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第三章 新天地編
第51話 現状確認
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紗代子は恥ずかしそうに答えた。
「三郎君、ずるいよ。私の方こそずっと言えなくてごめんなさい」
「あのう、紗代子さんって呼べばよいですか?その、そろそろ現状を確認した方が良いと思うの。それと、私は紗代子さんを受け入れます」
「私もよ。それにこの子達も気に入ったようよ」
リーナが紗代子の匂いを嗅いでいた。
「そうでしたね。私の事は紗代子で良いわよ」
「はい。私達はお互いにアルテミス、ソフィアと呼び捨てだから、さ、紗代子も私達を呼び捨てにしてね」
「分かったわ」
「えっと、先ずはこっちの事を話すよ」
三郎は召喚されてから今までの事をざっくりと話した。
また、紗代子の方は、三郎程ではないものの背中に火傷を負っていて、召喚された時に治された。剣の勇者として召喚されたが、本来持っている筈の勇者武器を持っていなかった。
回復魔法と補助魔法のみが使え、回復魔法に限れば欠損修復も可能で、剣の訓練をしつつ回復魔法を使い傷付いている者を治し続けていた。そしていつの間にか聖女と言われるようになっていたと。それと、もし勇者武器があれば二人を奴隷から開放できるのではないかと言う。
「大体分かったよ。ひょっとしてこれが使えるかな?殺されてしまったけど、俺と一緒に召喚された剣の勇者が持っていた剣だよ」
そう言って収納にしまいっぱなしだった聖哉が持っていた剣を出し、紗代子の手に握らせた。すると紗代子と剣が眩い光を放ち、キュイ~ンとかなりの音がして、最後にバーンという音と共に光が消えた。
すると隣室から慌てた者達がというか、慌てた国王が真っ先に入って来た。
「大丈夫か?何事があった?骨折が折れたりしていないよな?」
かなり慌てていたようで、国王の言っている事がおかしかったが、そこは敢えてスルーした。それくらいの空気は読めた。
「あははは。どうやら俺が亡くなった剣の勇者、つまり紗代子の前に召喚された勇者の剣を持っていて、それを渡したんだ。多分紗代子が所有者として認識されたんじゃないかな?まあそれがあの音の正体です」
「無事なら良いのだ。そろそろ話は終わったかな?」
「はい。積もる話は山程ありますが、取り敢えず大丈夫です」
「では悪いがこちらに来て話に加わって欲しい。君達の事は、トニー殿達の話で概ね理解できているが、君達の事を決めねばならぬのだ」
取り敢えずルースの女性問題は一応解決?したようで、この後身の振り方についての話し合いが行われるのだろうと。
「さて諸君、ここにいる聖女様が三郎君と呼んでいる方は、間違いなく魔法使いの勇者様だ。その三郎殿が回収していた殺された勇者様の剣を聖女様に渡した事により、剣の所有者が剣の勇者たる聖女様となった。私は彼らを私の庇護下に置き、客人として最大級の敬意を持って応じる次第である。反対の者はおるまいな?それと三郎殿、聖女様との関係がいまいちわからぬので話して頂けるかな?」
「はい。彼女とは向こうの世界で同じ学び舎にて学んでいたんです。学び舎の修学旅行という、遠方にて見聞を広げる学びがあり、その時の宿が火災に合い、俺は彼女を燃えさかる宿から救出した所で召喚され、彼女の話からすると、俺と一緒に召喚された剣の勇者が殺された直後にここで召喚されたようです。それと彼女と私は婚約します」
ざわめきが起こった。
「お待ち下さい!いきなり現れてきたこの者に、はいそうですかと聖女様をくれてやるのですか?」
「お前は何を聞いていたのだ?彼は勇者の一人だ。それにあの強さを見ただろう?あ奴は品位や行動に難は有るが、1vs1の時の腕っぷしだけを見れば、おそらく我が国一番なのだぞ」
「そ、それはそうですが!」
「それに攻め落とされたと思われる城から足枷にしかならぬ奴隷の少女を連れ出し、しかも無事に抜け出したのみならず、国境を超えてきておるのだぞ。しかも魔法を覚える前にだ。もし我らが悪意を持って捕らえようとするならば、今度は聖女様を連れて我が国を脱出し、攻め滅ぼす側に回るのが落ちだ。その辺りを考えぬか!」
「はっ!申し訳ありません」
国王と部下のやり取りを見ていたが、三郎は身の振り方について質問をする事にした。
「三郎君、ずるいよ。私の方こそずっと言えなくてごめんなさい」
「あのう、紗代子さんって呼べばよいですか?その、そろそろ現状を確認した方が良いと思うの。それと、私は紗代子さんを受け入れます」
「私もよ。それにこの子達も気に入ったようよ」
リーナが紗代子の匂いを嗅いでいた。
「そうでしたね。私の事は紗代子で良いわよ」
「はい。私達はお互いにアルテミス、ソフィアと呼び捨てだから、さ、紗代子も私達を呼び捨てにしてね」
「分かったわ」
「えっと、先ずはこっちの事を話すよ」
三郎は召喚されてから今までの事をざっくりと話した。
また、紗代子の方は、三郎程ではないものの背中に火傷を負っていて、召喚された時に治された。剣の勇者として召喚されたが、本来持っている筈の勇者武器を持っていなかった。
回復魔法と補助魔法のみが使え、回復魔法に限れば欠損修復も可能で、剣の訓練をしつつ回復魔法を使い傷付いている者を治し続けていた。そしていつの間にか聖女と言われるようになっていたと。それと、もし勇者武器があれば二人を奴隷から開放できるのではないかと言う。
「大体分かったよ。ひょっとしてこれが使えるかな?殺されてしまったけど、俺と一緒に召喚された剣の勇者が持っていた剣だよ」
そう言って収納にしまいっぱなしだった聖哉が持っていた剣を出し、紗代子の手に握らせた。すると紗代子と剣が眩い光を放ち、キュイ~ンとかなりの音がして、最後にバーンという音と共に光が消えた。
すると隣室から慌てた者達がというか、慌てた国王が真っ先に入って来た。
「大丈夫か?何事があった?骨折が折れたりしていないよな?」
かなり慌てていたようで、国王の言っている事がおかしかったが、そこは敢えてスルーした。それくらいの空気は読めた。
「あははは。どうやら俺が亡くなった剣の勇者、つまり紗代子の前に召喚された勇者の剣を持っていて、それを渡したんだ。多分紗代子が所有者として認識されたんじゃないかな?まあそれがあの音の正体です」
「無事なら良いのだ。そろそろ話は終わったかな?」
「はい。積もる話は山程ありますが、取り敢えず大丈夫です」
「では悪いがこちらに来て話に加わって欲しい。君達の事は、トニー殿達の話で概ね理解できているが、君達の事を決めねばならぬのだ」
取り敢えずルースの女性問題は一応解決?したようで、この後身の振り方についての話し合いが行われるのだろうと。
「さて諸君、ここにいる聖女様が三郎君と呼んでいる方は、間違いなく魔法使いの勇者様だ。その三郎殿が回収していた殺された勇者様の剣を聖女様に渡した事により、剣の所有者が剣の勇者たる聖女様となった。私は彼らを私の庇護下に置き、客人として最大級の敬意を持って応じる次第である。反対の者はおるまいな?それと三郎殿、聖女様との関係がいまいちわからぬので話して頂けるかな?」
「はい。彼女とは向こうの世界で同じ学び舎にて学んでいたんです。学び舎の修学旅行という、遠方にて見聞を広げる学びがあり、その時の宿が火災に合い、俺は彼女を燃えさかる宿から救出した所で召喚され、彼女の話からすると、俺と一緒に召喚された剣の勇者が殺された直後にここで召喚されたようです。それと彼女と私は婚約します」
ざわめきが起こった。
「お待ち下さい!いきなり現れてきたこの者に、はいそうですかと聖女様をくれてやるのですか?」
「お前は何を聞いていたのだ?彼は勇者の一人だ。それにあの強さを見ただろう?あ奴は品位や行動に難は有るが、1vs1の時の腕っぷしだけを見れば、おそらく我が国一番なのだぞ」
「そ、それはそうですが!」
「それに攻め落とされたと思われる城から足枷にしかならぬ奴隷の少女を連れ出し、しかも無事に抜け出したのみならず、国境を超えてきておるのだぞ。しかも魔法を覚える前にだ。もし我らが悪意を持って捕らえようとするならば、今度は聖女様を連れて我が国を脱出し、攻め滅ぼす側に回るのが落ちだ。その辺りを考えぬか!」
「はっ!申し訳ありません」
国王と部下のやり取りを見ていたが、三郎は身の振り方について質問をする事にした。
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