて見る黒服さんがいた。
 今回は明日香、響子、初めて見る黒服さんだった。

 ただ、自衛隊や他の探索者がいるので羽目を外す事はできなかった。
 僕の隣では友里愛が震えていた。
 どうも高いところは駄目らしい。

 これだと減りでのクルーズは無理っぽい。

「友里愛、大丈夫だよ。いざとなったらカーヴァントを召喚すればこんな高さどうってこと無いよ!それにバトルスーツには小さいグライダーが備わっているから、滑空する手もあるよ!まあ、いざとなったらお姫様抱っこで助けてあげるから!」
 
「ちょっとやめてよね!それ、絶対フラグだから!」

 僕はその、ヘッドフォンのマイクを友里愛だけのじゃなく、ヘリの全員への通話モードになっているのに気が付かなかった。

「ははは!国内最強パーティーの1人はヘリが駄目なんだな!少し安心したぞ!」

 僕達はぎょっとなった。

「あれっ?ひょっとしたら皆さんに筒抜け?」

「何だ?知ってて見せびらかせていたんじゃなかったのか?」

 次の瞬間、皆が大笑いして僕達は縮こまってしまった。

 そこからは誰と話す時には、ちゃんと切り替わっているのを確認していたよ。

 そんな中、急にパイロットから悲鳴が上がる。
 丁度、富士の樹海に差し掛かった辺りだった。

「全員ショックに備えろ!本機は攻撃を受けている!回避間に合わない!メーデー!メーデー!」

 窓から外を見ると、ヘリが急制動で回避行動を取っており、ベルトで固定をしていなかったら今頃機内を転げていただろう。

 ふと下が見えたけど、何かの塊が下から飛んでくるのが見えた。

 そんな中、塊の一つがヘリの窓を突き破り、僕の目の前に転げてきた。
 何か得体の知れぬ物が蠢いており、咄嗟に掴むと割れたガラスに投げ外に捨てた。
 ヘリな中はすごい風に見舞われ、目を開けるのが困難になった。

 そして次はヘリのローターがなにかに当たったかして、激しく回転し始めた。

 制御を失ったようだ。
 ドンドン高度が落ちている。

「メーデー!メーデー!やられた!各自脱出せよ!本機はまもなく墜落する!生き残ることを祈る!本職は最後まで足掻く!全員脱出せよ!」

 けたたましいアラームと景色が変わる。
 パラシュートを装着する時間はない。
 どう見ても全員を助けるのは無理だ。
 
 自衛隊の人が慌ててパラシュートを装着しているが、投げ出されて頭を打って気絶したか死んだようだ。

 友里愛達は問題ない。
 自分のことだけを考えたら大丈夫だろう。

 僕はエレーナを召喚した。

「エレーナ、空から落ちている。明日香と響子をなんとしても守れ!」

「2人ならなんとかしますが、マスターは?」

「これがあるから大丈夫だ」

 僕はバトルスーツをぽんと叩いてみせた。
 そうしていると、更に攻撃を食らったようで、機体が半分に分断され、見知らぬ黒服さんが投げ出された。

 僕は咄嗟に黒服さんめがけてジャンプし、悲鳴を上げる黒服さんをキャッチし、着地に備えスーツの機能をフル稼働して速度を落とす。

 樹木が迫っており、この女性を守らなければ!との思いから包まうように抱き寄せ、樹木に突っ込んでいった・・・
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