神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第四章 精霊契約編

第78話 マーリンの秘密

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「よく四大精霊の一つであるシルフ様の伏せられた真命をご存知でしたね」

「うん。なんかの小説のパクリなんですよ。あんな感じで召喚してたからちょっと格好良いかなって思って、つい格好付けただけなんですよ。だから偶然なんです。」

「そうなのですね。この契約の為、三郎殿は普通の精霊術者とは異なります。彼女は三郎殿の為だけにその力を振るうでしょう。侵略を、つまり魔王的な振る舞いをする場合も躊躇わずにその力を振るうでしょう。そういう契約になったのです。勿論正義の為に力を振るうならば、嬉々として力を貸してくれるでしょう」

「そうなんですね。えっと、よく分からないですが、マーリンさんは明日には亡くなるんですよね?そのタイミングで僕にだけ話をするのは、リセに聞かせられない話ですか?」
 
「良くお分かりで。いま最後の日記を記します。あの子達には読めないでしょうから、私の死後読んであげてください。貴方には見えるでしょう。それと、三郎殿は私が生きている所為で不完全なのです。私の力は私の死後、三郎殿に移るでしょう」

「僕には普通に読めるけど、そうか、そういう事ですか。マーリンさんも異世界人なのですね?」

「ええ。マルセイユが生まれ故郷です。あの子の事を宜しくお願いします。口は悪いですが、根は良い子なのです。心残りはあの子の子に名を付けられなかった事ですよ」

「何言っているんですか?できるじゃないですか!」

「どう言う事ですか?」

「僕に告げればいいじゃないですか!生まれてくる子にその名を付けます!駄目ですか?」

「ありがとう。では日記の最後のページに書いておきますから、お願いします。私は勇者武器の放棄は出来たのですが、魔法使いのジョブは中途半端にしか放棄出来なかったのです。そして精霊術を三郎殿が持っているのは、召喚時に3人を一度に召喚した弊害から、魔法使いが変化して精霊術者となったのです。しかし、私の死後は完全な魔法使いになる可能性が有ります。」

 マーリンはため息をついてここに呼んだ理由を話し始めたのであった。
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