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14:おかえり、兄さん
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観劇したオペラは、よくある古典的な悲劇だった。
二人の男と一人の女。女の愛を欲した男たちは醜い争いを繰り広げ、女は自分のために争う彼らを悲観して自害する。そんなありきたりな愛憎劇。
それを新進気鋭の若き演出家が、繊細な音楽と美しい舞台芸術で崇高な物語に仕上げていた。
この話が実際に目の前で繰り広げられたらきっと、こんな風に美しくはならないだろう。
そう思うと、オペラの世界は所詮は現実とは程遠い物語の世界なのだなと思う。
「たまには非日常を味わうのも良いわね」
外へ出たクロエは、建築物としても価値の高い荘厳な雰囲気の劇場を見上げ、目を輝かせた。
「楽しかったわ。誘ってくれてありがとう」
「楽しんでくれたのなら良かったよ」
「私、あの演出家を支援したいわ」
「ハハッ。そんなに気に入ったのか?」
「ええ。ストリーはよくある話なのに、それをあんなにも美しい物語に仕上げてしまうんだもの」
クロエはパンフレットを抱きしめて、先ほどの舞台を思い出し、うっとりとした表情を浮かべた。
「……結構な悲劇だったと思うんだけどなぁ」
愛と憎しみが交差する古典的な悲劇に対してその顔をするのはどうなのだろう。ライルは「俺にはわからないな」と肩をすくめた。
「……クロエは、死なないでね」
「何?私がオフィーリアのように自害するとでも?」
「……うーん、ないね。あり得ない。君がオフィーリアの立場でも、絶対に自害なんてしないだろうね」
「わかってるなら聞かないでよ」
「そうだなぁ。もし、クロエがオフィーリアなら多分、二人の男の間に立ってくだらない争いはやめろと言うんだ」
「馬鹿言わないで。私ならそんな男どもなんて早々に見切りをつけて逃げるわ」
「……はは、流石だな」
「どうも、ありがとう」
「褒めてないよ。メンタルがゴリラ並みだなと思っただけ」
「ちょっと、失礼でしょうがっ!」
「ああ、ゴリラに?」
「私に、よ!というかそもそも、ゴリラってメンタル強いの?」
「さあ?知らなーい」
「あなた、本当に適当ね」
「君みたいに色々考えて喋ってないからね」
「少しは考えて喋りなさいよ。次期公爵なのだから」
「はいはい」
「もうっ!」
いつものように軽口を叩くライルに、小言が止まらないクロエ。
昔のような会話に二人は顔を見合わせて、吹き出してしまった。
「ライルの馬鹿」
「馬鹿っていう方が馬鹿なんだぞ」
「あーあ。ひと月前までこんな感じだったのに、何だかとても懐かしいわ」
朱色に染まる空を見上げ、クロエは感慨深そうに呟いた。
最近はずっと口説きモードだったから、この感じはすごく楽だ。
ライルのことを何とも思っていないからこそ、緊張しなくていいし、素の自分も見せられる。
(好きになると約束したけど……)
クロエは一瞬、このままの関係で良いのではないかと思ってしまった。
「クロエ。ダメだよ」
「え?」
「今、俺との関係はこのままがいいなとか思っただろう」
ライルはクロエの肩を抱き寄せ、薄く口角を上げた。だが口元は笑っているのに、目は笑っていない。
鋭い男だ。クロエは咄嗟に視線を逸らした。
「あら、馬車が来たわ」
「こら、話を逸らすな」
「寒くなってきたから早く帰りましょう」
追求されると面倒なことになりそうなので、クロエはそそくさと馬車に乗り込んだ。
そうして小高い丘の上まで続く夕暮れ時の道を、馬車で揺られること30分。
シルヴェスターのお屋敷まで帰ってきた二人は、やたらと騒々しいエントランスの様子に、顔を見合わせて首を傾げた。
「何かあったのかしら」
「さあ?……あ、そこの君。何かあったのか?」
ライルは慌ただしく走り回るフットマンの一人に声をかけた。
