異世界召喚された俺は余分な子でした

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第2章

第283話 対峙

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 アリゾナ達と捜索を開始する事1時間、漸く生き物の気配を感じ取る事が出来たので、そちらに移動中だ。オリヴィアのみ少し距離を置いてついて来て貰う。

 そこに居たのは背丈2m位で、装甲服の様なのを着ている者達だ。人数は5人?匹?
 少し開けた場所にいるようだが、俺達が茂から出ると対峙する形になった。ただ、向こうはまだ気が付いていない。
 俺は隠密を一旦解除した。すると向こうの奴の服からアラームが鳴り、腕にある端末を操作して辺りをキョロキョロしだした。
 いきなり肩に装着されている長さ30cm、直径5cm位の砲塔?から熱エネルギーと思われるのが飛んできた。
 アリゾナと裕美を突き飛ばして逃したが、俺の右肩に当たり、肩より先が持っていかれ、一瞬で傷口が焼けただれた。

 急ぎヒールと欠損修復を行い、まずはそいつの後ろに転移し、ライトソードで首を刎ね飛ばした。すると残りの者が腕の端末を操作していたようで、急に姿が消えた。しかし姿は見えなくとも気配はちゃんとする。俺の後ろに回り込もうとする者、距離を取る者、各々何かしらの行動を取っていた。
 距離を置く者がやばいと感じ、気配のする所に転移してライトソードを振る。そうすると何かを切断した。どうやら先程から操作をしている端末が装着されている腕で、切断するとそいつの姿が見えるようになった。

 俺は一気に斬り掛かったが、やはり熱線が迫ってきた。
 咄嗟にそいつの後ろに転移し、そいつを盾にした。そいつの胸元に風穴が開きそいつは絶命した。どうやら自分達の武器に対しての防御力は持ち合わせていないのと、俺の攻撃も効果がある。

 俺は再び隠密を使う。取り敢えず腕と体を収納する。
 そして熱線が飛んできた方にアイスアローをしこたま打ち込むと、そいつの姿が見えた。間髪入れずアリゾナが剣を一閃し、胴を薙いで倒した。勿論真っ2つだ。
 これで残り3匹。
 アリゾナがターゲットになった為、ゲートでこちらに引き寄せたが、先程までアリゾナの体があった所を熱線が飛んでいった。俺はアリゾナへ熱線を放った奴の真上に転移し、脳天に1撃を喰らわせて倒した。収納に死体を入れつつ、もう1匹の後ろに回り首を刎ねる。
 その時に裕美へ念話を送り、もう1匹の対処をお願いしており、同時に攻めた。だが、裕美の剣は通じず、受け流された。そして反撃を貰い裕美は吹き飛ばされた。

 裕美は重力操作を行い、なんとかそいつをその場に釘付けにしたので、そいつは藻掻いている。そして俺は転移してそいつの首を刎ねた。
 首を刎ねる前にそいつは何かを操作をしていたが、腕の端末のディスプレイに何かが表示されている。おそらく数字?だと思うが、定期的に変わっているのが分かった。ヤバそうなので一旦収納に入れ、次に死体を全て収納に入れてその場を引き上げようとした。

 そいつらの見た目はリザードマンに似ているが、よく分からない。何せバイオスーツ?の様なのを着ていて、顔がヘルメットで覆われていたからだ。
 さっきのディスプレイは恐らくカウントダウンだ。SF映画でよくある自爆で、そのカウントダウンだと推測した。やばいと直感が告げ、警笛がなり響いた。あれはかの州知事が主演したあの映画の奴に酷似している。但し、尻尾がある。

 そうしているといつの間にか囲まれたのが分かった。50m位離れた所から包囲を縮めている。今日はこれまでと思い、途中の、恐らく50km程離れた町にゲートを出し、置き土産でカウントダウン中と思われる奴の死体だけを置いて退避した。
 そうしていると1分位で、閃光ときのこ雲が立ち昇っているのが分かった。そして暫くすると振動が伝わってきた。
 あのカウントダウンした奴の爆発だと思った。まるで映画の話だと項垂れていた。

 何故ならきのこ雲の大きさから町の1つ位十分に吹き飛ばす威力があると確信したからだ。

 今一度更に50km程離れた所に転移し、一旦セレナを呼んで来て今いる場所を覚えて貰い、先程の事を説明し送り返した。

 死体を出し検分を始めるからだ。発振器等がある場合、ワーグナー等の位置がバレるのでそれは止めたのだ。

 バイオスーツを脱がしに掛かる。
 中には2足歩行をする生物が入っており、醜い蜘蛛の様な顔付きで、ドレッドヘアーだった。

 端末は地球の物よりも遥かに文明の進んだ物で、武器も何となく分かった。先程熱線を放った武器を持っているのが3匹で、1匹は持っていなかった。その代わり体にいくつか武器を装着していた。

 そして只ならぬ力を感じ取れる刀を持っていたが、間もなくそいつの端末からな何やら音声が聞こえてきた。

「マスターの死亡により新たなマスターを指定しますか?指定する場合は左を、自爆する場合は右を押すように。押されなかった場合、高燃焼モードで当マスターを滅却します10,9、8」

 そう出てくるので、ディスプレイに出ている左のボタンをタッチする。

「畏まりました。それでは新たなマスターを設定しますので、血を一滴垂らして下さい」

 端末の一部が開いた。ここに垂らすのかと思い垂らす。

「新たなマスターを設定しました。続いて刀剣のマスターを設定します。新たなマスターとなる者は10秒以内にグリップを握ってください。握らない場合当端末のマスターに権利を移譲します。10、9、8・・・」

 そう聞こえたので裕美に握らせた。

「刀剣のマスターを設定しました」

 とだけ聞こえた。

 アリゾナに聞くと何を言っているのか理解できなかったと。裕美には理解できたようだ。
 画面表示は不明だが、音声ガイダンスは恐らく召喚者に備わっている翻訳機能が役に立ったのだろう。

 裕美に剣を握らせ、適当に出したミスリルの武器を切断するようにして貰うと、鈍く薄っすらと赤く刀身が輝き、さくっとミスリルを切断した。試しにライトソードと打ち合うと打ち合えた。

 またアンタレスと打ち合うとやはり打ち合えた。
 ユーザー認証式の振動ブレーカーといった所か?文明レベルの違いに戦慄を覚える。

 裕美が剣について告げた。

「なんか凄いねこれ。怪しく赤い光を放っているのね。いいわねこれ。愛剣にするわね。そうねえ赤光丸にしよっと」

 裕美は絶望的にネーミングセンスがなかったが、俺は敢えて突っ込むのを止めた・・・
 そして一度俺だけ先の爆心地を確認する事にし、一旦2人をワーグナーに戻してから単独で調査しに向かうのであった。
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