異世界召喚された俺は余分な子でした

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第3章

第328話 知能を持った魔物の群れとの共存

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 それからの数日は、各町の確認と駆除をして回り、俺はオリヴィアと2人で別働隊として町と町の間の道を上空から調べていた。

 順調に駆除が進んでいたが、最後の町で異変が起こった。驚いた事に魔物が降伏してきたのだ。間違いようがない。

 なんとなく心当たりがあり、セレーシャを呼ぶ事にした。

 今は町の広間でその魔物達と対峙していて、一触即発だ。頼むから誰も先走り汁を出すなよ!違った、先走るなよ。

 こちらに来る準備ができたので、ゲートを出すと、直ぐにセレーシャがゲートから出て来た。すると驚いた顔をしながら魔物に語り始めた。

「お前達生きていたのか?我が分かるか?」

 一匹のオークが前に出てきた。ジェネラル種だ。

「お、おで、分かる。親分間違いない。おでたちいいつけ、ま、まもっだ!襲われでも、人を殺さなっがっただだ!体はちがくげど、たまひいは同じなのでとわがる」

 片言だが、何とか頑張って話していた。

 確かセレーシャが人になる時に見逃してやった奴らだ。俺も見覚えがある。

 お互いの代表と今後の事を話す。

 実際問題として、魔物の代表はオークジェネラルで中々強い。知能が劣るがミノタウロスやサイクロプスまでいた。
 長く生きた魔物で、知能が芽生えた個体がちょこちょこいた。俺はこいつらを倒すのは忍びないと思ったので、皆に問い掛けた。

「なあ、流石に魔物との共存は厳しいと思うが、せめてここにいる彼らが生きる術はないものだろうか?」

 色々な意見が出たが、ホーネットが珍しくちゃんとした意見を述べた。

「シューマン山はどうですか?あそこより先は魔物の領土でしょ?」

 そう、あっさり決まった。なぜそこに思い至らなかったのかが不思議だが、ホーネットを撫でてやる。

 一瞬悦びの仕草をしたが、プイッとなった。

「俺はもう子供じゃないんだから、いくら兄貴でも頭を撫でるのは止めて欲しい!」

 更にポンポンとする。何気に獣人族の耳は気持ち良い。

「だから触んなって!」

 顔と言っている事が合わないんだよな。何気に構ってちゃんだったりする。褒められて照れていた。?こいつデレか?男のデレは要らんな。
 ふと今俺は重大な事に思い至った。妻、今後妻になる者の中にツンデレが一人もいないのだと。

 おっほん。脱線したが、本題に戻ろう。

 この魔物達の強さ的には、恐らく頑張れば魔物の領域の支配が可能だと思う。怪力系の仲間もおり、理性を持った個体が率いている。多少の戦力差は知恵で何とかするだろう。彼らがいずれ人と魔物の架け橋になるような予感がするというか、期待をしたい。

 俺は1つ約束をした。俺の支配が及ぶ限り、あの領域には踏み入らない。
 逆に魔物達も山を出て来て人の領域には入らないと。

 ただ、リーダーに変化の指輪を渡し、人へ化ける手段を与えた。何か重大事項が有れば、人里に来る手段を与え、俺を頼れと。少なくとも、この個体は俺よりも早く寿命が来る。共生とは行かないまでも、棲み分けなら可能だろうとの旨を話しあい、お互い理解して実行する事とした。

 取り敢えず明智君を呼び戻す事にした。

 彼にはこの町の守り手として配備し、やり直す機会を与えた。もうシューマン山に行かせる事が出来ないからだ。

 そして魔物達をシューマン山にゲートで送り出した。

 そうやって無事魔物の排除が一通り終わり、国を取り戻した。

 数日間は周辺の魔物を調査及び駆除をし、安全を確保する事にした。俺はその間、上空から広範囲の索敵をするのであった。

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