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第1話 プロローグ
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舞台は20xx年の日本。十年前、突如として世界各地に現れた【ダンジョン】。何故出現したのかや、破壊方法について全く解明されておらず、謎に包まれている。
ダンジョン内部には危険な【魔物】が徘徊し、倒すと霧散して【魔石】と呼ばれる結晶が残される。これらの魔石はエネルギー資源として重要で、希少素材の原料としても高値で取引される。
また、稀に【ドロップアイテム】として強力な武器や防具、貴重なアイテムを手に入れることができる。さらに、ダンジョン内の特定のエリアでは【希少鉱物】が採掘可能であり、魔石やアイテム、これらの資源を求めて多くの冒険者が命を賭けて挑むようになった。
しかし、ダンジョンについて謎が多いが、一定の魔物を倒さないと外に出てしまうという特性がある。そのため、生活の糧を得る、一攫千金 を狙う、名声を得る、あるいは異性にもてたいという動機など、様々な理由で多くの人々がダンジョンに挑むようになった。
彼らは探索者、ハンター、冒険者と呼ばれたが、いつしか【探索者】という呼び名が定着した。ダンジョン探索はリスクが高い反面、一攫千金のチャンスがあり、多くの若者が夢を求めて飛び込んでいった。俺もその一人だ。
俺の名は田中土門。探索者仲間からは「ドボルザック」、あるいは「ドボル」と呼ばれている。かつては将来を嘱望される才能を持つ探索者だった。探索者の特典のようなスキルは、早い人で登録時、遅いと発現(覚醒)しない場合もあるらしいが、俺はまだ発現していない。時折2つ目が発現する再発現者、または二次覚醒者、通称ダブルなんてのもいるそうだ。また、スキル持ちか否か【適性】は探索者登録時に測定して判明し、概ね1割の人に適性があると言われている。
適性があると登録する覚醒の有無にかかわらず身体能力が大幅に向上する。
非覚醒者もダンジョン探索をすることがあるが、上限は24時間と言われている。それを超えると魔力により体が蝕まれ死に至るから、適性なしは基本的にダンジョンに入らない。
大学のサークルでダンジョン探索を始めた頃の俺は周囲から大きな期待を寄せられていた。物覚えが良く、魔物の特性や攻撃パターンを即座に把握する力があり、探索者登録時に測定した俺の基礎能力は常人の4割増しで、覚醒したらBやAランクになれるのでは?と言われていた。初めてのダンジョン探索に臨んだ時、胸の高鳴りを抑えきれず、希望と興奮に満ち溢れていた。
俺の初ダンジョン探索は奥多摩で行われ、初めは順調そのものだった。先輩たちと共に、弱い魔物を次々と倒し、ドロップアイテムを手に入れるたびに笑顔が絶えなかった。俺も先輩たちと一緒に順調に進む探索を喜び合っていた。
だが、悲劇は突然訪れた。先輩の一人が探索する場所を誤り、フロアボスとは別にあるボスクラス魔物のいるエリアに踏み入ってしまったのだ。俺たちの前に現れたのは、鋭い牙と巨大な体を持つ恐ろしい姿のオーガの亜種だった。
「俺は左から行くから、ドモンは右からいけ!」
先輩が叫び、先輩を信じて斬り込み一撃を入れて鍔迫り合いに持ち込む。オーガとの距離を詰め、必死に食い下がる。
「俺が抑えます!今がチャンスです!」
俺は先輩に向かって叫んだ。しかし聞こえたのは悲鳴と逃げ去る足音だけだった。先輩たちはパニックに陥り、俺を残して逃げ出してしまったのだ。
俺は恐怖に駆られながらも、必死にオーガに立ち向かうことになった。オーガの方が足が速く、逃げることはできないため戦わざるを得なくなった。それなりに傷を負わせることはできたが、俺が負うダメージの方が大きく、戦況は圧倒的に不利だった。
「くそっ・・・!」
必死に攻撃を続けるも、ついにオーガの重い一撃が俺の右腕に直撃し、骨が砕ける音が響いた。痛みに耐えながらも、俺は何とか逃げ回っていたが、オーガの執拗な追撃から逃れることはできなかった。
そして失血から足が前に出なくなり逃げられなくなった直後に、幸運にも他の探索者たちが現れた。彼らはこの魔物を討伐に来たパーティーであり、迅速にオーガを倒してくれた。しかし、俺の右腕は切断寸前の状態であり、血が止まらないまま倒れ込んだ。
・
・
・
