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第45話 未知なる上層、そしてオーガの悪夢
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奥多摩ダンジョンの中層ボスを撃破し、ニュー乙姫ライフの配信はさらにヒートアップしていた。
「さて、ここからが本番よ!」
乙姫が意気込む中、ボス部屋の奥に転移ゲートが出現する。
「・・・どうやら、ここから上層に行けるみたいだな」
ドボルは転移ゲートを見つめながら、慎重に呟く。
奥多摩ダンジョンの上層についての情報は、ほとんど残されていない。生還者がほぼいないため、どのような構造になっているのかすら謎だった。
「それじゃあ、行きましょう!」
乙姫の声とともに、一行は転移ゲートをくぐる。
・
・
・
――ゴォォォォ……ン……
視界が歪み、重力の向きが変わったような感覚に襲われる。そして、一行がたどり着いたのは・・・
「登ってるの?」
忍姫が驚いた声を上げた。
通常、ダンジョンは地下深くに潜っていく構造になっている。しかし、ここでは階層が上がるごとに上昇しているように感じられた。
「どういうこと?」
乙姫も混乱しながら周囲を見渡す。
青白い光が揺らめく石造りの回廊。どこか異世界の城塞のような雰囲気が漂う場所だった。
奥多摩ダンジョン・上層 第1階層。
これまでにない異質な空間だった。
・・・
「待て。前方に魔物の気配を感じるぞ」
ドボルが警戒し、手を上げる。
そして、視界の奥から現れたのは――
黒炎を纏う巨大な魔犬・ヘルハウンド。
それを2匹引き連れた、筋骨隆々の巨体。
「オーガの亜種だと!?」
ドボルの表情が一瞬で強張る。
5年前、彼が初めてのダンジョンで負傷した元凶――それと同じ種の魔物が、今、目の前に立ちはだかっていた。
「ドボル?」
乙姫が心配そうに声をかけるが、ドボルはすでに汗が滲む手で武器を握り締めていた。
「・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・大丈夫だ」
自分に言い聞かせるように呟く。
今度こそ、あの時のトラウマを乗り越える――!
「行くぞ!2人はヘルハウンドを1匹ずつ頼む!俺はオーガをやる!」
ドボルが盾を構えてオーガに突進を始め、戦闘の幕が切って落とされた。
「さて、ここからが本番よ!」
乙姫が意気込む中、ボス部屋の奥に転移ゲートが出現する。
「・・・どうやら、ここから上層に行けるみたいだな」
ドボルは転移ゲートを見つめながら、慎重に呟く。
奥多摩ダンジョンの上層についての情報は、ほとんど残されていない。生還者がほぼいないため、どのような構造になっているのかすら謎だった。
「それじゃあ、行きましょう!」
乙姫の声とともに、一行は転移ゲートをくぐる。
・
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――ゴォォォォ……ン……
視界が歪み、重力の向きが変わったような感覚に襲われる。そして、一行がたどり着いたのは・・・
「登ってるの?」
忍姫が驚いた声を上げた。
通常、ダンジョンは地下深くに潜っていく構造になっている。しかし、ここでは階層が上がるごとに上昇しているように感じられた。
「どういうこと?」
乙姫も混乱しながら周囲を見渡す。
青白い光が揺らめく石造りの回廊。どこか異世界の城塞のような雰囲気が漂う場所だった。
奥多摩ダンジョン・上層 第1階層。
これまでにない異質な空間だった。
・・・
「待て。前方に魔物の気配を感じるぞ」
ドボルが警戒し、手を上げる。
そして、視界の奥から現れたのは――
黒炎を纏う巨大な魔犬・ヘルハウンド。
それを2匹引き連れた、筋骨隆々の巨体。
「オーガの亜種だと!?」
ドボルの表情が一瞬で強張る。
5年前、彼が初めてのダンジョンで負傷した元凶――それと同じ種の魔物が、今、目の前に立ちはだかっていた。
「ドボル?」
乙姫が心配そうに声をかけるが、ドボルはすでに汗が滲む手で武器を握り締めていた。
「・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・大丈夫だ」
自分に言い聞かせるように呟く。
今度こそ、あの時のトラウマを乗り越える――!
「行くぞ!2人はヘルハウンドを1匹ずつ頼む!俺はオーガをやる!」
ドボルが盾を構えてオーガに突進を始め、戦闘の幕が切って落とされた。
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