358 / 572
第4章
第357話 占拠とライルニ大陸
しおりを挟む
取り敢えずこの国を俺が1度占領する事になった。
大統領が軍部を把握していない事が露見した。からだ。つまり実効支配をしている者が別にいるからだ。
大統領自体は協力的で、我々の所に攻め入ってはならない理由として、こちらの方が強く、戦えば負けるからと分かっていたからだ。そう、俺達には魔法があるからだ。大統領には代々ちゃんとした裏歴史書が引き継がれていて、それを書写させてもらい、写しを得る。それを複数部書写させ、各地方へ送る分の複製を作るよう手配した。
魔力の特異点がシューマン山の向こうにあり、そこを中心とし、半径500km位の見えない障壁があり、その範囲の外側は魔力が極端に薄くなる。アルヒオーネとヘイラニア大陸そのものがすっぽり入るのだ。その書物によると、大陸でさえなかった。大島の扱いだ。
元々魔法を使える者達が迫害されており、彼らの流刑地であり、大陸に戻る為の航海術を持たずに置き去りにされ、大陸に戻れなかったらしい。
こちらにない情報だった。
平和なこの大陸で戦争は無い筈だった。大陸の名前はライルニという。
大統領はひたすら謝罪をしていた。
俺は戦争を好まず、和平を結べるならそれで良いとし、和平を結ぶ事に向けて交渉をしていた。
兵士を送った場所から続々と復員していると大統領から伝えられ、死亡者が殆どいない事に対して感謝をされた。実際は航海中の病死や躓いて頭を打ったりで、ワーグナーに攻め入る前に30人程が亡くなったらしいが、俺には関係ない。
こちらの総督や妻達、有識者達を交えて情報交換をする事になった。
また、ゲートを通して貿易を始める事になり、商人組合相応の組織が希望商品の目録を作っていた。
そこからの数週間は、俺も半ば交易人と化し忙しかった。いや、ゲートを出して人と物を運ぶ手伝いをするだけの運び屋ともいう。
時間限定でゲートを繋ぐリストを作成して貰い、各町を繋げていた。
一時的な事だが、交易をする為にサンプルとして魔石を運び、魔道具を配備し、逆に商品を受け取ったりしていた。
そちら方面は順調で、軍部の制圧と粛清というか、追放等が完了し、本来のあるべき姿に移行していた。
そんな中、未確定情報としてこの大陸にいない筈のオークが出没し、大騒ぎになった村があるとの情報が噂として流れてきた。
取るに足らぬ情報とされていた。醜男や病気の山賊がそのように見えたのだと取り合う者が居なかった。
勿論俺の所にも噂話以外の情報が入らなかったし、行政にも報告がなかった。
しかし噂話が聞こえてから約2週間、無視できぬ情報が入ってきた。
ある町が全滅したと。得体の知れない奴らに占拠されたとの報告が大統領の耳に入った。最寄りの都市から兵士を1000名程差し向けたが、その兵士達が壊滅したと聞かされ動揺していた。情報を持ち帰る為に数名が何とか逃げ戻ってきたと。口々に魔物又は怪物に占拠され、太刀打ちできないと報告をしていた。
俺は様子のおかしい大統領を伴いブランチをし、雑談の中で問い詰めた。聞けば俺が1度行っている町だったので、俺が自ら仲間を率いて調査、可能なら奪還を買って出た。
魔物が出たのは初めてだそうで、歴史にもなかったと。勿論俺がゲートで引き入れたのでもなく、何かが始まっていると、嫌な予感しかしなかったのであった。
大統領が軍部を把握していない事が露見した。からだ。つまり実効支配をしている者が別にいるからだ。
大統領自体は協力的で、我々の所に攻め入ってはならない理由として、こちらの方が強く、戦えば負けるからと分かっていたからだ。そう、俺達には魔法があるからだ。大統領には代々ちゃんとした裏歴史書が引き継がれていて、それを書写させてもらい、写しを得る。それを複数部書写させ、各地方へ送る分の複製を作るよう手配した。
魔力の特異点がシューマン山の向こうにあり、そこを中心とし、半径500km位の見えない障壁があり、その範囲の外側は魔力が極端に薄くなる。アルヒオーネとヘイラニア大陸そのものがすっぽり入るのだ。その書物によると、大陸でさえなかった。大島の扱いだ。
元々魔法を使える者達が迫害されており、彼らの流刑地であり、大陸に戻る為の航海術を持たずに置き去りにされ、大陸に戻れなかったらしい。
こちらにない情報だった。
平和なこの大陸で戦争は無い筈だった。大陸の名前はライルニという。
大統領はひたすら謝罪をしていた。
俺は戦争を好まず、和平を結べるならそれで良いとし、和平を結ぶ事に向けて交渉をしていた。
兵士を送った場所から続々と復員していると大統領から伝えられ、死亡者が殆どいない事に対して感謝をされた。実際は航海中の病死や躓いて頭を打ったりで、ワーグナーに攻め入る前に30人程が亡くなったらしいが、俺には関係ない。
こちらの総督や妻達、有識者達を交えて情報交換をする事になった。
また、ゲートを通して貿易を始める事になり、商人組合相応の組織が希望商品の目録を作っていた。
そこからの数週間は、俺も半ば交易人と化し忙しかった。いや、ゲートを出して人と物を運ぶ手伝いをするだけの運び屋ともいう。
時間限定でゲートを繋ぐリストを作成して貰い、各町を繋げていた。
一時的な事だが、交易をする為にサンプルとして魔石を運び、魔道具を配備し、逆に商品を受け取ったりしていた。
そちら方面は順調で、軍部の制圧と粛清というか、追放等が完了し、本来のあるべき姿に移行していた。
そんな中、未確定情報としてこの大陸にいない筈のオークが出没し、大騒ぎになった村があるとの情報が噂として流れてきた。
取るに足らぬ情報とされていた。醜男や病気の山賊がそのように見えたのだと取り合う者が居なかった。
勿論俺の所にも噂話以外の情報が入らなかったし、行政にも報告がなかった。
しかし噂話が聞こえてから約2週間、無視できぬ情報が入ってきた。
ある町が全滅したと。得体の知れない奴らに占拠されたとの報告が大統領の耳に入った。最寄りの都市から兵士を1000名程差し向けたが、その兵士達が壊滅したと聞かされ動揺していた。情報を持ち帰る為に数名が何とか逃げ戻ってきたと。口々に魔物又は怪物に占拠され、太刀打ちできないと報告をしていた。
俺は様子のおかしい大統領を伴いブランチをし、雑談の中で問い詰めた。聞けば俺が1度行っている町だったので、俺が自ら仲間を率いて調査、可能なら奪還を買って出た。
魔物が出たのは初めてだそうで、歴史にもなかったと。勿論俺がゲートで引き入れたのでもなく、何かが始まっていると、嫌な予感しかしなかったのであった。
1
あなたにおすすめの小説
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる