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第五章 魔軍襲来
第87話 VSタカタミ前篇
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三郎はマトリックスでキアヌ・リーブスが相手に来いよと手をクイクイとするポーズを取った。元々ブルースリーのパクリだろと思うが、悲しきかな、ブルースリーのポーズと言っても誰も知らなくて、マトリックスと言えば理解されていたのだ。
「来いよ!この子に指一本触れさせやしないさ。このビッチめ!」
下品なポーズだが、挑発としては十分だった。
怒りに顔を硬直させ、突っ込んできた。
とてもでは無いが三郎には振れそうにない斬馬刀と思われる剣を得物していた。
チョロいなと思いつつ、先ずは顔面をヌンチャクで打ち付けた。
なっ!?といった感じで驚いていた。とりあえず文字通り鼻をへし折ってやったのだ。
「貴様!」
怒鳴りながら手に魔力を込めていて、バチバチとスパークし始めた。
「これで終わりだ!」
と叫び手を三郎に向けて突き出した。
ヤバい!直感がそう告げた。多分何かを放出するのだろうと構えから分かったが、しかし、後ろにはリセや馬車、それを守る騎士達がいる。
避ける訳にはいかない!そう感じ、強目に魔力を込めた魔力弾を放ち、打ち消す事にした。
はぁっ!と腰に貯めた状態の手を前に突き出すと、そこから青白い何かが飛んで来た。
三郎はそれが突き出されると同時に魔力弾を放った。大きさはサッカーボール位だ。
丁度二人の中間で衝突した。その瞬間そこで爆発が起こり、直径2m程のクレーターが出来た。また、爆風で二人共数m吹き飛ばされた。
三郎は冷や汗をかいた。食らったらやばいと。
しかし相手も同じようで、自分の攻撃が相殺された事に苛立ちと焦りの色が伺えた。
「何故だ?なんでこうなるんだ?何故奴は生きているんだ!」
三郎は混乱に乗じて一気に間合いを詰めながら、霊空刃を繰り出した。腕をクロスにしてガードされ、薄皮一枚を切るに留まった。
くぅ!と唸っていたが、三郎はヌンチャクの間合いに入るとヌンチャクで滅多打ちにした。
魔人は一旦退いて距離を置き、叫びだした。
「糞が!童貞臭のする餓鬼が!こうなったら魔人化してやる!貴様ら楽に死ねると思うなよ!きぇー」
足を踏ん張り、気合を入れ始めた。顔は不細工な腫れた状態だが、青筋が浮かび上がっていた。
がっがっがっ!がぁあぁ!と叫んでいて、大気が震えた。
次第に体が大きくなり、服が破れた。真っ裸になったが、黒く変化して、鱗が出来ていた。
三郎は驚愕から動けなかった。
そうしていると、高さ3m位の上半身が鱗に覆われた人型、下半身が蛇の異形の姿の魔物が姿を現わしたのであった。
「来いよ!この子に指一本触れさせやしないさ。このビッチめ!」
下品なポーズだが、挑発としては十分だった。
怒りに顔を硬直させ、突っ込んできた。
とてもでは無いが三郎には振れそうにない斬馬刀と思われる剣を得物していた。
チョロいなと思いつつ、先ずは顔面をヌンチャクで打ち付けた。
なっ!?といった感じで驚いていた。とりあえず文字通り鼻をへし折ってやったのだ。
「貴様!」
怒鳴りながら手に魔力を込めていて、バチバチとスパークし始めた。
「これで終わりだ!」
と叫び手を三郎に向けて突き出した。
ヤバい!直感がそう告げた。多分何かを放出するのだろうと構えから分かったが、しかし、後ろにはリセや馬車、それを守る騎士達がいる。
避ける訳にはいかない!そう感じ、強目に魔力を込めた魔力弾を放ち、打ち消す事にした。
はぁっ!と腰に貯めた状態の手を前に突き出すと、そこから青白い何かが飛んで来た。
三郎はそれが突き出されると同時に魔力弾を放った。大きさはサッカーボール位だ。
丁度二人の中間で衝突した。その瞬間そこで爆発が起こり、直径2m程のクレーターが出来た。また、爆風で二人共数m吹き飛ばされた。
三郎は冷や汗をかいた。食らったらやばいと。
しかし相手も同じようで、自分の攻撃が相殺された事に苛立ちと焦りの色が伺えた。
「何故だ?なんでこうなるんだ?何故奴は生きているんだ!」
三郎は混乱に乗じて一気に間合いを詰めながら、霊空刃を繰り出した。腕をクロスにしてガードされ、薄皮一枚を切るに留まった。
くぅ!と唸っていたが、三郎はヌンチャクの間合いに入るとヌンチャクで滅多打ちにした。
魔人は一旦退いて距離を置き、叫びだした。
「糞が!童貞臭のする餓鬼が!こうなったら魔人化してやる!貴様ら楽に死ねると思うなよ!きぇー」
足を踏ん張り、気合を入れ始めた。顔は不細工な腫れた状態だが、青筋が浮かび上がっていた。
がっがっがっ!がぁあぁ!と叫んでいて、大気が震えた。
次第に体が大きくなり、服が破れた。真っ裸になったが、黒く変化して、鱗が出来ていた。
三郎は驚愕から動けなかった。
そうしていると、高さ3m位の上半身が鱗に覆われた人型、下半身が蛇の異形の姿の魔物が姿を現わしたのであった。
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