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第2章
王都初依頼
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ギルドに着いたのはまだ早い時間だが、丁度新たな依頼をギルド職員が依頼掲示板に貼り付けている所だった。
当夜達のパーティー蒼き炎はA~Cランクか、常時依頼を受けられる。パーティーとしてはBランクだからだ。
Dランク以下は冒険者も多いが、Bランク以上は対応できる冒険者が極端に少ない為、高ランクの依頼は比較的少ない者が見ている。低ランクの依頼は争奪戦で、この時間に来る必要が有るのだなと争奪戦の様子を見ていて当夜は感じていた。
当夜の目を惹いたのは、オークの集落の討伐(B)、グリフォンの討伐(A)、ワイバーンの討伐(A)この3つだった。但しシャクラに読んで貰っている。
アモネスにやれそうなのをと指示して依頼を確認させたが、意外にもオークの集落の討伐を選んだ。ここから馬車で半日位の、ウツロという街の直ぐ近くで最近オークの目撃回数が増えており、多分集落が出来ているというのだ。
依頼料は金貨100枚だ。当夜は相場が良く分からずまあこんな物なのかなと思い、依頼を受ける事にした。
早速剥がした依頼票を受付に持って行き、受諾処理をして貰う。
受付嬢は銀髪の茶色の目をしたロングヘアーのあり得ない位の美人さんで、ルナとはまた違うが当夜の好みのタイプの女性だ。時間が早い為かまだ依頼の争奪戦の真っ最中だからか受付はガラガラで、この美人さんは当夜達が今日の一人目の受付のようだ。当夜は綺麗な受付嬢の仕草にちょっとドキドキしてしまっていたが、アモネスに足を踏まれてしまい我に返った。シャクラは鋭かった。そしてやきもちやさんだ。
ルナとレグナスは馬車を取りに行っている。
依頼の詳細の書かれた書類をアモネスが見ていた。当夜はこの世界の文字が読めない。
なので、三人のうち誰か一人は一緒にいないと困るのだ。今回はじゃんけんの末、権利を勝ち取ったアモネスとシャクラが当夜と一緒に居たのだった。翻訳当番はシャクラで、アモネスが依頼の選択係となった。
早速依頼主のいる街に馬車で向かう事となった。ウツロの街へだ。
幸い道中は何事も無く、お陰でかなり早く街に着いた。荷物が殆ど無く人だけなので、軽いのが早さの一因だ。
街に着くと早速指定された領主に会いに行く。
街と言っても村から街になったばかりで街と呼ぶには小さい。建物も一階建ての木造ばかりだ。
流石に、領主の館は二階建ての屋敷だ。
生憎領主は不在だった。不在というより、この依頼を出しに王都に行きまだ帰っていなかった。早過ぎたのだ。
代わりの人、恐らく執事から説明を受けて馬車を預けてついでに馬の世話もお願いし、問題の林に向かった。帰りは歩きだが、林には馬車で送って貰った。
林に入り、直ぐにお昼を食べる。買い込んだ弁当の出番だ。
林の中は特に違和感がない。教えられた目撃者の多い所に行くと、丁度数匹のオークが獣を仕留めて担いでいた。これから集落に戻るのだろう。
当夜達はオークの尾行をする。獲物を担いでいる為足が物凄く遅く、20分位進むと洞穴が現れ、先のオークはそこに入る。見張りがいるので、入り口からこっそり煙で炙り出す事が出来ない。 さてどうやって倒そうかと当夜が思案していると
アモネス「当夜のファイヤーボールで入り口を攻撃し、レグナスが当夜の護衛、私とシャクラのペア、姉様で討ち漏らしの殲滅で良いのでは?」
皆頷いているので実行に移す。
入り口の大きさ位のファイヤーボールを入り口に、見張りにそれぞれ小さいのを数発放つ。
見張りはあっさり胴体に穴を開け絶命した。そして洞窟の中にファイヤーボールが入って行き爆発音がする。