その日を境に、俺の右腕は切断を免れるも完全には回復しなかった。治療によって見た目は元通りになったものの、握力は戻らず左腕の半分ほどになってしまった。日常生活に支障はないものの不自然な状態で武器を扱うことを余儀なくされ、まともに戦える状態ではなくなった。次第に俺は戦闘への恐怖心を抱えるようになり、特に魔物と対峙した時には無意識に逃げの選択をするようになった。
俺の戦い方は変化し、やがて「ラビット」と呼ばれるようになった。そのあだ名は、兎のように逃げ回る姿が由来だ。俺はチームでの役割を主にヘイトを集める「囮」として担うようになった。前衛で魔物を引きつけ、仲間が安全に攻撃できる時間を稼ぐ。俺を追う魔物を仲間が背後から叩く、それが俺の新たな戦いにたいする参加の仕方だった。だが、直接攻撃しないため報酬の取り分は減らされ、大体他のメンバーの半分になることが多かった。
だが、俺は探索者を辞めるわけにはいかなかった。生活を支えるためには、この道しかなかった。
大学を卒業してからは、俺はソロ探索者の道を選んだ。仲間に頼れない分、戦闘はさらに慎重になり、無理をせず、常に撤退を優先する「ヒット・アンド・ラン」の戦法を取るようになった。魔物に気づかれないように接近し、死角から一撃を叩き込む。それで倒れなければ、即座に逃げる。この方法で月収は何とか30万円程度に落ち着いた。
しかし衣食住の他、装備の買い替えや消耗品の費用がかさみ、貯金を食いつぶす日々が続いた。このままだと立ち行かなくなるのは時間の問題だった
俺は次第に限界を感じ始め、探索を続けるかどうかで悩むようになった。だが、天涯孤独の俺にはこれしかなく辞めるわけにはいかなかった。ダンジョン探索以外にまともな収入源を見つけられなかったからだ。
・
・
・
そんなある日、ネットカフェでダンジョン関連のニュースをチェックしていた俺の目に、一枚の募集広告が飛び込んできた。
「人気ダンジョン配信者『乙姫ライフ』スタッフ募集! 月100万円の好待遇!」
俺は思わずその広告を凝視した。「乙姫ライフ」という名前には聞き覚えがなかったが、調べてみると彼女は超人気のダンジョン配信者だった。特に女子とオタク系男子からの支持が圧倒的で、まるでアイドルのように扱われているとあった。俺には理解できないが、そのあざとい仕草や可愛らしい口調は、彼女のファンを魅了してやまないのだとか。
確かにものすごく美人というか、美少女だ。少し調べると、幼女向けの番組の美少女戦士というのだろうか、あの格好の写真もアップされていて、そのスタイルの良さが強調されている。勿論コスプレだろうが、妙に似合っているなと感心する。
「これだ…」
俺はこの広告を見て、人生の転機が訪れたのだと感じた。配信に関する知識は皆無だったが、このチャンスに賭けてみることに決めた。これまでのような生活を続けるわけにはいかない。
俺は広告を見つめながら、つい「もし俺が乙姫ライフの一員として活躍したら・・・」と妄想にふけっていた。
・
・
・
「ボスが来たわね!」
乙姫さんの声が響く。彼女の持つ剣が夕日の光を受けて輝くのを見た瞬間、俺はカメラを回しながら本能的に次の動きを考えていた。
「俺がサポートします!」
俺の声が冷静に響く。なぜか手元には見慣れない鋭い針が生成されていた――どうやらこれが妄想の中での“能力”らしい。
俺は即座にボスの巨体に狙いを定めて針を投げた。
狙い通りにその右脚に突き刺さり、敵の動きを止めた。
「ナイス、ドボル!」
乙姫さんが目配せしながら距離を詰め、ボスの注意を引きつける。その間に、相棒のシンちゃんがその背後に素早く回り込み、槍をボスの背中に突き立てた。派手な乙姫さんと対照に冷静そうな薄幸美人タイプ。何故か2人ともミニスカメイド服に、つい下着が見えるぞと心配する。
「これで終わりです!」
シンちゃんに反撃しようとしたボス・・・巨大なサイクロプス?に対し乙姫さんが高くジャンプし剣を下向きにし体重を預けると、ボスの脳天に見事に刺さり、断末魔を上げて倒れた。
・
・
・
「ありがとう、ドボル。あなたがいたから安心して戦えたわ」
乙姫さんが微笑みながら俺の頬に軽くキスをする。
「本当に助かりました!」
忍乙ことシンちゃんも同じように俺に感謝の印としてキスを
・
・
・
はっとなり現実に戻る俺氏・・・
「・・・って、んなわけあるか!」
自分で突っ込み、現実に引き戻されたが、俺は苦笑しながら広告に再び目を向けた。
「まずは応募だな……俺にできることがあるなら、やるしかない。あんなことにはならないだろうが、何とか稼がないとそろそろ貯金が底を・・・」
キーボードを叩きながら、この時の俺は自分の人生に転機が訪れた気がしていた。
