9 / 135
第1章
当夜とルナの秘密
しおりを挟む
夕食の後、当夜とルナの部屋に全員が集まった。食事の場では出来ない類の話をする為だ。当夜は自分が異世界からやって来た事を改めて伝えたのだが、驚かれてしまった。皆が驚いた事に当夜は困惑したのだ。
何故ならば、先程キューブをアモネスに渡しており、当夜のキューブが金色なのを見られていたからだ。その為、当夜が異世界人である事を既に知っているものとして、今更と思いつつ話したのだったが、彼女達はキューブの色の意味を知らなかったのだ。
但し、当夜の体の事は黙っていた。この事を今は言えないと判断したのは、己の致命的な弱点と、性的に不能なのを知られたくなかったからだ。当夜は臆病になっていた。彼女達に嫌われたくなかったのだ。不能な男に用は無く、知られると離れていってしまうだろうと、そうなるのが怖かったのだ。
ただし、ルナの事は話しをした。処刑寸前だったルナを当夜が偶然召喚した事、ルナは精霊だが、召喚によりドールのギフトで作られた人間の体に受肉している。目下人間の魂に融合しつつあるのと、1日に1時間位魔力チャージを、それも接吻でするしかないので、泊まりの時はその光景を見る事になるはずだからとルナ自身が説明していた。
ルナ「これは私が生きる為の処置なので理解して欲しいのです。貴女達が当夜様に求愛なされる場合はそれを理解しての事になりますので、宜しくお願い致します。私に遠慮する事なく求愛をして下さいね」
そう言うのだから3人は真っ赤だった。何故かレグナスもだ。当夜はお尻の穴をキュットして身構えたくなった!衆道の気はないぞと。
アモネスとシャクラの当夜に対する扱いが汚物を扱うかのような扱いからようやく普通の扱いになり、レグナスだけは慕ってくれていた。尤も男に好かれてもそちらの趣味は無いので、兄貴と慕ってくれていると信じたいと思うのであった。違うのだが・・・・・そう違ったのだ。後に知るのだがレグナスのそれは当夜に対する恋愛感情だったのだ。
異世界からの訪問者は滅多にいないが時折いると聞くレベルなので、普通は異世界人と自称しても頭の残念な者とされるが、キューブの色とルナがそう言うので彼女達は信じたのだ。
パーティーの身の上は5人全員同じ村の出身者で、冒険者としてやっていける人数が揃ったから村を出た事にした。
それと当夜の説明をした。何故この世界に来たのか一切不明で、気がついたら空から落下していて、恐らくギフトだと思うが、偶然条件を満たした為か、ルナを召喚し九死に一生を得た。しかし、着地した場所は盗賊が商体を襲っている真っ只中だった為に、訳の分からぬまま戦ったと。
次にそれぞれ得意な戦闘スタイルや魔法等の話しをしていった。シャクラが水魔法と風魔法、アモネスが火魔法と闇魔法、レグナスが土魔法と剣術、ルナが剣術のみで、本来は風魔法が使える事、当夜が火と光魔法、剣術となり、前衛三人、後衛二人とまずまずと考え明日は初心者ダンジョンへ行き、皆の実戦を確認する事になった。
初心者ダンジョンに関しては、同じダンジョンでは一回のみアタックをする事が可能で、普通は1日でクリア出来る為登録したての冒険者の殆どが腕試しに行くと言う。
当夜は聞き漏らしていたが、ちゃんと聞いていたシャクラが講習の翌日にしか入れないと言い、了解して明日に備える事とした。
風呂付きの部屋は満室の為アモネス達の分を借りられなかった。その為、当夜達の部屋で風呂に入ってから寝る事になった。
ルナ、シャクラ、アモネスは一緒に入って、当夜がレグナスに一緒に入るかと誘うと一人で入ると言うので頷いたのだった。
貨幣の種類を教えて貰った
10鉄貨=1銅貨
100銅貨=1銀貨
10銀貨=1金貨
100金貨=1大金貨
100大金貨=1白金貨
こんな感じだ。単位はゴールド=G
1銅貨が10G
風呂の無い安宿は銀貨3枚で、昼食なんかは銅貨50から1銀貨が多い