慌てたオークが中からと、外にいた奴も駆けつけてくる。ファイヤーボールを次々に放ち、殆ど当夜のワンサイドゲーム状態だった。五分位で新たな奴らが出て来なくなったのだ。
レグナスが当夜に同行し他は外で警戒、ルナは当夜達の背後から着いてくる。当夜は死体を収納にしまいつつ中を探る。全部で38匹いた。そして行き止まりに階段があった。
問題発生だ。そう、ここはダンジョンだった。
オークはこのダンジョンに偶々住み着いたのだろう。
入り口に戻り、入り口に倒れているオークを収納に入れて行く。
一旦街に戻り討伐を報告していると、丁度領主が戻ってきたので、ダンジョンの事を伝える。領主と私兵を伴いそこに案内して、階段まで案内した。今すぐには驚異は出なさそうだと全員が感じていた。
街に戻り領主が手紙を書き、依頼達成の手続きと、蒼き炎がダンジョン発見者とギルド及び王城宛に手紙を書き、当夜達に託した。
そして当夜達は夕方にはギルドに着いた。朝の受付嬢さんがいたので並んでいる人数が多いがそこに並んだ。
シャクラ「ねえ当夜、もっと空いている並んだ方が良いと思うけど。あの女人気の受付嬢だから他の子より列が長いのよ」
当夜「人気の方なんだ。空いている所に並びたいのは俺もそうなんだけどさ、依頼の受託をした受付さんがいるなら達成報告もその人にするのが礼儀だと思うんだよね。どうだろう?」
シャクラ「そういう事なら仕方が無いけど、ナンパとかしたら許さないんだからね!」
当夜「なんでナンパなんかしなきゃならないんだ?シャクラはおかしな事を言うんだね」
シャクラ「ならいいんだけど、今朝の当夜はあの女にデレデレだったのよ!」
当夜「そうだったか?気を付けるよ。こんな可愛い恋人がいるのに他の女に手を出すとか無いから心配しなくて良いよ!」
シャクラは、何かブツブツ言いながらもじもじしていて可愛いなあと当夜の顔はニンマリとしていた。
30分位で順番が来て依頼達成報告をとダンジョン発見の報告を行い、依頼達成報酬を貰い、更にランクも一つ上った。ダンジョン発見の貢献度が大きいのだそうだ。領主からの書簡に記載が有るから発見者と認められた。王城への手紙はギルド経由で送るルールだった。
ギルドランクが上がったので当夜とルナはA、三人娘はBになったのだ。
そして受付嬢さんのジト目がにドキドキしまくった。
受付嬢「あ、あの当夜様、ダンジョン発見って凄いですね!最近やはりそのダンジョンに行かれるのですか?」
当夜「そうですね、恐らく指名依頼が来ると思います。ダンジョン攻略か調査を私達が行うのでしょうね」
受付嬢「未踏破のダンジョンは危険だと聞きます。気を付けて下さいね。本日はシルフィーが受付をさせて頂きました。ごきげんよう」
と営業スマイルで依頼完了の処理をして貰い、これみよがしに腕に絡みついて来るシャクラを不思議そうに当夜は思いつつも帰路に着く。
当夜達は帰りは別れれの行動だ。アモネスとシャクラが馬車を家に戻し、馬の世話をする事とした。そして当夜達は弁当を扱っている店で弁当を買えるだけ買い集めていった。
次に冒険者向けの道具店に行き、野営に必要な装備を一式購入した。食器や簡単な調理道具、それとランプ等テントを買った時に買い忘れた物を購入した。
買い物後は以前泊まっていた宿の食堂で合流して今日の食事となった。今日はアルコール禁止にするのを当夜は忘れない。
食事の後家に帰り全員でお風呂に入るというか、当夜は風呂場に拉致られていった。
今日だけだよと言い聞かせたが、聞いてくれるのか不安な当夜だったりする。自分の子供とお風呂を入っている程度の認識しか持てなかった。彼女達からするともう結婚しているのだから風呂は一緒に入るでしょ?と拡大解釈をしているのだ。
