27 / 135
第2章
住処
しおりを挟む
朝目覚めると三人に枕にされたり、枕にしていたりとくちゃくちゃだった。
取り敢えずルナを呼びチャージを行う。
三人は既に目が覚めており、チャージ中だと気が付いているが、チャージが終わるまでは寝たふりをしている。彼女達なりの配慮だった。
宿は一週間分を支払っている。
着換えは当夜がいてもお構いなしに皆着替えていた。彼女達の中ではもう結婚した事になっているのだ。
着替え終わると食事をした後、軽装だが武器はちゃんと装備してギルドに出かけていく。
かなり時間が早かったが、受付に行くと既に少し並んでいたが、10分位で当夜達の番が来た。
受付嬢は若い女性のエルフで耳が尖っている金髪の美人さんだ。
受付嬢は全員見目麗しい女性だ。当夜はふと思った、多分採用基準に容姿端麗というのが有るのだろうなと。昔だったらナンパしていた自信がある。
受付嬢「おはようございます。本日のご要件は?」
当夜「おはようございます。この子達とパーティー登録をしたいというか、私のパーティーに加えて頂きたい。それと討伐した盗賊の換金をお願いします」
アモネス達は受付嬢にお辞儀をしていた。
そして当夜は盗賊のキューブを出し、受付嬢さんに手渡すと受付嬢は当夜達をしげしげと見てからキューブの確認をし、一旦後方に確認して戻ってきた。
受付嬢「確認しましたら討伐依頼のある盗賊達でした。金額は2500万Gとなります」
当夜はお金を受け取り、パーティー登録をやり直した。その後不動産屋を教えて貰ったので、お礼を述べてギルドを引き上げた。
冒険者としてやるにしろ、当夜の体を治す術を探すにしろ、拠点が必要なのだ。
短期だと宿でも良いが、今考える必要があるのは長期になった場合だ。
簡単には見つからないだろうと思われる為に、皆で話し合い家を買いじっくり腰を据えようという事になったのだ。
希望は部屋は人数分、居間とキッチン、風呂付き。勿論一軒家。
今回のと前回の盗賊討伐の報酬を合わせると、そこそこの大きさの家を買える額が手元に有るのだ。
受付嬢さんに教えて貰ったのは、信用のある不動産屋は自分達では分からないからだ。
武器を扱っている店の隣にあり、二階建てで古いが、貫禄のある店だ。
観音開きの重厚な扉を開けると、扉に付けられたベルが軽やかな音を奏でて来訪者がいる事を告げる。
ロビーとカウンターがあり、カウンターに行くと、一人の中年男性が応対をしてくれた。
当然のように当夜に声を描ける。
店員「いらっしゃいませ、本日はどのようなお部屋をお探しでしょうか?」
軽く会釈をするので
当夜「昨日王都に来まして今は宿に滞在中なのですが、本格的に王都を拠点に活動したく、パーティー五人が住む家を買うのを検討しています。出来たら家を見たく思います。若輩者ですが、冒険者としてそれなりに稼いでいますので、高級住宅でなければ即金で支払う額の持ち合わせはあります」
当夜は年齢的な事から恐らく支払い能力を疑われ、ぞんざいな扱いを受けかねないと判断して先手を打った。
店員「それではこちらへ。詳しいお話をいたしましょう」
当夜達は応接に案内される。
ただ、普通の応接は五人掛けなのつで、テーブルに椅子を足している。
一通り要望を伝えると、一度席を離れ調べに行っていた。条件に合致しそうな部屋の間取り等が載っている書類を持ってきた。
部屋数が6でギルドから10分位歩くが3500万のかなり古い建物。
部屋数9でギルドから徒歩5分、築浅で庭も広く7000万
まずは7000万のを見せて貰う事にし、鍵を準備してもらう。
お金はなんとか当夜が出せる。
店の方と見に行くと、二階建ての洒落た外観の家がある。というか屋敷だ。
一階は玄関、居間、ダイニングキッチン、風呂、広めの脱衣場、トイレ、居室3つ、書斎、洗濯室
二階は居室6つ、トイレ、クローゼットがある。
離れになるが馬車小屋と厩舎もあった。
皆頷いた。キッチンはペニンシュラ型の大きいので、魔道コンロ、水詮2つ(一つはお湯用)、魔道オープン、背面にカップボードも完備されている。
給湯もタンクに魔石か魔力を込めるとお湯を作れ、風呂、洗面、キッチンに供給されている。
シャクラが必死に訴えてくる。
シャクラ「このキッチンで是非、当夜様にお料理を作らせてください!」
全体的に設備が整っていて、その為高いようだ。
電気の代わりに魔道器が使われていて、日本での生活に近い便利さを享受できる。
前の持ち主は、魔力が足りず魔石を使っていたが、コストが高くて余りに生活費が嵩む為に泣く泣く手放したという。貧乏貴族だったらしい。
幸い当夜の魔力は今のところ天井知らずだから問題はない。前の所有者の二の舞を踏む事は無いのだ!
全員顔を合わせて頷き即決した。そして全員でハモった
3人娘「ここに決めます」
3人が気に入ったし、他の物件を見ていなくてなんとも言えないが、彼女達の想いを尊重しよう!と元々決めている。当夜がここに決めた最後の決め手は、当夜なりの不動産価格の解析が倍以上の価値があると、恐らく当夜のような魔力量が膨大な者や冒険者等魔石が入手容易な者向けの設計をしてしまったんだろうなと、頭の中で『買いだ、買いだよ!』と声がした気がするのである。尤も一番の所は3人の喜ぶ顔にくらくらし、即決したのである。
実は当夜自体は家に一切拘りがなく、小さな家でも良かったのだが、唯一の希望は3人に各々居室をあげたいだった。己のためじゃなくあくまで彼女達の事を考えてだった。
支払いの話になり、一括で支払うと伝え、手持ちと不足分はギルドで下ろす事となり、支払い手続きの為に一旦ギルドへ向かった。ギルドにて支払いを済ませたので、不動産屋で書類の取り交わしと鍵の受け取りを行い、所有者が当夜になったのだ。当夜は早くも一軒家持ちとなったのだった。
取り敢えずルナを呼びチャージを行う。
三人は既に目が覚めており、チャージ中だと気が付いているが、チャージが終わるまでは寝たふりをしている。彼女達なりの配慮だった。
宿は一週間分を支払っている。
着換えは当夜がいてもお構いなしに皆着替えていた。彼女達の中ではもう結婚した事になっているのだ。
着替え終わると食事をした後、軽装だが武器はちゃんと装備してギルドに出かけていく。
かなり時間が早かったが、受付に行くと既に少し並んでいたが、10分位で当夜達の番が来た。
受付嬢は若い女性のエルフで耳が尖っている金髪の美人さんだ。
受付嬢は全員見目麗しい女性だ。当夜はふと思った、多分採用基準に容姿端麗というのが有るのだろうなと。昔だったらナンパしていた自信がある。
受付嬢「おはようございます。本日のご要件は?」
当夜「おはようございます。この子達とパーティー登録をしたいというか、私のパーティーに加えて頂きたい。それと討伐した盗賊の換金をお願いします」
アモネス達は受付嬢にお辞儀をしていた。
そして当夜は盗賊のキューブを出し、受付嬢さんに手渡すと受付嬢は当夜達をしげしげと見てからキューブの確認をし、一旦後方に確認して戻ってきた。
受付嬢「確認しましたら討伐依頼のある盗賊達でした。金額は2500万Gとなります」
当夜はお金を受け取り、パーティー登録をやり直した。その後不動産屋を教えて貰ったので、お礼を述べてギルドを引き上げた。
冒険者としてやるにしろ、当夜の体を治す術を探すにしろ、拠点が必要なのだ。
短期だと宿でも良いが、今考える必要があるのは長期になった場合だ。
簡単には見つからないだろうと思われる為に、皆で話し合い家を買いじっくり腰を据えようという事になったのだ。
希望は部屋は人数分、居間とキッチン、風呂付き。勿論一軒家。
今回のと前回の盗賊討伐の報酬を合わせると、そこそこの大きさの家を買える額が手元に有るのだ。
受付嬢さんに教えて貰ったのは、信用のある不動産屋は自分達では分からないからだ。
武器を扱っている店の隣にあり、二階建てで古いが、貫禄のある店だ。
観音開きの重厚な扉を開けると、扉に付けられたベルが軽やかな音を奏でて来訪者がいる事を告げる。
ロビーとカウンターがあり、カウンターに行くと、一人の中年男性が応対をしてくれた。
当然のように当夜に声を描ける。