ダンジョン内部には危険な【魔物】が徘徊し、倒すと霧散して【魔石】と呼ばれる結晶が残される。これらの魔石はエネルギー資源として重要で、希少素材の原料としても高値で取引される。
また、稀に【ドロップアイテム】として強力な武器や防具、貴重なアイテムを手に入れることができる。さらに、ダンジョン内の特定のエリアでは【希少鉱物】が採掘可能であり、魔石やアイテム、これらの資源を求めて多くの冒険者が命を賭けて挑むようになった。
しかし、ダンジョンについて謎が多いが、一定の魔物を倒さないと外に出てしまうという特性がある。そのため、生活の糧を得る、一攫千金 を狙う、名声を得る、あるいは異性にもてたいという動機など、様々な理由で多くの人々がダンジョンに挑むようになった。
彼らは探索者、ハンター、冒険者と呼ばれたが、いつしか【探索者】という呼び名が定着した。ダンジョン探索はリスクが高い反面、一攫千金のチャンスがあり、多くの若者が夢を求めて飛び込んでいった。俺もその一人だ。
俺の名は田中土門。探索者仲間からは「ドボルザック」、あるいは「ドボル」と呼ばれている。かつては将来を嘱望される才能を持つ探索者だった。探索者の特典のようなスキルは、早い人で登録時、遅いと発現(覚醒)しない場合もあるらしいが、俺はまだ発現していない。時折2つ目が発現する再発現者、または二次覚醒者、通称ダブルなんてのもいるそうだ。また、スキル持ちか否か【適性】は探索者登録時に測定して判明し、概ね1割の人に適性があると言われている。
適性があると登録する覚醒の有無にかかわらず身体能力が大幅に向上する。
非覚醒者もダンジョン探索をすることがあるが、上限は24時間と言われている。それを超えると魔力により体が蝕まれ死に至るから、適性なしは基本的にダンジョンに入らない。
大学のサークルでダンジョン探索を始めた頃の俺は周囲から大きな期待を寄せられていた。物覚えが良く、魔物の特性や攻撃パターンを即座に把握する力があり、探索者登録時に測定した俺の基礎能力は常人の4割増しで、覚醒したらBやAランクになれるのでは?と言われていた。初めてのダンジョン探索に臨んだ時、胸の高鳴りを抑えきれず、希望と興奮に満ち溢れていた。
俺の初ダンジョン探索は奥多摩で行われ、初めは順調そのものだった。先輩たちと共に、弱い魔物を次々と倒し、ドロップアイテムを手に入れるたびに笑顔が絶えなかった。俺も先輩たちと一緒に順調に進む探索を喜び合っていた。
だが、悲劇は突然訪れた。先輩の一人が探索する場所を誤り、フロアボスとは別にあるボスクラス魔物のいるエリアに踏み入ってしまったのだ。俺たちの前に現れたのは、鋭い牙と巨大な体を持つ恐ろしい姿のオーガの亜種だった。
「俺は左から行くから、ドモンは右からいけ!」
先輩が叫び、先輩を信じて斬り込み一撃を入れて鍔迫り合いに持ち込む。オーガとの距離を詰め、必死に食い下がる。
「俺が抑えます!今がチャンスです!」
俺は先輩に向かって叫んだ。しかし聞こえたのは悲鳴と逃げ去る足音だけだった。先輩たちはパニックに陥り、俺を残して逃げ出してしまったのだ。
俺は恐怖に駆られながらも、必死にオーガに立ち向かうことになった。オーガの方が足が速く、逃げることはできないため戦わざるを得なくなった。それなりに傷を負わせることはできたが、俺が負うダメージの方が大きく、戦況は圧倒的に不利だった。
「くそっ・・・!」
必死に攻撃を続けるも、ついにオーガの重い一撃が俺の右腕に直撃し、骨が砕ける音が響いた。痛みに耐えながらも、俺は何とか逃げ回っていたが、オーガの執拗な追撃から逃れることはできなかった。
そして失血から足が前に出なくなり逃げられなくなった直後に、幸運にも他の探索者たちが現れた。彼らはこの魔物を討伐に来たパーティーであり、迅速にオーガを倒してくれた。しかし、俺の右腕は切断寸前の状態であり、血が止まらないまま倒れ込んだ。
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その日を境に、俺の右腕は切断を免れるも完全には回復しなかった。治療によって見た目は元通りになったものの、握力は戻らず左腕の半分ほどになってしまった。日常生活に支障はないものの不自然な状態で武器を扱うことを余儀なくされ、まともに戦える状態ではなくなった。次第に俺は戦闘への恐怖心を抱えるようになり、特に魔物と対峙した時には無意識に逃げの選択をするようになった。