鉄貨幣1枚がが1Gになる
そして明日に備えて眠りに着いたのだった。
何故ならば、先程キューブをアモネスに渡しており、当夜のキューブが金色なのを見られていたからだ。その為、当夜が異世界人である事を既に知っているものとして、今更と思いつつ話したのだったが、彼女達はキューブの色の意味を知らなかったのだ。
但し、当夜の体の事は黙っていた。この事を今は言えないと判断したのは、己の致命的な弱点と、性的に不能なのを知られたくなかったからだ。当夜は臆病になっていた。彼女達に嫌われたくなかったのだ。不能な男に用は無く、知られると離れていってしまうだろうと、そうなるのが怖かったのだ。
ただし、ルナの事は話しをした。処刑寸前だったルナを当夜が偶然召喚した事、ルナは精霊だが、召喚によりドールのギフトで作られた人間の体に受肉している。目下人間の魂に融合しつつあるのと、1日に1時間位魔力チャージを、それも接吻でするしかないので、泊まりの時はその光景を見る事になるはずだからとルナ自身が説明していた。
ルナ「これは私が生きる為の処置なので理解して欲しいのです。貴女達が当夜様に求愛なされる場合はそれを理解しての事になりますので、宜しくお願い致します。私に遠慮する事なく求愛をして下さいね」
そう言うのだから3人は真っ赤だった。何故かレグナスもだ。当夜はお尻の穴をキュットして身構えたくなった!衆道の気はないぞと。
アモネスとシャクラの当夜に対する扱いが汚物を扱うかのような扱いからようやく普通の扱いになり、レグナスだけは慕ってくれていた。尤も男に好かれてもそちらの趣味は無いので、兄貴と慕ってくれていると信じたいと思うのであった。違うのだが・・・・・そう違ったのだ。後に知るのだがレグナスのそれは当夜に対する恋愛感情だったのだ。
異世界からの訪問者は滅多にいないが時折いると聞くレベルなので、普通は異世界人と自称しても頭の残念な者とされるが、キューブの色とルナがそう言うので彼女達は信じたのだ。
パーティーの身の上は5人全員同じ村の出身者で、冒険者としてやっていける人数が揃ったから村を出た事にした。
それと当夜の説明をした。何故この世界に来たのか一切不明で、気がついたら空から落下していて、恐らくギフトだと思うが、偶然条件を満たした為か、ルナを召喚し九死に一生を得た。しかし、着地した場所は盗賊が商体を襲っている真っ只中だった為に、訳の分からぬまま戦ったと。
次にそれぞれ得意な戦闘スタイルや魔法等の話しをしていった。シャクラが水魔法と風魔法、アモネスが火魔法と闇魔法、レグナスが土魔法と剣術、ルナが剣術のみで、本来は風魔法が使える事、当夜が火と光魔法、剣術となり、前衛三人、後衛二人とまずまずと考え明日は初心者ダンジョンへ行き、皆の実戦を確認する事になった。
初心者ダンジョンに関しては、同じダンジョンでは一回のみアタックをする事が可能で、普通は1日でクリア出来る為登録したての冒険者の殆どが腕試しに行くと言う。
当夜は聞き漏らしていたが、ちゃんと聞いていたシャクラが講習の翌日にしか入れないと言い、了解して明日に備える事とした。
風呂付きの部屋は満室の為アモネス達の分を借りられなかった。その為、当夜達の部屋で風呂に入ってから寝る事になった。
ルナ、シャクラ、アモネスは一緒に入って、当夜がレグナスに一緒に入るかと誘うと一人で入ると言うので頷いたのだった。
貨幣の種類を教えて貰った
10鉄貨=1銅貨
100銅貨=1銀貨
10銀貨=1金貨
100金貨=1大金貨
100大金貨=1白金貨
こんな感じだ。単位はゴールド=G
1銅貨が10G
風呂の無い安宿は銀貨3枚で、昼食なんかは銅貨50から1銀貨が多い
鉄貨幣1枚がが1Gになる
そして明日に備えて眠りに着いたのだった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる