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第5章
第179話 シカゴ達
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翌朝目覚めると、寝相の悪いユリアが俺を抱き枕にしていた。それだけなら可愛気が有るが、なんと尻をボリボリ掻いていた。
ウ~ン見なかった事にしよう。アイドルの現実を垣間見たような気がする。
そして俺を胸に抱き寄せて苦しそうに呻いていた。
「いやー!やめてー!何でも言う事を聞きますから!どうか折檻はううう」
どうやら奴隷商で周りの奴隷達に折檻されていた事を思い出しているようだ。
俺はユリアをそっと抱きしめ、俺の胸元に頭を抱き寄せ、ひたすら頭を撫でていた。暫くすると穏やかな笑顔になっていて、鼓動も段々と落ち着いていった。
オリヴィアが部屋の扉をノックしてきた。
「そろそろ朝の鍛錬の時間ですが、どうしますか?」
準備をして向かうと伝え、ユリアを起こしてから着替えて庭に出た。
朝の稽古が終わり、シカゴとオリンズを連れ進軍に同行している騎士団の若い奴を中心に20人程を集めた。
「今日の夕方位に着く町で一番良い部屋を借りるのと、警護の者達用として同じ宿で数部屋を確保して欲しい。それとこれを内緒で渡しておくから、交代で買い物するなりして愉しんでおいで。隊長には俺自ら君達を先行させ、宿を確保するように命じたと説明するから。それと悪いがデートスポットを確認しておいて欲しい」
よく見ると女性の騎士が居たので、デートスポットを強くお願いしておいた。貴族の中には子供が女しかいない場合、その中のひとりを騎士として国に仕えさせる風習が有るようだ。
若い奴は目を輝かせていた。まあ兵の一団を襲う馬鹿な盗賊も居ないだろうが、宿の者に聞かれると思うからと、貴族の恋人が泊まる事にして貰う。
皆の出発の少し前に先行隊が出ていった。
屋敷に残すメンバーには、今日はアリアとドロシーの引っ越しを進めるのと、オリヴィアはギルドの仕事の引き継ぎだ。
セチアは貴族の令嬢が身に着けていなければならない所作や武道会もとい、舞踏会での踊りが出来るように、指導をしてもらう感じになった。
同行する兵士達にはローテーションをする為、班を別けて移動時間を短縮できるように指示をしていた。
今日の馬車はロトナだけが同行だ。
俺は早速ロトナといちゃいちゃし始めて時折お触りをする等、早速腐っていた。
ロトナはお触りする度に喜んでいる。
「いやーんエッチいぃ」
何故か更に俺にお触りを求めて甘えていた。
本当は刻印の儀式が怖いと言っていた。男女の契りに興味はあったが、周りは教えてくれないのだと。だから怖いと言うので、中学生で教わるレベルの性教育を真面目に伝えていたりした。そのレベルで知らないのには驚いたが、お気に入りの侍女とかが教えてくれなかったのが不思議だった。本当の意味で箱入りだ。
ロトナは王族というより、その辺の街娘のような喋り方が本来の口調で、王族然とするのが苦痛だという。
いつの間にか俺にしなだれ掛かっていて、その綺麗な髪を撫でていたりするとうっとりとしている。
時折キスをしていると段々心を開いてくれて、彼女の人となりがよく分かってきた。
アリアとよく比較されており、それに対する一部のメイドの陰口が辛いという。
どちらかと言うとおてんば娘なのだ。
「どうして俺を選んだんだ?ロトナだけを愛してくれる奴はいくらでもいるだろう?俺は皆を分け隔てなく愛するつもりだが、如何せん人数が多いから頻繁に愛してあげられないんだよ」
