神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

KeyBow

文字の大きさ
64 / 111
第三章 新天地編

第63話 適性検査

しおりを挟む
「次からはちゃんと回りを見ろよ」

「えっ?それだけ?」

「うん。俺に聞いてきた位だからもう何がいけなかったのか分かっているんだろ?まあいいや。分ってない者もいるから、口に出して言うよ。確かに君は強い。でも危なっかしいな。力に振り回されているのかな。武術家としては第一級かと思うし、槍だけを見たら俺より強いしね。もう少し周りを見て戦略や戦術を理解すれば今よりもっと強くなると思うぞ」

 リセは目を輝かしていた。予測外の言葉だったからだ。

「その、三郎さん?私は強くなれるの?もう打ち止めだと思っていたのよ」

「戦いが真っ直ぐすぎるんだよ。だから攻撃が読めるし、読めるなら対処ができる。それと冷静さがない。俺の術にまんまとハマったろ。胸を揉むって言って怒って、一度揉まれて切れて、三度目で自我を失った。ただあの力は予想の斜め上だったかな。俺のミスはリセの力を知らないのに、それを使わせた事かな」

 そうしていると主席魔道士が慌てて来た。

「おお三郎様ここにいらっしゃいましたか。先の試合見事でした!取り急ぎ適正の確認をしたいので、お手数ですがご足労願います」

 皆席を立ち、主席魔道士の後ろをついていった。

 宮廷魔道士の本部にてあれよあれよという間に適性検査をする事になった。

 どうやら誰かが何かに気がついたようで、急ぎ調べる事になった。と思っていたのだが、何の意思で何の影響からそうする必要があるのかを今は知らなかった。

 それはともかく、魔力測定と適性検査をする為の石版やオーブが用意されていた。

 先ずはと言われ、魔力量の測定をする事になった。

「えっと、ステータスを見ると99999になっているけど、それ以上を測定出来るの?」

「なんですと?無理ですな。それでしたらこちらに手を翳してください」

 言われるがままに石版に手を置いた。主席魔道士が石版に魔力を込めると一瞬石版が光ったが、バーンとかなりの音と共に粉々に砕けた。

「そのですな、魔力量が100万を超えております。これ程の魔力量は聞いた事がございません。」 

 宮廷魔導師達が狼狽えていた。

「因みに私で1500程、主席で12000程です。三郎様は規格外でございます」

「どうして分かるの?」

「石版の割れ方と言うか砕け方で分かります」

 次いで得意属性と敵性属性の確認だった。

 確認は三度行った。
 オーブに手を翳すのだ。しかし反応がなかった。

 予測していたらしく慌ててはいなかった。

 次に杖に魔力を込めて、それを窓から上空に解き放つように言われ実行したが、かなりのエネルギー弾のようなのが発射され、大気が震えた。
 もう少し弱くと言われたが、制御が難しく、サッカーボール位のがやっとだった。

 見本を見せてくれたが、ゴルフボール位の大きさだった。
 今度は窓から地面に向けて投げたが、直径1m程のクレーターが出来た。

 そして見守っていたリセに何やらお願いをしていた。
 すると顔を赤らめたリセが指示に従うように言ってきた。

「いいと言うまで絶対に目を開けては駄目なんだからね!分かった?」

「分かったけど、何すんだ?」

「分かったなら黙って目を瞑りなさいよ!」

「何なんだよ。まったく。はいはい、これでいいか?」

 すると両頬を手で挟まれたのだと分かった。手の温もりが伝わってきたからだ。

 そして多分額を合わせてきたのだと分かった。まあそうなるよなと何となく理解したが。

 リセの吐息が鼻孔をくすぐる。
 ただ、じっとしているが、目の前に、手を少し伸ばせば胸に手が触れられるが、それをしたら怒られるだろうなと黙って従っていた。

 何やら指示を受けていたようで、ぶつぶつと何かを言っていた。

 やがて額が離れ、頬からも手が離れたのであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした

渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞! 2024/02/21(水)1巻発売! 2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!) 2024/12/16(月)3巻発売! 2025/04/14(月)4巻発売! 2025/09/12(金)5巻発売!同日コミカライズ開始! 2026/03/16(月)コミカライズ1巻発売! 応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!! 刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました! 旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』 ===== 車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。 そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。 女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。 それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。 ※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

処理中です...