63 / 111
第三章 新天地編
第62話 デコピン
しおりを挟む
三郎の元にソフィアが心配そうにしながら来てくれた。
「ばか!心配したじゃないの」
「ああ、どうやら紗代子が死者蘇生まで出来るから大丈夫と思ったからさ。でも、悪かった。えっと、ソフィア、アルテミス、改めて奴隷開放おめでとう!これで二人は自由だよ」
「うん。ありがとう」
食堂に向かう中、言っていなかった事を言う為に、皆が進むのと反対の通路に二人を引き込んだのた。
「改めてどうするか聞いてもよいか?」
「どうするって?なんの事?」
「婚約だよ。あれは二人が奴隷の時に交わした約束だから、無効にしても良いんだ。他の国に行きたいなら止める権利はないし、自由だよ。それに紗代子と、何故かリセさんとも婚約したようだけど、複数の妻を持とうとしているなんて嫌じゃないのかな?」
「私達はもう決めているのよ。ルースはどうして欲しいの?ちゃんと言ってよ!」
「ソフィア、アルテミス、二人の事を愛している。俺の妻になって欲しい!それが本音だ!」
「そういえば良いのよ。俺について来いって言って欲しかったの」
3人がついてこないので、紗代子が探しに来た。
「ちょっと三郎君、お昼なくなっちゃうよ?」
「悪い悪い。二人に奴隷開放された事を祝っていたんだ!」
「そっか。えっと、二人共おめでとう!ほら、二人共行くわよ」
そうして来賓用の食堂で昼を食べた。
考える事が多く、上の空だった。面白がって4人が口に食べ物を運んでいた。何を聞いてもうんとしか言わなかったし、口に運ばれるともぐもぐと食べていたからだ。
紗代子は三郎から渡された荷物からスマホを出して、二人の試合を録画していた。紗代子はソーラー充電器もカバンに入れており、バッテリーの心配は当面なくなっていたから録画をしていたのだ。
3人は不思議そうに見ていたが、その録画を見たリセは愕然となっていた。
「やっぱり私の負けね」
「どうして?二人共倒れた相打ちじゃないの?」
「ううん。あの場の試合だから当たったの。と言うか、三郎さんは避けられたのに避けられなかったの。戦場なら避けられていたわ」
「どういう事?」
「アレを躱したら、周りで見ていた人を巻き込んでしまうから負けるのを覚悟で受け止めたのよ。フェアじゃなかったの」
いつの間にか誰もいなくなっていた。
紗代子が三郎の頬を軽く叩くと、三郎は現実に引き戻された。
「三郎君、リセが話があるって」
「な、なんだよ?」
「ごめんなさい」
「えっ?」
「だからごめんなさいって言ったの」
「ちょっと待て!お前に謝られる事に心当たりがないぞ!」
「さっきの試合よ。負けよ!完敗よ」
「うん?いい勝負だったよな。最後のは驚いたよ。魔法って凄いよな。対見惚れて避けるのが遅れて食らっちゃったよ」
「違うでしょ。避けられたのに周りに被害が出るから受け止めたのでしょ!紗代子の持っているこの意世界の文明の利器に一部始終映っていたの」
三郎はぼりぼりとお尻をかいた。あちゃーといった時の癖だ。
「三郎君が認めたわよ」
「えっ!?」
「三郎君の癖を知らないと思ってるの?」
「お見通しか。はぁ。黙っておくつもりだったが、言うか。おいリセ!めっ!」
選考烈火の如く見事なデコピンを食らわせた。
一瞬ヒャンと唸ったが、何をされたのかが分かりほえーとなったのであった。
「ばか!心配したじゃないの」
「ああ、どうやら紗代子が死者蘇生まで出来るから大丈夫と思ったからさ。でも、悪かった。えっと、ソフィア、アルテミス、改めて奴隷開放おめでとう!これで二人は自由だよ」
「うん。ありがとう」
食堂に向かう中、言っていなかった事を言う為に、皆が進むのと反対の通路に二人を引き込んだのた。
「改めてどうするか聞いてもよいか?」
「どうするって?なんの事?」
「婚約だよ。あれは二人が奴隷の時に交わした約束だから、無効にしても良いんだ。他の国に行きたいなら止める権利はないし、自由だよ。それに紗代子と、何故かリセさんとも婚約したようだけど、複数の妻を持とうとしているなんて嫌じゃないのかな?」
「私達はもう決めているのよ。ルースはどうして欲しいの?ちゃんと言ってよ!」
「ソフィア、アルテミス、二人の事を愛している。俺の妻になって欲しい!それが本音だ!」
「そういえば良いのよ。俺について来いって言って欲しかったの」
3人がついてこないので、紗代子が探しに来た。
「ちょっと三郎君、お昼なくなっちゃうよ?」
「悪い悪い。二人に奴隷開放された事を祝っていたんだ!」
「そっか。えっと、二人共おめでとう!ほら、二人共行くわよ」
そうして来賓用の食堂で昼を食べた。
考える事が多く、上の空だった。面白がって4人が口に食べ物を運んでいた。何を聞いてもうんとしか言わなかったし、口に運ばれるともぐもぐと食べていたからだ。
紗代子は三郎から渡された荷物からスマホを出して、二人の試合を録画していた。紗代子はソーラー充電器もカバンに入れており、バッテリーの心配は当面なくなっていたから録画をしていたのだ。
3人は不思議そうに見ていたが、その録画を見たリセは愕然となっていた。
「やっぱり私の負けね」
「どうして?二人共倒れた相打ちじゃないの?」
「ううん。あの場の試合だから当たったの。と言うか、三郎さんは避けられたのに避けられなかったの。戦場なら避けられていたわ」
「どういう事?」
「アレを躱したら、周りで見ていた人を巻き込んでしまうから負けるのを覚悟で受け止めたのよ。フェアじゃなかったの」
いつの間にか誰もいなくなっていた。
紗代子が三郎の頬を軽く叩くと、三郎は現実に引き戻された。
「三郎君、リセが話があるって」
「な、なんだよ?」
「ごめんなさい」
「えっ?」
「だからごめんなさいって言ったの」
「ちょっと待て!お前に謝られる事に心当たりがないぞ!」
「さっきの試合よ。負けよ!完敗よ」
「うん?いい勝負だったよな。最後のは驚いたよ。魔法って凄いよな。対見惚れて避けるのが遅れて食らっちゃったよ」
「違うでしょ。避けられたのに周りに被害が出るから受け止めたのでしょ!紗代子の持っているこの意世界の文明の利器に一部始終映っていたの」
三郎はぼりぼりとお尻をかいた。あちゃーといった時の癖だ。
「三郎君が認めたわよ」
「えっ!?」
「三郎君の癖を知らないと思ってるの?」
「お見通しか。はぁ。黙っておくつもりだったが、言うか。おいリセ!めっ!」
選考烈火の如く見事なデコピンを食らわせた。
一瞬ヒャンと唸ったが、何をされたのかが分かりほえーとなったのであった。
1
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
2025/09/12(金)5巻発売!同日コミカライズ開始!
2026/03/16(月)コミカライズ1巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる