神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第五章 魔軍襲来

第101話 我こそは

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 三郎は思うところがあり、マウンテン山いや、マウンテン山だった所に向かっていた。翻訳能力の所為で山山になってしまっているが、この世界で山=マウンテンではない。

 しかし、問題が発生した。
 魔人が現れたのだ。この世界での魔人とは魔王の配下で、人々を滅ぼそうとするもの達だ。破られない筈の結界の向こうにいるのだが、その結界が破れたようで、人の領域に現れ始めたのだ。

 そして三郎の目の前には魔人がいた。

「我れこそは魔王様配下の突撃隊…」

 ドゴーン

 名乗りの途中で魔力弾を放ち、クレーターを作った。悪しき存在だと云うのが判るし、呼びもしていないシルフがしゃしゃり出てきて指摘していたりした。そう、シルフが悪しき存在だと指摘してきたのだ。

 だが、指摘している最中に魔力弾を放ち、消し炭にしたのだ。

 目的地まではまだ少しあるので先に進んでいたが、また数体の魔物と魔人が現れた。

 我こそは魔王様…ドゴーン
 我こそは…ドゴーン
 我…ドゴーン

 立て続けに合計5回あった。

 我こそは…ドゴーンと最後まで言わせなかった。

「おいシルフ、こいつ等は一体何者だ?」

「あのですね、三郎様が名乗りを終わる前に倒してしまっているのだから、私に判る訳が有りませんわよ。そうですから次こそは名乗りを最後までさせてみたらどうでしょうか?」

「それは名案だねじゃあ次は我慢するよ」

 そうやって歩いていたが、遂に目的地に着いてしまった

 そこには今までの者よりも一回り体格の大きい奴が槍を片手に立っていた。

 今度こそ我慢だと思い名乗りを最後まで聞いた。

「貴様が来た方向には我が配下がいた筈だが、何故貴様がここにいる?…ビビって答えることができぬか。まあ良い。名乗ってやるからありがたく思え。我こそは魔王様直属の第7突撃隊隊長見して魔王軍最強の槍使いのワルスコップである」

 三郎はシルフに聞いた。

「こいつもう倒してもいいか?」

「まがりなりにも隊長と名乗っておりますので、戦力評価をした方が良いかと思います」

「それもそうだな。相手になってやるか。しゃあないな。名乗ってきたからこっちも名乗り返そう。俺は異世界より召喚されし勇者が一人ルースだ。貴様らはここに何をしに来ている?ここは魔人達の領土ではあるまい」

 三郎は今のかっこよかったかな?とちょっと思ったりした。口調もそれっぽく言ってみたのだ。

「我は古の契約によりこの地を取り戻しにきた突撃隊の一人である。魔王様の配下に加わるのであれば魔王様の庇護下の下で生かしてやらんでもない。降伏せよ」

「やだね。お前槍を使うのなら、俺にその槍で語ってみろよ!」

「では参る」

 その一言と共に突撃してきた。10合程相手をしていたが、三郎は唖然としていた。そんなバカな!その強さはなんて事だ!と。

「がはははは!吾輩の力に臆したか。さっきの威勢はどうした!オラオラオラオラ」

「シルフもういいよな?」

 あまりに弱いのでがっかりしていたのだ。

 そう言うと三郎は一気に間合いを詰め、先の戦闘で奪った斬馬刀を振るった。だが、そいつはたまたま滑ってこけて、たまたま躱わしていた。

「貴様それは第5突撃隊の…そうか、連絡が取れぬと思ったらそういう事か。お前がやったのか?」

 奴は既に諦めていた。

「もういいよ。お前の強さが分かったから。さようなら」
 
 三郎はそう言って袈裟掛けに斬破刀を振った。

 槍で防ごうとしたが、三郎の力の前では槍は押され、槍は切断こそされなかったが、斬馬刀が槍を押しのける形で、ワルスコップを斬り裂いたのであった。
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