彼はライルの顔を見るなり、気まずそうに視線を床に落とす。
どうしてだろう。嫌な予感がする。聞かないほうがよかったかもしれない。
「じ、実は……、その、オスカー様が……」
「……え?」
まさか。ライルはエントランスの中央に目を遣った。
するとそこには見窄らしい格好をした男が一人、立っていた。
服装に見合わない、艶やかな長い黒髪を後ろで一つに束ねた長身の男。
見覚えのある背中に、クロエは無意識につぶやいた。
「……オスカー?」
クロエの呟きが聞こえたのか、男はふわりと振り返る。
そしてそのエメラルドの瞳に彼女を映すなり、顔を綻ばせて駆け寄ってきた。
「クロエ!!」
「きゃっ!?」
オスカーは勢いよくクロエに飛びついた。
彼の勢いに負けたクロエはよろけてしまい、後ろに倒れそうになる。
ライルは咄嗟に彼女の背中を支えた。
「ありがとう。ライル」
「い、いや……」
クロエはライルの顔を見上げた。そして彼の困惑した表情を見て安堵する。
よかった。訳がわからないのは自分だけではないようだ。
少しばかり冷静になれたクロエは、自分に抱きつくオスカーの肩を押し返し、拒絶した。
「どうして、ここにいるの?オスカー」
「どうしてって、ここは僕の家だ」
「そんなことを聞いているのではないのよ。あなた、自分が何をしたのか忘れたの?」
結婚式をトンズラしておいて、なぜ何事もなかったかのような顔をして現れることができるのか。クロエは怪訝に眉を顰めた。
オスカーは彼女のその表情に、なぜか傷ついたように瞳を揺らした。
「違うんだ、クロエ。僕は騙され……」
「おかえり、兄さん」
兄の言葉を遮るようにライルは話に割り込んだ。
そしてそっとクロエの肩を抱き寄せる。
オスカーはそんなライルをキッと睨みつけた。
(え?何、これ。どういう状況?)
まさに一触即発の雰囲気。エントランスには緊張感が走った。
それを察したのか、さっきまでオロオロとするだけだった公爵夫人が二人の間に割って入った。
「ま、まあ、とりあえず話は後にしましょう?ね?……お湯と着るものを用意したから、オスカーはこちらへいらっしゃい。話をするのなら、一度身支度を整えてからにしましょう」
二人の息子を宥めつつ、オスカーの肩を抱いて二階へと連行する夫人。
オスカーは特に抵抗することなく、彼女に従った。
「また後でね、クロエ」
オスカーは手をヒラヒラとさせて2階へと上がった。
どうしてあんな風に普通に接してくるのか。一体どういう神経をしているのだろうか。クロエはオスカーに出会って以来初めて、彼のことが理解できないと思った。
「クロエ、とりあえず部屋に戻ろうか。君も着替えたいだろう?」
「え、ええ。そうね」
混乱するクロエにライルは優しく声をかけ、彼女を部屋までエスコートしようとした。
だが、父シルヴェスター公爵はそれを阻止した。
「待て、ライル。お前には少し話がある。すぐに私の執務室に来なさい」
怒りと困惑、それから少しの軽蔑が混ざった視線を息子に向けるシルヴェスター公爵。
ライルは父がそんな表情をしている理由に心当たりがあるのか、すぐに行くと素直に頷いた。
「……ごめん、クロエ。一人で平気?」
「それは、平気だけど……。話って何?」
「さあ、何だろう。俺もわからないや」
ライルはわざとらしく肩をすくめた。本当は知っているはずなのに、知らないふりをしている。
そんな彼を見て、クロエはふと、行きの馬車での会話を思い出した。
ーーーわからないじゃないか。俺だって、君に嘘をつくことがあるかもしれない。
どうしてだろう。多分、普段なら気にも留めない程度の嘘なのにこの状況のせいか、やけに胸がざわつく。
「じゃ、またあとでね。クロエ」
「う、うん。また……」
クロエは父親を追いかけるライルに手を振り、自室へと向かった。
正面階段の踊り場にある大きな窓からは、外が見える。
「なんだか、降りそうね……」
