異世界ロマンはスカイダイビングから!

KeyBow

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第4章

違和感

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 当夜は目が覚めた。
 そこにいた者に違和感を覚えた。シャクラのお姉さんかな?お姉さんが居るのだったかな?シャクラに似ているのだが、シャクラがもう少し大人な感じだとこうなると思うような美少女いる。かなり大人びていて17,18位のだろうか?

 隣を見るとルナが噎せていた。
 当夜は起きようとするも中々起きられ無かった。体は動くがかなり重く思うように動かないし腕がひょろひょろだ。

 当夜はそこにいる者に声を掛ける

 当夜「失礼ですが貴女はどなたで何故私の部屋にいるのでしょうか?」

 美少女「当夜が目覚めたよ!うううとうやあああああ」

 叫びと共に当夜に抱きついてキスをするのだ。

 等屋は戸惑った。声はシャクラに似ているのだが、微妙にトーンが違う。

 当夜は美少女の肩を抱き正面を向けて体を離し

 当夜「あの、美少女とのキスは嬉しいのですが、私とは初対面だと思うのですが、何処かで知り合っていましたか?」

 美少女「と、当夜?何を言っているの?私よ!シャクラよ!記憶がないの?」

 当夜「えええええ!どういう事だ?シャクラはもう少し幼い美少女だけど、今目に前にいる君はもう少しで大人になる美少女だよ?確かにシャクラと似ているけど、お姉さんが妹の振りをして、俺を騙せるか引っ掛けてるんだろ?」

 皆が慌てて入ってきた

 シャクラ「何を言っているの?長い眠りのせいで混乱しているのね?寝ぼけてないでちゃんと目覚めて私の事を抱きしめなさいよ!」

 当夜「ふえ?いつものシャクラ節だな?あれ?今来たのは誰?」

 アリーヤに似ているけど、小学生位だった筈が女子高生位の可愛い獣人がいる!

 シルフィーとセレーシャが見えたが髪型が違う!あれあれあれ?

 当夜「なあシルフィー、セレーシャ、見かけない女性がいるのだが姉妹が来たのか?それと髪型はいつの間に変えたんだ?」

 シルフィー「あのねシャクラ?ちゃんと説明したの?」

 シャクラ「ごめんなさい。つい嬉しくて抱きついちゃったからまだなの」

 どうやら何をしたのか分からないがシャクラが急に大人びたようだ。
 ふとお股に違和感がある。股に手を突っ込むと何故かオムツをしているっぽい。しかも濡れているのに気が付きクリーンを使う。益々混乱している当夜はパニックだった。

 そしてスクーニャ、ケイト、ラビィ、レグナス、最後にアモネスが入ってきた。
 やはりケイトは急に大人びていて淑女に見える。レグナスは何故かロングヘアーだ。しかも色気がある。男装の麗人に磨きが掛かっている!
 スクーニャとラビィは髪型が違っている。
 アモネスは美少女じゃなくて、妖艶な美女になっていて、その顔の表情にドキリとさせられる。
 ルナもだるそうに体を起こしていて、不思議そうにしているとマリーが現れた。

 セレーシャ「マリー、さあおいで。貴女のマスターがようやくお目覚めよ。貴女のシステムとしての最後のお仕事よ」

 何故か皆に認識されていて、妙だった。大人の女性なのだ!体もザッツ人形な筈が人間の体だ。

 そして顔も美女だった。以前の面影がある。一体何があったのか??頭がぐるぐるする当夜である。

 マリー「お久し振りです。まず一番大事な事を説明します。ルナ姉様の人間化は最終フェーズに移行し、残りは当夜様に精を注いで貰うだけです。今晩施して下さい。そして私にもお願いします。私はルナ姉様の後で構いません。私も既にフェーズに移行していて、マイマスターの精を注いで頂ければ完全に人間になれます」

 聞き捨て成らぬ事を言っている。2年必要なルナの最終段階に、今なっていると言うのだ。

 当夜「どういう事だ?ルナは最終段階に移行するのに2年必要な筈だぞ!それにマリーの人間化ってなんだ?マリーも人間になれるのか?確かに人間の体だな」

 当夜はベッドから出て立とうとしたが立てなかった。足にちゃんと力が入らなかったのだ。立とうとすると崩れてシルフィーに抱きとめられた。

 シルフィー「駄目よ!まだ寝ていないと。これから体を元に戻していきましょうね!ルナもそうですよ」

 やはりルナも立てなくてシャクラがキャッチしていた。

 当夜は小便をしたくなり、

 当夜「悪いけどトイレに行きたいんだ」

 シルフィーとケイトの肩に捕まりヨボヨボとした足取りで進んでいく。おかしいと思う。トイレに入り扉を閉め、ズボンを下ろすと絶句した。脚が異様に細く、先程も違和感があったがやはりいつの間にかオムツを履いていた。取り敢えず収納から下着とズボンを出し履く。

 一人叫んでいた。

 当夜「何なんだよ一体!何が有ったんだよ!」

 トイレを出るとルナがオロオロしているので多分同じ状況なのだろうと思い、下着とワンピースを渡すとトイレに入り着替えていった。

 当夜「誰か、誰でもいいから説明してくれ!」

 崩れ落ちる当夜は皆に抱きしめられ、再びベッドに向かうが違和感がある。当夜の家じゃない。

 少し落ち着いて来たので周りを観察できていて、浦島太郎になったのかと愕然としていたのであった。

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