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第三章 新天地編
第50話 好きだ
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「本当に何もされていないの?三郎君の言っている事は本当なの?」
「はい。ルース様、いえ、さぶろう様は私達を一度も奴隷扱いをせずに、ずっと守ってくださいました。私達を抱く権利があるのに、奴隷としては決して抱かないと言われ、本当に抱いて来ませんでした。それにいずれ娶って頂けると約束をしてくれました」
「ソフィアの言うとおりです。私がアルテミスで、こっちがソフィア。この小さい方がルーナで、大きい方がリーナです。その、私は犯され掛けている所を救って頂き、さぶろう様のお蔭でまだ清い体のままです。その、貴女様はさぶろう様の恋人なのですか?」
「私は三郎君の事を愛しています。気持ちの整理が出来ていないけど、三郎君、ソフィアさんとアルテミスさんの事を愛しているの?私の事はどう思っているの?」
「二人は俺の大切な女性だよ。勿論愛している。ああ、どうしたらいいんだ?俺はこの世界に来てから、片時もお前の事が頭から離れなかったんだ。お前の事が好きだ!今まで言えなかったけど好きなんだ。でもソフィアとアルテミスを娶るつもりなんだ。俺はどうすればいいんだ?皆軽蔑するよな?」
「良かった。私、三郎君に嫌われているかと、女の子として見てもらえてないかと気が気じゃなかったの。あのね、私も混乱しているけど、あの国王って何人の奥さんがいると思う?」
「流石にさっき名前を知ったばかりなんだから知るわけ無いだろ」
「そうよね。4人よ」
「まじか?」
「何が言いたいかって言うとね、4人までなら、つまりあと一人なら許すって事よ」
「どいう事?」
「はあ、ルース?やっぱりそう言う所がルースらしいといえばらしいわね。聖女様がおっしゃるのは、聖女様、アルテミス、私、そしてもう一人までなら娶っても良いと言っているのよ」
「マジで?特に紗代子、俺が他の女性とも関係を持つのを容認するって事なのか?」
「そうよ。三郎君は私の命の恩人よ。三郎君がいなかったら焼け死んでいたのよ。だからこの体も心も全て三郎君のものよ。私の事嫌い?」
「ははは。悩んだのに。ふう、俺は紗代子がずっと好きだったんだよ。日本にいる時に中々好きだって言えなくてごめんな。その、綺麗になったね」
紗代子に漸く好きだと言う事が出来たので、改めて紗代子を見ると、日本にいた時のような根暗女子の雰囲気は一切ない。前髪が整えられているのと、髪型は清楚な感じの見事なストレートで、超がつく程さらさらで、ついその髪を手に取り凄いなと呟いた。そう、一言で言うとザッツ美少女だ。お肌もお手入れがされているからかツルツルだ。日本にいた時の姿からは想像がつかない。
元々、ちゃんと化粧をしたり、髪をケアすれば綺麗な子だと分かっていた。ずっと元が良いのに、化粧もしないし、髪型も無頓着で勿体無いなと思っていたのだ。今はまるで別人のような感じになっているのだ。再開の感動もあるが、その美しさに心を奪われた三郎であった。
「はい。ルース様、いえ、さぶろう様は私達を一度も奴隷扱いをせずに、ずっと守ってくださいました。私達を抱く権利があるのに、奴隷としては決して抱かないと言われ、本当に抱いて来ませんでした。それにいずれ娶って頂けると約束をしてくれました」
「ソフィアの言うとおりです。私がアルテミスで、こっちがソフィア。この小さい方がルーナで、大きい方がリーナです。その、私は犯され掛けている所を救って頂き、さぶろう様のお蔭でまだ清い体のままです。その、貴女様はさぶろう様の恋人なのですか?」
「私は三郎君の事を愛しています。気持ちの整理が出来ていないけど、三郎君、ソフィアさんとアルテミスさんの事を愛しているの?私の事はどう思っているの?」
「二人は俺の大切な女性だよ。勿論愛している。ああ、どうしたらいいんだ?俺はこの世界に来てから、片時もお前の事が頭から離れなかったんだ。お前の事が好きだ!今まで言えなかったけど好きなんだ。でもソフィアとアルテミスを娶るつもりなんだ。俺はどうすればいいんだ?皆軽蔑するよな?」
「良かった。私、三郎君に嫌われているかと、女の子として見てもらえてないかと気が気じゃなかったの。あのね、私も混乱しているけど、あの国王って何人の奥さんがいると思う?」
「流石にさっき名前を知ったばかりなんだから知るわけ無いだろ」
「そうよね。4人よ」
「まじか?」
「何が言いたいかって言うとね、4人までなら、つまりあと一人なら許すって事よ」
「どいう事?」
「はあ、ルース?やっぱりそう言う所がルースらしいといえばらしいわね。聖女様がおっしゃるのは、聖女様、アルテミス、私、そしてもう一人までなら娶っても良いと言っているのよ」
「マジで?特に紗代子、俺が他の女性とも関係を持つのを容認するって事なのか?」
「そうよ。三郎君は私の命の恩人よ。三郎君がいなかったら焼け死んでいたのよ。だからこの体も心も全て三郎君のものよ。私の事嫌い?」
「ははは。悩んだのに。ふう、俺は紗代子がずっと好きだったんだよ。日本にいる時に中々好きだって言えなくてごめんな。その、綺麗になったね」
紗代子に漸く好きだと言う事が出来たので、改めて紗代子を見ると、日本にいた時のような根暗女子の雰囲気は一切ない。前髪が整えられているのと、髪型は清楚な感じの見事なストレートで、超がつく程さらさらで、ついその髪を手に取り凄いなと呟いた。そう、一言で言うとザッツ美少女だ。お肌もお手入れがされているからかツルツルだ。日本にいた時の姿からは想像がつかない。
元々、ちゃんと化粧をしたり、髪をケアすれば綺麗な子だと分かっていた。ずっと元が良いのに、化粧もしないし、髪型も無頓着で勿体無いなと思っていたのだ。今はまるで別人のような感じになっているのだ。再開の感動もあるが、その美しさに心を奪われた三郎であった。
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