異世界召喚された俺は余分な子でした

KeyBow

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第2章

第35話 プレゼント

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 元々この街のギルドの制服は、この店で作成して卸しているそうだ。
 その為サイズが分かりさえすれば、ワンオフでの対応も可能なのである。
 ナンシーの各所のサイズを測って貰い、ナンシーに合ったサイズの服を作って貰う。
 つまり、ブラウスの胸元をゆったりとしたように作る事になる。
 シェリーもついでにと言ってサイズを測って貰う。
 店員さんには予め俺にとって大切な2人を連れてくるので、サイズを測って欲しいとお願いをしていた。普段着る服とパーティー等で着るようなドレスを内緒で作って貰う為だ。
 但し、ナンシーのギルド服が最優先としてお願いをした。
 ブラウスだけは今直ぐ出来るので、少し待ってくれと言われた。そこで2人に俺からのプレゼントだよと伝え、服を一着ずつ選ばせた。ついでに俺も普段着を一着選んだ。

 ブラウスについては、納期にまだ余裕のある作成中のブラウスを急遽、ナンシーに合わせたサイズに仕上げて貰い、何とか3着を確保する事が出来た。これで当面の間はローテで着る事が可能になる  。服自体は時間が掛かるので後日の引き取りになるが、ブラウスはナンシー用のサイズもこれからは作って貰えるので、急がないからと数着を追加でお願いした。
 特別オーダー品になる為、全部で金貨21枚だったが、俺は即金で支払った。
 ナンシーが驚いていた。

「この前専属の話が出た時に、専属をして貰う記念に何かプレゼントをしようと思ったんだ。昨日ナンシーを宿舎に送った帰りに店が閉まっていたけど、無理を言ってお願いしてきたんだ。あのお姉さんには悪い事をしてしまったよ」

 説明をしたが、ナンシーはお金は自分で出すと言い出した。

「俺の我が儘でその胸をじゃなくて、ナンシーが困っているのを助けたいから格好付けさせてよ」

 そういうとその胸に押し付け、強引にブラウスを渡した。心のダダ漏れに気が付いていませんようにと祈ったが、ナンシーは嬉しそうに受け取ってくれた。服越しに胸の弾力が伝わってきてヨカヨカと思うけど勿論顔には出さない。

 店主さんは羨ましそうに見つつ、3人の服を包んでいた。ついでにもう一着づつ3人の予備の冒険者としての服を買っていった。

 続いて靴屋に入る。
 こちらも3人共サイズを図って貰い、冒険者活動用のブーツのオーダーを受けて貰った。
 注文してから会計を済ませるからと、2人に先に店を出て貰った。ドレス用の靴、ナンシーのギルド用の靴を3足、普段着用の靴をこっそりオーダーをして代金を払った。

 完成が楽しみである。

 その後宿屋に戻り買い物をした荷物を置いてから食堂で食事をする事にした。
 先日ナンシーに新人研修の後でよいからと頼まれていた件について、依頼を受ける事にした。俺達がオーガと遭遇した所は林だと思っていたが、森だそうだ。他にも目撃例が出たそうで、調査及び可能なら殲滅との依頼だ。

本来であれば初心者向けの薬草採取ポイントで、比較的稼ぎの良く、危険な魔物の少ない場所だった。だが、現在は許可者以外の侵入を禁止にしている。王都周辺で一番の薬草採取ポイントの為、薬草の在庫が怪しくなってきており、困っているそうだ。このままだと回復ポーション類が高騰してしまうからだ。

 明日の朝一番でクエストを受注し、その場所に行く事にした。一夜だけ野営をし、翌日の夕方から夜に掛けて帰る事にした。

 そう言えば、相変わらず美女に挟まれてのあーん状態で有る。今更だが恥ずかしいからやめて欲しいのだが。

「はいランスロット様あーんして」

 2人に言われ、ついつい為すがままにされていた。
 やはりナンシーは完全に俺の事を呼ぶのが様付けに変わってしまった。
 俺もナンシーに負けず呼び捨てにする事を試みる。

「2人共、ランスロットだ!」

 2人は負けずに駄目よ、ランスロット様よ!と言う。3度言ったが聞く耳を持たないので諦めた。

「今日は許すけど、明日からはランスロットかランスで呼ぶんだよ!」

 そう言い聞かせたが、ちゃんと聞いてくれるのだろうか?