気がつくと、儚げな美しさを放っていた夕焼け空は、継ぎ目のない灰色の雲に覆われていた。
いやだな。嵐の予感がする。
二人の男と一人の女。女の愛を欲した男たちは醜い争いを繰り広げ、女は自分のために争う彼らを悲観して自害する。そんなありきたりな愛憎劇。
それを新進気鋭の若き演出家が、繊細な音楽と美しい舞台芸術で崇高な物語に仕上げていた。
この話が実際に目の前で繰り広げられたらきっと、こんな風に美しくはならないだろう。
そう思うと、オペラの世界は所詮は現実とは程遠い物語の世界なのだなと思う。
「たまには非日常を味わうのも良いわね」
外へ出たクロエは、建築物としても価値の高い荘厳な雰囲気の劇場を見上げ、目を輝かせた。
「楽しかったわ。誘ってくれてありがとう」
「楽しんでくれたのなら良かったよ」
「私、あの演出家を支援したいわ」
「ハハッ。そんなに気に入ったのか?」
「ええ。ストリーはよくある話なのに、それをあんなにも美しい物語に仕上げてしまうんだもの」
クロエはパンフレットを抱きしめて、先ほどの舞台を思い出し、うっとりとした表情を浮かべた。
「……結構な悲劇だったと思うんだけどなぁ」
愛と憎しみが交差する古典的な悲劇に対してその顔をするのはどうなのだろう。ライルは「俺にはわからないな」と肩をすくめた。
「……クロエは、死なないでね」
「何?私がオフィーリアのように自害するとでも?」
「……うーん、ないね。あり得ない。君がオフィーリアの立場でも、絶対に自害なんてしないだろうね」
「わかってるなら聞かないでよ」
「そうだなぁ。もし、クロエがオフィーリアなら多分、二人の男の間に立ってくだらない争いはやめろと言うんだ」
「馬鹿言わないで。私ならそんな男どもなんて早々に見切りをつけて逃げるわ」
「……はは、流石だな」
「どうも、ありがとう」
「褒めてないよ。メンタルがゴリラ並みだなと思っただけ」
「ちょっと、失礼でしょうがっ!」
「ああ、ゴリラに?」
「私に、よ!というかそもそも、ゴリラってメンタル強いの?」
「さあ?知らなーい」
「あなた、本当に適当ね」
「君みたいに色々考えて喋ってないからね」
「少しは考えて喋りなさいよ。次期公爵なのだから」
「はいはい」
「もうっ!」
いつものように軽口を叩くライルに、小言が止まらないクロエ。
昔のような会話に二人は顔を見合わせて、吹き出してしまった。
「ライルの馬鹿」
「馬鹿っていう方が馬鹿なんだぞ」
「あーあ。ひと月前までこんな感じだったのに、何だかとても懐かしいわ」
朱色に染まる空を見上げ、クロエは感慨深そうに呟いた。
最近はずっと口説きモードだったから、この感じはすごく楽だ。
ライルのことを何とも思っていないからこそ、緊張しなくていいし、素の自分も見せられる。
(好きになると約束したけど……)
クロエは一瞬、このままの関係で良いのではないかと思ってしまった。
「クロエ。ダメだよ」
「え?」
「今、俺との関係はこのままがいいなとか思っただろう」
ライルはクロエの肩を抱き寄せ、薄く口角を上げた。だが口元は笑っているのに、目は笑っていない。
鋭い男だ。クロエは咄嗟に視線を逸らした。
「あら、馬車が来たわ」
「こら、話を逸らすな」
「寒くなってきたから早く帰りましょう」
追求されると面倒なことになりそうなので、クロエはそそくさと馬車に乗り込んだ。
そうして小高い丘の上まで続く夕暮れ時の道を、馬車で揺られること30分。
シルヴェスターのお屋敷まで帰ってきた二人は、やたらと騒々しいエントランスの様子に、顔を見合わせて首を傾げた。
「何かあったのかしら」
「さあ?……あ、そこの君。何かあったのか?」
ライルは慌ただしく走り回るフットマンの一人に声をかけた。
彼はライルの顔を見るなり、気まずそうに視線を床に落とす。
どうしてだろう。嫌な予感がする。聞かないほうがよかったかもしれない。
「じ、実は……、その、オスカー様が……」
「……え?」
まさか。ライルはエントランスの中央に目を遣った。
するとそこには見窄らしい格好をした男が一人、立っていた。
服装に見合わない、艶やかな長い黒髪を後ろで一つに束ねた長身の男。
見覚えのある背中に、クロエは無意識につぶやいた。
「……オスカー?」
クロエの呟きが聞こえたのか、男はふわりと振り返る。
そしてそのエメラルドの瞳に彼女を映すなり、顔を綻ばせて駆け寄ってきた。
「クロエ!!」
「きゃっ!?」
オスカーは勢いよくクロエに飛びついた。
彼の勢いに負けたクロエはよろけてしまい、後ろに倒れそうになる。
ライルは咄嗟に彼女の背中を支えた。
「ありがとう。ライル」
「い、いや……」
クロエはライルの顔を見上げた。そして彼の困惑した表情を見て安堵する。
よかった。訳がわからないのは自分だけではないようだ。
少しばかり冷静になれたクロエは、自分に抱きつくオスカーの肩を押し返し、拒絶した。
「どうして、ここにいるの?オスカー」
「どうしてって、ここは僕の家だ」
「そんなことを聞いているのではないのよ。あなた、自分が何をしたのか忘れたの?」
結婚式をトンズラしておいて、なぜ何事もなかったかのような顔をして現れることができるのか。クロエは怪訝に眉を顰めた。
オスカーは彼女のその表情に、なぜか傷ついたように瞳を揺らした。
「違うんだ、クロエ。僕は騙され……」
「おかえり、兄さん」
兄の言葉を遮るようにライルは話に割り込んだ。
そしてそっとクロエの肩を抱き寄せる。
オスカーはそんなライルをキッと睨みつけた。
(え?何、これ。どういう状況?)
まさに一触即発の雰囲気。エントランスには緊張感が走った。
それを察したのか、さっきまでオロオロとするだけだった公爵夫人が二人の間に割って入った。
「ま、まあ、とりあえず話は後にしましょう?ね?……お湯と着るものを用意したから、オスカーはこちらへいらっしゃい。話をするのなら、一度身支度を整えてからにしましょう」
二人の息子を宥めつつ、オスカーの肩を抱いて二階へと連行する夫人。
オスカーは特に抵抗することなく、彼女に従った。
「また後でね、クロエ」
オスカーは手をヒラヒラとさせて2階へと上がった。
どうしてあんな風に普通に接してくるのか。一体どういう神経をしているのだろうか。クロエはオスカーに出会って以来初めて、彼のことが理解できないと思った。
「クロエ、とりあえず部屋に戻ろうか。君も着替えたいだろう?」
「え、ええ。そうね」
混乱するクロエにライルは優しく声をかけ、彼女を部屋までエスコートしようとした。
だが、父シルヴェスター公爵はそれを阻止した。
「待て、ライル。お前には少し話がある。すぐに私の執務室に来なさい」
怒りと困惑、それから少しの軽蔑が混ざった視線を息子に向けるシルヴェスター公爵。
ライルは父がそんな表情をしている理由に心当たりがあるのか、すぐに行くと素直に頷いた。
「……ごめん、クロエ。一人で平気?」
「それは、平気だけど……。話って何?」
「さあ、何だろう。俺もわからないや」
ライルはわざとらしく肩をすくめた。本当は知っているはずなのに、知らないふりをしている。
そんな彼を見て、クロエはふと、行きの馬車での会話を思い出した。
ーーーわからないじゃないか。俺だって、君に嘘をつくことがあるかもしれない。
どうしてだろう。多分、普段なら気にも留めない程度の嘘なのにこの状況のせいか、やけに胸がざわつく。
「じゃ、またあとでね。クロエ」
「う、うん。また……」
クロエは父親を追いかけるライルに手を振り、自室へと向かった。
正面階段の踊り場にある大きな窓からは、外が見える。
「なんだか、降りそうね……」
気がつくと、儚げな美しさを放っていた夕焼け空は、継ぎ目のない灰色の雲に覆われていた。
いやだな。嵐の予感がする。
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