三人娘は何故か当番制で夜伽、もとい、添い寝をすると意見を曲げなかった。ルナはチャージがあるから毎日一緒のベッドで寝るので、もう一人を交代でとなった。トップはアモネスだった。
当夜達のパーティー蒼き炎はA~Cランクか、常時依頼を受けられる。パーティーとしてはBランクだからだ。
Dランク以下は冒険者も多いが、Bランク以上は対応できる冒険者が極端に少ない為、高ランクの依頼は比較的少ない者が見ている。低ランクの依頼は争奪戦で、この時間に来る必要が有るのだなと争奪戦の様子を見ていて当夜は感じていた。
当夜の目を惹いたのは、オークの集落の討伐(B)、グリフォンの討伐(A)、ワイバーンの討伐(A)この3つだった。但しシャクラに読んで貰っている。
アモネスにやれそうなのをと指示して依頼を確認させたが、意外にもオークの集落の討伐を選んだ。ここから馬車で半日位の、ウツロという街の直ぐ近くで最近オークの目撃回数が増えており、多分集落が出来ているというのだ。
依頼料は金貨100枚だ。当夜は相場が良く分からずまあこんな物なのかなと思い、依頼を受ける事にした。
早速剥がした依頼票を受付に持って行き、受諾処理をして貰う。
受付嬢は銀髪の茶色の目をしたロングヘアーのあり得ない位の美人さんで、ルナとはまた違うが当夜の好みのタイプの女性だ。時間が早い為かまだ依頼の争奪戦の真っ最中だからか受付はガラガラで、この美人さんは当夜達が今日の一人目の受付のようだ。当夜は綺麗な受付嬢の仕草にちょっとドキドキしてしまっていたが、アモネスに足を踏まれてしまい我に返った。シャクラは鋭かった。そしてやきもちやさんだ。
ルナとレグナスは馬車を取りに行っている。
依頼の詳細の書かれた書類をアモネスが見ていた。当夜はこの世界の文字が読めない。
なので、三人のうち誰か一人は一緒にいないと困るのだ。今回はじゃんけんの末、権利を勝ち取ったアモネスとシャクラが当夜と一緒に居たのだった。翻訳当番はシャクラで、アモネスが依頼の選択係となった。
早速依頼主のいる街に馬車で向かう事となった。ウツロの街へだ。
幸い道中は何事も無く、お陰でかなり早く街に着いた。荷物が殆ど無く人だけなので、軽いのが早さの一因だ。
街に着くと早速指定された領主に会いに行く。
街と言っても村から街になったばかりで街と呼ぶには小さい。建物も一階建ての木造ばかりだ。
流石に、領主の館は二階建ての屋敷だ。
生憎領主は不在だった。不在というより、この依頼を出しに王都に行きまだ帰っていなかった。早過ぎたのだ。
代わりの人、恐らく執事から説明を受けて馬車を預けてついでに馬の世話もお願いし、問題の林に向かった。帰りは歩きだが、林には馬車で送って貰った。
林に入り、直ぐにお昼を食べる。買い込んだ弁当の出番だ。
林の中は特に違和感がない。教えられた目撃者の多い所に行くと、丁度数匹のオークが獣を仕留めて担いでいた。これから集落に戻るのだろう。
当夜達はオークの尾行をする。獲物を担いでいる為足が物凄く遅く、20分位進むと洞穴が現れ、先のオークはそこに入る。見張りがいるので、入り口からこっそり煙で炙り出す事が出来ない。 さてどうやって倒そうかと当夜が思案していると
アモネス「当夜のファイヤーボールで入り口を攻撃し、レグナスが当夜の護衛、私とシャクラのペア、姉様で討ち漏らしの殲滅で良いのでは?」
皆頷いているので実行に移す。
入り口の大きさ位のファイヤーボールを入り口に、見張りにそれぞれ小さいのを数発放つ。
見張りはあっさり胴体に穴を開け絶命した。そして洞窟の中にファイヤーボールが入って行き爆発音がする。
慌てたオークが中からと、外にいた奴も駆けつけてくる。ファイヤーボールを次々に放ち、殆ど当夜のワンサイドゲーム状態だった。五分位で新たな奴らが出て来なくなったのだ。