「うんとね、そのね、元々勇者へ憧れてはあったからね、父様との食事の時にメイドに扮して見させてもらったのよ。父様とのやり取りも、おじ様とのやり取りも堂々としている人だなと思って、まあ嫁げと言われたら仕方がないかなと思った感じだったの。でもね、お見送りの時に馬車まで行ったのだけれど、その時にすれ違う使用人達に会釈をしたり、御者にねぎらいの言葉を掛けていたりと、有得ない位に礼儀を持った傑物だなとちょっと好きになったの。そしてその日の夜に、アリアが私に珍しく熱く語ったのよ。あの方が、あの方が勇者様だったの!信じられる!?私を治してくれた方なの。叔父様とご一緒だからどこかの高名な治療師か、冒険者位にしか最初は思っていなかったのだけど、有得ない位紳士なの。私が馬車に轢かれて足を折ってしまったのだけど、馬に踏まれそうになって、その時に恐怖で失禁までしていたの。治療の為に体に触れる旨の断りを入れてきたり、失禁して濡れていて臭かった筈なのに、文句も言わず抱き上げて治療してくれた上に、何も言わずにクリーンまで掛けて頂いて、地面を転げた為の汚れを落とす事にさえしてくれて、周りの目からも私が恥をかかないように救ってくれさえしたの。もうこの人しかいないと思ったの。ねえ私絶対にあの方に嫁ぎたいの!ってね。珍しいのよ。あの子があそこまで熱くなるのって。だから興味があって、アリアとドロシーももっと知りたいという風になり、クロエ姉様の所に押し掛けて話を聞いてきたの。姉様がそれはそれはまるで少女のように熱く語ったのよ。有り得ない位の紳士でちょっとエッチだけど、腫れ物を触るような感じではなく、寧ろ心地良い位の距離感だって。あの姉様をそこまで言わせる方に段々興味を持ってしまって、更に私は惚れちゃったの。3人でお父様に無理をお願いして、紅の館のメイドにしするように計らって貰い、強引に貰らわれるようにしてくれたの」
無邪気に語るロトナは世間知らずな所があるが、性根は優しい面倒見のよい素敵な女性だ。
しゃべり方が街娘チックだが、使用人からの反応は身近なちょっと世話の焼ける子に対する親しみのあるそれだ。
この数日ちょいちょい見掛るが、使用人には名前で声を掛けたりして、使用人からも嬢ちゃんとかロッチー、ロトナちゃん等と呼ばれていて、ロトナ様と言われるのは他の王族貴族がいる時だけだった。
ウ~ン見なかった事にしよう。アイドルの現実を垣間見たような気がする。
そして俺を胸に抱き寄せて苦しそうに呻いていた。
「いやー!やめてー!何でも言う事を聞きますから!どうか折檻はううう」
どうやら奴隷商で周りの奴隷達に折檻されていた事を思い出しているようだ。
俺はユリアをそっと抱きしめ、俺の胸元に頭を抱き寄せ、ひたすら頭を撫でていた。暫くすると穏やかな笑顔になっていて、鼓動も段々と落ち着いていった。
オリヴィアが部屋の扉をノックしてきた。
「そろそろ朝の鍛錬の時間ですが、どうしますか?」
準備をして向かうと伝え、ユリアを起こしてから着替えて庭に出た。
朝の稽古が終わり、シカゴとオリンズを連れ進軍に同行している騎士団の若い奴を中心に20人程を集めた。
「今日の夕方位に着く町で一番良い部屋を借りるのと、警護の者達用として同じ宿で数部屋を確保して欲しい。それとこれを内緒で渡しておくから、交代で買い物するなりして愉しんでおいで。隊長には俺自ら君達を先行させ、宿を確保するように命じたと説明するから。それと悪いがデートスポットを確認しておいて欲しい」
よく見ると女性の騎士が居たので、デートスポットを強くお願いしておいた。貴族の中には子供が女しかいない場合、その中のひとりを騎士として国に仕えさせる風習が有るようだ。
若い奴は目を輝かせていた。まあ兵の一団を襲う馬鹿な盗賊も居ないだろうが、宿の者に聞かれると思うからと、貴族の恋人が泊まる事にして貰う。
皆の出発の少し前に先行隊が出ていった。
屋敷に残すメンバーには、今日はアリアとドロシーの引っ越しを進めるのと、オリヴィアはギルドの仕事の引き継ぎだ。
セチアは貴族の令嬢が身に着けていなければならない所作や武道会もとい、舞踏会での踊りが出来るように、指導をしてもらう感じになった。