 それとナンシーに質問をした。

「纏まったお金が入ったので少し早いかもだけど、家を買おうと思うんだ。どこか良い不動産屋を知らないかい?」

「信頼出来る所があるので、聞いておくわね。どんな家を探したいの?」

 俺はついつい本音をしゃべってしまった。

「いずれシェリーとナンシーと一緒に暮らすつもりだから、その事を想定した大きさの家が良いかな。馬車を持っているので、馬車置き場が有ると有難いね」


「そうですよね。大きい方が良いですよね!これからハーレム入りする方々を見込んでおいた方が良いですよね。シェリーもそう思わない?」

 さらっとナンシーの爆弾発言である。更にシェリーも同調した。既に俺がハーレムを作るのが当たり前だというような宣言をしている。そりゃあ既にシェリーとナンシーという類い希な女性を、つまり2人も彼女にしているのだから、否定をする事が出来ないけどさ。

 一応予算は1億8千万G。残りは今後の事を考えて残しておきたかったので、全額投入は避けた。

 明日の依頼の事もあるので、食事が終わると解散になった。
 俺は部屋へナンシーの服を取りに行っていたが、戻ってくると何やら2人が真剣に話をしていて、ナンシー、お願いしますねと聞こえた。
 何の事かと聞いたが、女の子同士のちょっとした世間話と躱された。まあ、女の話に首を突っ込むとろくな事がないので、ふーんとなった。

 シェリーにお風呂の準備をお願いし、ナンシーを送っていった。
 別れ際にナンシー様がくるっと振り向いた。かわいいっす!

「ランスは私の事をちゃんと考えてくれていたのですね。う、嬉しかったです。」

 後ろ手に組んだ状態で一回転したのでスカートがふわっと舞った。そこに見える細い太腿が艶っぽかった。そして満面の笑顔を向けてきたが、俺はドキリとして、つい力を込めて抱きしめた。

 そうすると恥ずかしそうに今日のお礼よと言い、不意打ちでキスをしてきた。俺はつい声を上げた。

「あっ!」

「嬉しかったです。私のファーストキスですからね!」

 そう言いつつ宿舎に駆け込んでいった
 俺はアホみたいにポカーンと口を開けて暫くのあいだ呆けていた。

 部屋に戻るとシェリーがお風呂の準備をしてくれていた。

 明日に備えてゆっくりお風呂に入っていたが、相変わらずシェリーが途中で入ってきたりとしたが、今日は床で寝ようとせずちゃんとベットで寝ようとしてくれたので、頭を撫でて褒めてあげた。

「ナンシーの事を宜しくお願いしますね。でも、時折で良いので、私にもご寵愛をくださいましね」

 そう言うと、疲れからか直ぐに穏やかな寝息を立てた。そんなシェリーが愛おしくて暫く頭を撫でつつ見ていたが、いつの間にか俺も寝ていった。

 何故か彼女の事は一緒に布団に入っても襲おうとは思わなかった。胸すら揉まなかった。揉んでも何も言われないのだろうけれども、もう顔も名前も思い出せない娘の面影を見ているからかも分からない。何となく似ているような気もしなくはない。

 そう、シェリーの事をいつの間にか女としてちゃんと見ていなかったのだ。今はまだ。
 だからお風呂に裸で入ってきても、幼稚園に通う娘を風呂に入れるのと同じ感覚になっていて、裸を見ても肉付きが改善して来たかを考える位で、性的に見ておらず、一切興奮していなかった。肋骨が浮き出ていてガリガリの状態を見たらまあ、そうなる。

 ナンシーとだったら違うのだろうが・・・
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