レグナスが当夜に同行し他は外で警戒、ルナは当夜達の背後から着いてくる。当夜は死体を収納にしまいつつ中を探る。全部で38匹いた。そして行き止まりに階段があった。
問題発生だ。そう、ここはダンジョンだった。
オークはこのダンジョンに偶々住み着いたのだろう。
入り口に戻り、入り口に倒れているオークを収納に入れて行く。
一旦街に戻り討伐を報告していると、丁度領主が戻ってきたので、ダンジョンの事を伝える。領主と私兵を伴いそこに案内して、階段まで案内した。今すぐには驚異は出なさそうだと全員が感じていた。
街に戻り領主が手紙を書き、依頼達成の手続きと、蒼き炎がダンジョン発見者とギルド及び王城宛に手紙を書き、当夜達に託した。
そして当夜達は夕方にはギルドに着いた。朝の受付嬢さんがいたので並んでいる人数が多いがそこに並んだ。
シャクラ「ねえ当夜、もっと空いている並んだ方が良いと思うけど。あの女人気の受付嬢だから他の子より列が長いのよ」
当夜「人気の方なんだ。空いている所に並びたいのは俺もそうなんだけどさ、依頼の受託をした受付さんがいるなら達成報告もその人にするのが礼儀だと思うんだよね。どうだろう?」
シャクラ「そういう事なら仕方が無いけど、ナンパとかしたら許さないんだからね!」
当夜「なんでナンパなんかしなきゃならないんだ?シャクラはおかしな事を言うんだね」
シャクラ「ならいいんだけど、今朝の当夜はあの女にデレデレだったのよ!」
当夜「そうだったか?気を付けるよ。こんな可愛い恋人がいるのに他の女に手を出すとか無いから心配しなくて良いよ!」
シャクラは、何かブツブツ言いながらもじもじしていて可愛いなあと当夜の顔はニンマリとしていた。
30分位で順番が来て依頼達成報告をとダンジョン発見の報告を行い、依頼達成報酬を貰い、更にランクも一つ上った。ダンジョン発見の貢献度が大きいのだそうだ。領主からの書簡に記載が有るから発見者と認められた。王城への手紙はギルド経由で送るルールだった。
ギルドランクが上がったので当夜とルナはA、三人娘はBになったのだ。
そして受付嬢さんのジト目がにドキドキしまくった。
受付嬢「あ、あの当夜様、ダンジョン発見って凄いですね!最近やはりそのダンジョンに行かれるのですか?」
当夜「そうですね、恐らく指名依頼が来ると思います。ダンジョン攻略か調査を私達が行うのでしょうね」
受付嬢「未踏破のダンジョンは危険だと聞きます。気を付けて下さいね。本日はシルフィーが受付をさせて頂きました。ごきげんよう」
と営業スマイルで依頼完了の処理をして貰い、これみよがしに腕に絡みついて来るシャクラを不思議そうに当夜は思いつつも帰路に着く。
当夜達は帰りは別れれの行動だ。アモネスとシャクラが馬車を家に戻し、馬の世話をする事とした。そして当夜達は弁当を扱っている店で弁当を買えるだけ買い集めていった。
次に冒険者向けの道具店に行き、野営に必要な装備を一式購入した。食器や簡単な調理道具、それとランプ等テントを買った時に買い忘れた物を購入した。
買い物後は以前泊まっていた宿の食堂で合流して今日の食事となった。今日はアルコール禁止にするのを当夜は忘れない。
食事の後家に帰り全員でお風呂に入るというか、当夜は風呂場に拉致られていった。
今日だけだよと言い聞かせたが、聞いてくれるのか不安な当夜だったりする。自分の子供とお風呂を入っている程度の認識しか持てなかった。彼女達からするともう結婚しているのだから風呂は一緒に入るでしょ?と拡大解釈をしているのだ。
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