同行する兵士達にはローテーションをする為、班を別けて移動時間を短縮できるように指示をしていた。
今日の馬車はロトナだけが同行だ。
俺は早速ロトナといちゃいちゃし始めて時折お触りをする等、早速腐っていた。
ロトナはお触りする度に喜んでいる。
「いやーんエッチいぃ」
何故か更に俺にお触りを求めて甘えていた。
本当は刻印の儀式が怖いと言っていた。男女の契りに興味はあったが、周りは教えてくれないのだと。だから怖いと言うので、中学生で教わるレベルの性教育を真面目に伝えていたりした。そのレベルで知らないのには驚いたが、お気に入りの侍女とかが教えてくれなかったのが不思議だった。本当の意味で箱入りだ。
ロトナは王族というより、その辺の街娘のような喋り方が本来の口調で、王族然とするのが苦痛だという。
いつの間にか俺にしなだれ掛かっていて、その綺麗な髪を撫でていたりするとうっとりとしている。
時折キスをしていると段々心を開いてくれて、彼女の人となりがよく分かってきた。
アリアとよく比較されており、それに対する一部のメイドの陰口が辛いという。
どちらかと言うとおてんば娘なのだ。
「どうして俺を選んだんだ?ロトナだけを愛してくれる奴はいくらでもいるだろう?俺は皆を分け隔てなく愛するつもりだが、如何せん人数が多いから頻繁に愛してあげられないんだよ」
「うんとね、そのね、元々勇者へ憧れてはあったからね、父様との食事の時にメイドに扮して見させてもらったのよ。父様とのやり取りも、おじ様とのやり取りも堂々としている人だなと思って、まあ嫁げと言われたら仕方がないかなと思った感じだったの。でもね、お見送りの時に馬車まで行ったのだけれど、その時にすれ違う使用人達に会釈をしたり、御者にねぎらいの言葉を掛けていたりと、有得ない位に礼儀を持った傑物だなとちょっと好きになったの。そしてその日の夜に、アリアが私に珍しく熱く語ったのよ。あの方が、あの方が勇者様だったの!信じられる!?私を治してくれた方なの。叔父様とご一緒だからどこかの高名な治療師か、冒険者位にしか最初は思っていなかったのだけど、有得ない位紳士なの。私が馬車に轢かれて足を折ってしまったのだけど、馬に踏まれそうになって、その時に恐怖で失禁までしていたの。治療の為に体に触れる旨の断りを入れてきたり、失禁して濡れていて臭かった筈なのに、文句も言わず抱き上げて治療してくれた上に、何も言わずにクリーンまで掛けて頂いて、地面を転げた為の汚れを落とす事にさえしてくれて、周りの目からも私が恥をかかないように救ってくれさえしたの。もうこの人しかいないと思ったの。ねえ私絶対にあの方に嫁ぎたいの!ってね。珍しいのよ。あの子があそこまで熱くなるのって。だから興味があって、アリアとドロシーももっと知りたいという風になり、クロエ姉様の所に押し掛けて話を聞いてきたの。姉様がそれはそれはまるで少女のように熱く語ったのよ。有り得ない位の紳士でちょっとエッチだけど、腫れ物を触るような感じではなく、寧ろ心地良い位の距離感だって。あの姉様をそこまで言わせる方に段々興味を持ってしまって、更に私は惚れちゃったの。3人でお父様に無理をお願いして、紅の館のメイドにしするように計らって貰い、強引に貰らわれるようにしてくれたの」
無邪気に語るロトナは世間知らずな所があるが、性根は優しい面倒見のよい素敵な女性だ。
しゃべり方が街娘チックだが、使用人からの反応は身近なちょっと世話の焼ける子に対する親しみのあるそれだ。
この数日ちょいちょい見掛るが、使用人には名前で声を掛けたりして、使用人からも嬢ちゃんとかロッチー、ロトナちゃん等と呼ばれていて、ロトナ様と言われるのは他の王族貴族がいる時だけだった。
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