異世界召喚された俺は余分な子でした

KeyBow

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第1章

第238話 おっさんとの再会

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 扉をくぐると、こたつ?に座ったおっさんが麺を食べている真っ最中だった。

「ひさしいのう!こじょう!ようひゃくきたか」

 食べながら喋るのではっきり聞こえない。

「なあおっさん、口に物を入れて喋るなって母ちゃんに教わらなかったか?」

「うむ。ちょっと待っておれ。そこの綺麗な姉さん、悪いがそこの飲み物を取ってくれんかのう」

 レニスが手元にあるポットを取り、グラスに注いであげると、おっさんのちっと言う声が聞こえ、レニスがドヤ顔をした。

「残念ね!おじさま!ランスの言う通りね。事前に鎧を着てましてよ。私レニスのお尻を触っても良いのはランスだけなの。めっ!」

「ほう、主が扇情か?しかしそんな格好じゃない筈だろう?着替えを要求するうぅ!」

「はあ、どこかのイメクラじゃないんだからな。そろそろ起きてくれよ!」

「そうじゃな。そろそろ真面目にするかのぅ」

 そうやって立ち上がると、おっさんは身の丈3m位のオークのいかつい感じの王者だ。その辺の奴らとは貫禄が違う。

 俺はそらよ!っとの掛け声と共に先の変化の衣を投げてやった。

「人間を指定して身長を俺位でイメージしてから魔力を込めてみな。俺からのプレゼントだ」

 おっさん改めヴォルガンが衣というかマントを羽織り、魔力を込めると、俺より少し身長の高い嫌味な位のイケメンがそこに現れた。

 鏡を渡してやると、ふむふむと言いながらレニスを見た。

「惚れても良いのじゃぞ?」

「あら残念ね。ランスと会う前で私よりおじさまの方が強かったら靡いたかもね!うふふ。既にランスの刻印を頂いているのよ」

 レニスの方があしらい上手だった。

 おっさんはあくびをし、お尻をボリボリとかいている。

「さて、そろそろ出るか。ここから外に行けるでな。まずは外に出てお主の館か城に行き話しを聞こうか。ここは狭いのでな」

 するとそんなんあったのかといった感じだが、奥の扉を開けると手振りで皆にその扉をくぐらせて外に出させた。そして最後に俺とおっさんの2人になった。

「宜しくなおっさん」

「うむ。足を引っ張るなよ小僧」

 そう言い、握手をした。

 その瞬間、俺の頭の中でエラーメッセージが聞こえた。

「エラー発生!本来いない筈の異世界の者に触れました。このダンジョンは崩壊しました」

 意味不明なアナウンスが聞こえたかと思うと入り口が消えた。それどころか真っ暗であり、落下感がある。夜目が利くのでおっさんを探すと俺より下に落下中だ。

「おっさん飛べないのか?」

「そうだ、不味いぞ!このまま下に叩きつけられるとさすがの儂もお陀仏だぞ!」

「ちょっと待っていろ、今行くから」

 俺は空気抵抗がないようダイブし、おっさんに向かったが、なんとかキャッチをした。

「よし捕まえた。男にしがみつかれるのは嫌だが、今回は仕方がない。しっかり掴まってくれ」

 そして飛翔を使ったが、重量オーバーだ。妻達は軽いから問題がないが、こいつは多分400kgは越えている。落下の勢いはかなり消したが、完全には勢いは消えない。

 そうすると底が見えてきた。俺は咄嗟におっさんに抱き抱えられ、地面に激突したその時の衝撃にて意識を失ったのであった。
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