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第2章
第98話 スキル制御
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俺はふと防壁の上に降り立った。
スキルポイントについてあれっ?と違和感に気が付き、今すぐに確かめたかったからだ。
ポイントはレベルが上がると1増えると思ったけど、おかしかった。俺のレベルは21なのだ。
つまりレベルが20上がったので、20ポイントしかないはずなんだ。だが実際は21ポイントあったんだ。
20ポイント使用する【スキル無効】を取ったのに、まだ1ポイント残っていたのだ。
俺は取り敢えず【スキル制御】を取ったのだが、これには人数制限がなかった。
これを取ればスキル使用時に感情が昂る事もなく、正常な精神状態を保つ事が出来る。
多分元々1ポイント持っていて、それで即時に取らなければならないといけないやつだと思う。
俺が1人でふむふむとしていたが、流石に不安になったのかみっちゃんが聞いてきた。
「あのうレオン様?大丈夫?」
俺は慌ててみっちゃんを降ろした。
「悪い悪い。スキルについて思い至ったから取得してみたんだ。スキル制御だ。みっちゃんのあの異常行動はこれを取っていないからだと思う。元々1ポイントを持っていて、それで取らないといけないやつだ。その後レベルが上がるなどするとポイントを得られ、新たなスキルを得られるはずだ。取り敢えず確認してスキル制御を取って欲しい」
そこからポイントを使って得るスキルについて説明をし、みっちゃんが確認するとやはり1ポイント持っていた。
やり方を説明するとみっちゃんは・・・迷わず取得した。
このスキルは目的のスキル使用時に魔力を消費し、それによりスキルを制御して感情の暴走を防ぐ。
取得するポイントが高くなると消費する魔力量が減り、スキル発動可能な時間が長くなる。
多分俺の隷属契約などはかなり精神をやられる。
確かに奴隷化した時に殺してやろうか!と殺意が湧き上がり、他にやる事があったから実行はしなかったが、皆に激痛を送った。
何故かあれをしても良いと思ったのだが、スキルが制御できていなかったから平気で苦痛を与える事ができたのだろうと。
さっきもみっちゃんの体の感触を愉しんでいた。その、わざと胸をお触りとかも・・・そうか、これもスキルの影響なんだな。
うん。それなら仕方がないよね?しかし・・・小さかったな。ぼそ。
「よし、少しだけドッペルゲンガーを出してみて」
「はい!」
みっちゃんがドッペルゲンガーを発動したので、みっちゃんが2人になった。
するとみっちゃんはあっと唸った。
「心が昂ぶったりはしていない?」
「ちょっと待って下さい」
みっちゃんはドッペルゲンガーを消した。
「今度は大丈夫です。でもどんどん魔力を持っていかれるので、30分出せるかですよ」
「なるほどね。明日皆に取ってもらおう。しかし不味いな。スキルを使うと強力なスキル程、人格が変わったかのような過激な行動をし兼ねないからな。急いで皆を探さないとだな」
「私のように?」
「ああ。意図せずに罪を犯す前にね。みっちゃんは幸い未遂で終わったけど、そうじゃなかったら恐ろしいよ。俺もスキル制御を取ったからね」
「本当にご迷惑おかけしました」
「気にするなって。そのお陰で手遅れになる前にその事に気が付けたんだ。むしろ感謝するよ。そろそろ戻ろうか!」
「あっ、はい。その、恥ずかしいんだから、こっそり胸を触らないでよね!」
「ははは。すまん。俺の方は少しエッチさんになるようだ。今度は制御があるから」
みっちゃんがお姫様抱っこされながらジト目をする。
この子もなかなか可愛いのでドキリとしたが、その事は黙っておこう。但し、胸はちっぱいだ。
そうして飛び始めたのだが、少しすると女性の悲鳴が聞こえたのであった。
スキルポイントについてあれっ?と違和感に気が付き、今すぐに確かめたかったからだ。
ポイントはレベルが上がると1増えると思ったけど、おかしかった。俺のレベルは21なのだ。
つまりレベルが20上がったので、20ポイントしかないはずなんだ。だが実際は21ポイントあったんだ。
20ポイント使用する【スキル無効】を取ったのに、まだ1ポイント残っていたのだ。
俺は取り敢えず【スキル制御】を取ったのだが、これには人数制限がなかった。
これを取ればスキル使用時に感情が昂る事もなく、正常な精神状態を保つ事が出来る。
多分元々1ポイント持っていて、それで即時に取らなければならないといけないやつだと思う。
俺が1人でふむふむとしていたが、流石に不安になったのかみっちゃんが聞いてきた。
「あのうレオン様?大丈夫?」
俺は慌ててみっちゃんを降ろした。
「悪い悪い。スキルについて思い至ったから取得してみたんだ。スキル制御だ。みっちゃんのあの異常行動はこれを取っていないからだと思う。元々1ポイントを持っていて、それで取らないといけないやつだ。その後レベルが上がるなどするとポイントを得られ、新たなスキルを得られるはずだ。取り敢えず確認してスキル制御を取って欲しい」
そこからポイントを使って得るスキルについて説明をし、みっちゃんが確認するとやはり1ポイント持っていた。
やり方を説明するとみっちゃんは・・・迷わず取得した。
このスキルは目的のスキル使用時に魔力を消費し、それによりスキルを制御して感情の暴走を防ぐ。
取得するポイントが高くなると消費する魔力量が減り、スキル発動可能な時間が長くなる。
多分俺の隷属契約などはかなり精神をやられる。
確かに奴隷化した時に殺してやろうか!と殺意が湧き上がり、他にやる事があったから実行はしなかったが、皆に激痛を送った。
何故かあれをしても良いと思ったのだが、スキルが制御できていなかったから平気で苦痛を与える事ができたのだろうと。
さっきもみっちゃんの体の感触を愉しんでいた。その、わざと胸をお触りとかも・・・そうか、これもスキルの影響なんだな。
うん。それなら仕方がないよね?しかし・・・小さかったな。ぼそ。
「よし、少しだけドッペルゲンガーを出してみて」
「はい!」
みっちゃんがドッペルゲンガーを発動したので、みっちゃんが2人になった。
するとみっちゃんはあっと唸った。
「心が昂ぶったりはしていない?」
「ちょっと待って下さい」
みっちゃんはドッペルゲンガーを消した。
「今度は大丈夫です。でもどんどん魔力を持っていかれるので、30分出せるかですよ」
「なるほどね。明日皆に取ってもらおう。しかし不味いな。スキルを使うと強力なスキル程、人格が変わったかのような過激な行動をし兼ねないからな。急いで皆を探さないとだな」
「私のように?」
「ああ。意図せずに罪を犯す前にね。みっちゃんは幸い未遂で終わったけど、そうじゃなかったら恐ろしいよ。俺もスキル制御を取ったからね」
「本当にご迷惑おかけしました」
「気にするなって。そのお陰で手遅れになる前にその事に気が付けたんだ。むしろ感謝するよ。そろそろ戻ろうか!」
「あっ、はい。その、恥ずかしいんだから、こっそり胸を触らないでよね!」
「ははは。すまん。俺の方は少しエッチさんになるようだ。今度は制御があるから」
みっちゃんがお姫様抱っこされながらジト目をする。
この子もなかなか可愛いのでドキリとしたが、その事は黙っておこう。但し、胸はちっぱいだ。
そうして飛び始めたのだが、少しすると女性の悲鳴が聞こえたのであった。
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