店員「いらっしゃいませ、本日はどのようなお部屋をお探しでしょうか?」
軽く会釈をするので
当夜「昨日王都に来まして今は宿に滞在中なのですが、本格的に王都を拠点に活動したく、パーティー五人が住む家を買うのを検討しています。出来たら家を見たく思います。若輩者ですが、冒険者としてそれなりに稼いでいますので、高級住宅でなければ即金で支払う額の持ち合わせはあります」
当夜は年齢的な事から恐らく支払い能力を疑われ、ぞんざいな扱いを受けかねないと判断して先手を打った。
店員「それではこちらへ。詳しいお話をいたしましょう」
当夜達は応接に案内される。
ただ、普通の応接は五人掛けなのつで、テーブルに椅子を足している。
一通り要望を伝えると、一度席を離れ調べに行っていた。条件に合致しそうな部屋の間取り等が載っている書類を持ってきた。
部屋数が6でギルドから10分位歩くが3500万のかなり古い建物。
部屋数9でギルドから徒歩5分、築浅で庭も広く7000万
まずは7000万のを見せて貰う事にし、鍵を準備してもらう。
お金はなんとか当夜が出せる。
店の方と見に行くと、二階建ての洒落た外観の家がある。というか屋敷だ。
一階は玄関、居間、ダイニングキッチン、風呂、広めの脱衣場、トイレ、居室3つ、書斎、洗濯室
二階は居室6つ、トイレ、クローゼットがある。
離れになるが馬車小屋と厩舎もあった。
皆頷いた。キッチンはペニンシュラ型の大きいので、魔道コンロ、水詮2つ(一つはお湯用)、魔道オープン、背面にカップボードも完備されている。
給湯もタンクに魔石か魔力を込めるとお湯を作れ、風呂、洗面、キッチンに供給されている。
シャクラが必死に訴えてくる。
シャクラ「このキッチンで是非、当夜様にお料理を作らせてください!」
全体的に設備が整っていて、その為高いようだ。
電気の代わりに魔道器が使われていて、日本での生活に近い便利さを享受できる。
前の持ち主は、魔力が足りず魔石を使っていたが、コストが高くて余りに生活費が嵩む為に泣く泣く手放したという。貧乏貴族だったらしい。
幸い当夜の魔力は今のところ天井知らずだから問題はない。前の所有者の二の舞を踏む事は無いのだ!
全員顔を合わせて頷き即決した。そして全員でハモった
3人娘「ここに決めます」
3人が気に入ったし、他の物件を見ていなくてなんとも言えないが、彼女達の想いを尊重しよう!と元々決めている。当夜がここに決めた最後の決め手は、当夜なりの不動産価格の解析が倍以上の価値があると、恐らく当夜のような魔力量が膨大な者や冒険者等魔石が入手容易な者向けの設計をしてしまったんだろうなと、頭の中で『買いだ、買いだよ!』と声がした気がするのである。尤も一番の所は3人の喜ぶ顔にくらくらし、即決したのである。
実は当夜自体は家に一切拘りがなく、小さな家でも良かったのだが、唯一の希望は3人に各々居室をあげたいだった。己のためじゃなくあくまで彼女達の事を考えてだった。
支払いの話になり、一括で支払うと伝え、手持ちと不足分はギルドで下ろす事となり、支払い手続きの為に一旦ギルドへ向かった。ギルドにて支払いを済ませたので、不動産屋で書類の取り交わしと鍵の受け取りを行い、所有者が当夜になったのだ。当夜は早くも一軒家持ちとなったのだった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる