神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第三章 新天地編

第45話  確認

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「じゃあ次に魔法について教えてください。僕は何故か魔法使いなのに魔法が使えません。トニーはレベルが上がった時にいくつか覚えたようですが、僕は一つも使えないんだ。学べたりするのかな?それとこれが今のステータスです」

 そう言って手帳を見せた。

「そうなのですか。てっきり魔法を使うまでもないから使っていないのだと思っていました。しかし、回復術と生活魔法をお使いですわよね?」

「ステータスを記録したけど、回復術は・」

 ソフィアが遮った。

「遮ってごめんね。何が書いてあるのか分かんないよ?」

「あっ!今から読み上げるから横に書ける?」
 
 ハイと返事をしたので読みながら書いてもらった。

「僕の回復術と生活魔法はスキルなんだ。魔力さえ有れば使えるんだ。気になる所は職業に精霊と有る事なんだよね。神獣使いと関係があるのかな?」

「聞いた事が有りませんわ。この国にも魔法学校がありますから、頼めば皆で入れるかも分かりませんわ」

「そう言えば三人は魔法を使えるんだっけ?」

「はい。きちんと教えて貰っていませんから、生まれてこの方使えるのだとか、年齢条件を満たした魔法だけですわ。学べるなら学んだ方が良いかと思います。それと魔力量は私やソフィアさんでも中級冒険者並みです。トニーでも宮廷魔術師に近いのですが、ルース様のは恐らく規格外かと。知られると騒ぎになりますわ」

「じゃあ可能なら先ず当面は魔法をなんとかしたいな。皆もそれで良い?」

 皆頷いたので次の事を話す事にした。

「さて困ったのは、今ソフィアに書き写して貰ったのが、ソフィアが読めないと言っていた僕の母国の文字にしか見えないんだよね。書いた直後に勝手に変換されて見えるんだ。つまり手紙などを書けない事を意味するんだ。アルテミスとソフィアに直筆の手紙を出せないのと、何か有った時に書き置きも出来ないんだ。文字の変換表も作れなさそうだから書けないな。」

「それでしたら私達がルース達の文字を学べば良いのでは?書かなくても今のように読んでもらうかすれば良いと思うよ」

「済まない。お願いできるかい?」

 3人は頷いていた。

「よし、今聞きたい事は聞けたかな。と言うか眠くてそろそろ限界かな。3人は他になんかある?」

「確認しなければならない事が有る筈なのですが、私達も疲れからか頭が働かないです。申し訳ありません」

「よし、それじゃあ寝ようか。部屋は隣だったよね。鍵はちゃんと掛けたよね。それじゃあおやすみ」

 トニーはミライに、ルースはアルテミスとソフィアにキスをして壁抜けで部屋に戻った。
 
 そしてルースはトニーに聞いた。

「ごめんね。皆体力の限界そうだったから早目にちゃんと寝かせたかったんだ。トニーは早々にミライと結婚するの?」

「うん。そのつもりだよ。ルースはどうなんだい?」

「ははは。確かにあの二人は物凄く綺麗な子で、僕に気を許しています。でも僕はまだ高校3年生ですよ。トニーも大学生でしょ。正直結婚について余り考えていなかったんです。逃げるのに精一杯で。でも目的地に着いたから考えないとなんですよね」

「そうだね。ルースは皆の事を考えていて、ハレムに着いた先の事を考える余裕は無かったよね。ほら、魔法を学ぶって言ってたじゃないか!それが終わるまでは結婚は先送りで良いと思うよ。その頃になったらこの世界の事ももっと理解しているだろうからね。結論を急ぐ理由はないだろ?」

「やっぱり大人ですね。確かにそうですよね。あの子達はやはり奴隷だから、早く安心したくて焦っているのだろうけど、僕らは急ぐ必要はないですもんね。うん。明日謁見が終わったらちゃんと二人に話しますね。それじゃあおやすみなさい」

 二人共眠くて仕方なかった。その為、ミライについて、違和感があり、その事について確認するのを忘れてしまったルースであった。
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