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第3章
第317話 明智君は
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俺は気が付くと自分のベッドの上で寝ていた。誰かと寝ていた訳ではなく、珍しく一人で寝ていたのだ。
相変わらず気持ち悪い上に頭が痛いので、また誰かを蘇生したっぽい。そういう状態なのだ。
俺は苦悶の声を上げていた。
俺はこういう姿を妻達には見せたくないので、一人でいたかったのだ。
皆何となく察してくれたようで一人にしてくれたようだ。酷い時は吐いたりするので、ベッドの傍らにはバケツが用意されていた。俺は妻達に格好悪い所を見せたくない。皆死者を生き返らせる凄い事だと言っているが、それでもこんな格好は見せられない!というか見せたくない。妻達からすれば、副作用を考えると躊躇するような内容なのに、皆の為にいつも一人で抱え込んでいて、少しは弱った所を見せて欲しいと。そんな俺を見ると、母性本能がくすぐられるのだとか。
10分程で回復したので部屋を出ると、ナンシーが出迎えてくれた。
そして明智君は放置し、食事をしに食堂へ向かう。ナンシーが意外そうに聞いてきた。
「あれ?彼の事は良いの?多分そろそろ起きると思うのだけれども?」
「ああ、いいんだ。あいつと会う前に腹を満たしたいんだよね。あれ使うと妙に腹が減るんだよな。」
俺は出された食事をゆっくりと食べてから、明智君のいる部屋に案内して貰う。
部屋に入ると呆然としている明智君がベッドの上に座っていた。俺が部屋に入っても気が付かないので声を掛けた。
「お前さん死んでいたんだぞ。俺が生き返らせていなければ今頃鬼籍に入っていたぞ。一体何があったんだ!?」
「あ!あ!あう。あなたは確か史郎さんって言うんだよね?やっぱり僕は一度死んだんだよね!?なんかよく分からないのですが、気が付いたらドラゴンみたいな魔物が僕の左腕を噛んでいて、引き千切ったんですよ!そこからはパニックでした。痛いし、魔法は効かないし、動きは早いしで、あっという間に右腕も持っていかれ、そこからはあっという間に下半身を食われたんです。食い千切られて落下している間に意識が無くなり、気が付いたらこのベッドで寝ていたんです」
残念ながら大した事は聞けなかった。試しに精神系の回復魔法を使ってみたのだが、明智君の表情はみるみるうちに替わっており、かなり効果があった事が分かった。
どうやら精神異常は改善したが、その時の記憶は残っているようだ。
ただ、まだ混乱しており会話が支離滅裂な状態で、話にならなかった。
今はまだ混乱しているので俺は引き上げ、今日は休ませる事にした。もう少し落ち着けば、順を追って話す事が可能だろう。
俺もまだ体調は完全ではないので休む事にし、アンバーを呼んでモフりながら眠るのであった。
そうそう、明智君にはなるべく妻達と遭遇しないようにしている。一般のメイドか執事に世話をさせているんだ。メイドさんを口説くのは良いが、妻達に色目を使ったら去勢しちゃる!・・・
相変わらず気持ち悪い上に頭が痛いので、また誰かを蘇生したっぽい。そういう状態なのだ。
俺は苦悶の声を上げていた。
俺はこういう姿を妻達には見せたくないので、一人でいたかったのだ。
皆何となく察してくれたようで一人にしてくれたようだ。酷い時は吐いたりするので、ベッドの傍らにはバケツが用意されていた。俺は妻達に格好悪い所を見せたくない。皆死者を生き返らせる凄い事だと言っているが、それでもこんな格好は見せられない!というか見せたくない。妻達からすれば、副作用を考えると躊躇するような内容なのに、皆の為にいつも一人で抱え込んでいて、少しは弱った所を見せて欲しいと。そんな俺を見ると、母性本能がくすぐられるのだとか。
10分程で回復したので部屋を出ると、ナンシーが出迎えてくれた。
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「お前さん死んでいたんだぞ。俺が生き返らせていなければ今頃鬼籍に入っていたぞ。一体何があったんだ!?」
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残念ながら大した事は聞けなかった。試しに精神系の回復魔法を使ってみたのだが、明智君の表情はみるみるうちに替わっており、かなり効果があった事が分かった。
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