俺の戦い方は変化し、やがて「ラビット」と呼ばれるようになった。そのあだ名は、兎のように逃げ回る姿が由来だ。俺はチームでの役割を主にヘイトを集める「囮」として担うようになった。前衛で魔物を引きつけ、仲間が安全に攻撃できる時間を稼ぐ。俺を追う魔物を仲間が背後から叩く、それが俺の新たな戦いにたいする参加の仕方だった。だが、直接攻撃しないため報酬の取り分は減らされ、大体他のメンバーの半分になることが多かった。
だが、俺は探索者を辞めるわけにはいかなかった。生活を支えるためには、この道しかなかった。
大学を卒業してからは、俺はソロ探索者の道を選んだ。仲間に頼れない分、戦闘はさらに慎重になり、無理をせず、常に撤退を優先する「ヒット・アンド・ラン」の戦法を取るようになった。魔物に気づかれないように接近し、死角から一撃を叩き込む。それで倒れなければ、即座に逃げる。この方法で月収は何とか30万円程度に落ち着いた。
しかし衣食住の他、装備の買い替えや消耗品の費用がかさみ、貯金を食いつぶす日々が続いた。このままだと立ち行かなくなるのは時間の問題だった
俺は次第に限界を感じ始め、探索を続けるかどうかで悩むようになった。だが、天涯孤独の俺にはこれしかなく辞めるわけにはいかなかった。ダンジョン探索以外にまともな収入源を見つけられなかったからだ。
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そんなある日、ネットカフェでダンジョン関連のニュースをチェックしていた俺の目に、一枚の募集広告が飛び込んできた。
「人気ダンジョン配信者『乙姫ライフ』スタッフ募集! 月100万円の好待遇!」
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確かにものすごく美人というか、美少女だ。少し調べると、幼女向けの番組の美少女戦士というのだろうか、あの格好の写真もアップされていて、そのスタイルの良さが強調されている。勿論コスプレだろうが、妙に似合っているなと感心する。
「これだ…」
俺はこの広告を見て、人生の転機が訪れたのだと感じた。配信に関する知識は皆無だったが、このチャンスに賭けてみることに決めた。これまでのような生活を続けるわけにはいかない。
俺は広告を見つめながら、つい「もし俺が乙姫ライフの一員として活躍したら・・・」と妄想にふけっていた。
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「ボスが来たわね!」
乙姫さんの声が響く。彼女の持つ剣が夕日の光を受けて輝くのを見た瞬間、俺はカメラを回しながら本能的に次の動きを考えていた。
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俺の声が冷静に響く。なぜか手元には見慣れない鋭い針が生成されていた――どうやらこれが妄想の中での“能力”らしい。
俺は即座にボスの巨体に狙いを定めて針を投げた。
狙い通りにその右脚に突き刺さり、敵の動きを止めた。
「ナイス、ドボル!」
乙姫さんが目配せしながら距離を詰め、ボスの注意を引きつける。その間に、相棒のシンちゃんがその背後に素早く回り込み、槍をボスの背中に突き立てた。派手な乙姫さんと対照に冷静そうな薄幸美人タイプ。何故か2人ともミニスカメイド服に、つい下着が見えるぞと心配する。
「これで終わりです!」
シンちゃんに反撃しようとしたボス・・・巨大なサイクロプス?に対し乙姫さんが高くジャンプし剣を下向きにし体重を預けると、ボスの脳天に見事に刺さり、断末魔を上げて倒れた。
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「ありがとう、ドボル。あなたがいたから安心して戦えたわ」
乙姫さんが微笑みながら俺の頬に軽くキスをする。
「本当に助かりました!」
忍乙ことシンちゃんも同じように俺に感謝の印としてキスを
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はっとなり現実に戻る俺氏・・・
「・・・って、んなわけあるか!」
自分で突っ込み、現実に引き戻されたが、俺は苦笑しながら広告に再び目を向けた。
「まずは応募だな……俺にできることがあるなら、やるしかない。あんなことにはならないだろうが、何とか稼がないとそろそろ貯金が底を・・・」
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