異世界召喚された俺は余分な子でした

KeyBow

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第1章

第514話 味噌汁

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 野営と言っても、シェルターを出してのいつものぬるい野営である。
 しかも扉をロックしてしまえば何をしようとも外からは入って来られない。

 それにこのシェルターは内部を拡張してある。
 その為に見た目は6人用のテント程度の大きさ相当の岩なのだが、実際の中はというと、屋敷が入っているのかと思う位の広さに拡張してある。
 やり過ぎとツッコむなかれ。

 同じシェルターを2つ持っているのだが、シェルターは俺のスキルを使って複製と言うか作成しようとしたがどうにもならなかった。

 今までにゲットできたのは2つだけしかなく、1つは俺が収納に入れているが、もう1つはセレナが持っている。

 今夜はアトランジェに配慮して大人しく寝ていたのもあり、久し振りにぐっすり寝た感じだ。
 そう、久し振りにだ。

 寝起きにキッチンに行くと誰かが野菜を切っているような音がした。
 音からするとネギ?を刻んでいるようだ。
 ネギと言っても地球にあるネギとは違い、ネギに似た物としか言いようがない。

 だが便宜上俺はそれをネギと呼んでいる。
 それを味噌汁の具として朝食を作ってくれていた。

 様々な料理が可能なように必要な材料はこのシェルターに準備してある。
 尚且シェルターに収納庫が作ってあり、その中の時間は止まるようにしてある。
 だから生野菜もあるんだ。

 味噌も日本にある味噌とは少し違うのだが、大豆によく似た豆があり、味噌を作る製法で代替えとなる味噌が作れていたのだ。

 俺がいない50年の間に日本の出身者が知恵を絞り、醤油なども再現していた。
 勿論味が多少違うのだが、銘柄の違い?そう言われればそうなんだろうなと思う程度にまで醤油に近付いていた。

 今キッチンで誰が味噌汁を作っているのか?と思ったら、水樹が作っていた。

 今朝の朝食に水樹が作った味噌汁を出してくれたのだが、驚いた事に屋敷で食べているのと同じ味だった。
 そこで水樹に聞いてみた。

「なあ水樹、今食べているのって屋敷で食べているのと同じ味の味噌汁だけど、ひょっとして料理人に教えて貰っていたのかい?」

「ふふふ。違うわよ。私と百合亜がいつも作っているの。味噌汁だけだけど、2人で受け持っているのよ」

 俺はほえ~となっていたが、水樹が作る味噌汁は絶品だ!まさにお袋の味!といった感じで涙が出る。
 水樹によると今ひろみは豆腐を再現しようと悪戦苦闘していると言っていた。
 おお!完成が楽しみだ!

 屋敷では週に1度だけれども和食日があり、日本食を再現した料理を出してくれる。
 みんな俺のいた日本の郷土料理と言うのを食べたがるので、そうなっていた。
 他の地域の料理は2週間から3週間に1度取り込んでいるような感じだ。
 俺の知らない間に皆知恵を絞って色々な取り組みをしてくれている事に感謝だ!

 美味しかった!ごちそうさまでした!


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