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【 アルフリック04 】
ソファーに座ったシグフリード部隊長が少し間をおいてから言った内容は私の予想通りのものだった。
「レイナードを養子に迎えようと思う。まさか実家であんな扱いを受けていたとは…。もっと早く決断するべきだった」
レイナードを随分可愛がっていたが、侯爵である部隊長から養子縁組を申し出てしまうと男爵家四男の彼に拒否権は無い。だから今まで言い出せなかったのだろう。けれど彼の境遇を聞いて決断したようだ。
「レイナードには傷が癒えてから話す。保証人はハミルトンとアルフリックになってもらうぞ。書類が揃ったらサインを頼む」
貴族の養子縁組には最低二人の親族以外の貴族のサインが必要となる。
私と他にもう一人となると、軍医であるハミルトン・アークライト伯爵なら確かに問題ないだろう。
「承知致しました。ですが、レイナードに伝えず進めるのは何故でしょう?」
「私が強引に決めた事にした方がレイナードも受け入れやすい」
「…確かにそうですね」
シグフリード部隊長が推し進めた事にした方が、レイナードへの当たりも少なくなるだろう。急ぎ養子縁組の手続きを進めると言い残して部隊長は帰って行った。
シグフリード部隊長の養子となればレイナードはハマーシュタイン侯爵家の三男と言う事になる。部隊長の家は長男が継ぐことが決まっていて、次男も補佐として働き既に領地経営は任せているらしいから、レイナードの事は息子として遠征に連れて行くつもりなのかもしれない。
( そうなるとレイナードの方が私より身分が上になるな… )
◇◇◇
【 シグフリード01 】
今日は妻に良い報告が出来そうだ。
レイナードを初めて見かけたのは三年半程前。遠征へ向かう為の物資を馬車に運ぶ新人隊員の中の一人だった。
最初は幻を見たのかと思うほど、十五歳で亡くなった末息子のランバートにそっくりで思わず声をかけてしまった程だ。呼び止めて近くで見た彼の顔や赤茶の髪も、ランバートに生き写しで名前の響きまで似ている。唯一違うところは瞳の青色がレイナードの方が濃く深い色と言う事位だ。レイナードは男爵家の四男で今年学園を卒業して入隊したばかりだと言った。
それからは見かけると声をかけるようになった。妻にも話をしたら、是非会ってみたいと言うので訓練の見学という名目で連れって来た事もある。レイナードを一目見た妻は余りにも似ていた為か「ランバート!」と叫んで彼に抱き着いてしまった。
侯爵夫人に抱きしめられたレイナードは硬直して動けなくなっていたな。
ランバートは遅くに授かった末息子だったこともあり、他の息子や娘には申し訳ないが私も妻も随分と可愛がっていたと思う。
それなのに、突然の病でまだ十五歳という若さで生涯を終えてしまった。
レイナードと会ってから妻は彼を養子に迎えたいと言うようになった。だがそれは亡き息子の代わりを求めているだけでレイナードに申し訳ない事だ。妻にもそう話をして納得してもらっていた。
けれど妻は度々見学と称してレイナードに会いに来ていた。そして彼と親交を深める内に私も妻もその素直な人柄に好感を持つようになっていった。
そんなレイナードが実家からあのような酷い扱いを受けていたとは…。
だから迷わず決断した。きっと妻は大賛成してくれるだろう。
レイナードからシグフリード様ではなく、父上と呼ばれる日が来るのが楽しみだ。
◇◇◇
【 レイナード05 】
( そうか、私はアルフリック様が好きなんだ… )
フェンに言われてストンとこの胸の痛みを理解できた。それは直ぐに諦めなくてはいけない事を解っていたからだ。だって身分が違い過ぎる。それに私は男だし、アルフリック様のお相手は高貴な御令嬢の方が合っている。
〈 ねえ、なんで出来ないの? 〉
心底解らないという感じに聞かれてどう説明しようか迷ってしまう。精霊に身分制ってあるんだろうか? 一応そのまま言ってみよう。
「私は男ですし、アルフリック様とは身分が違い過ぎて無理なんです」
〈 性別とか身分ってヤツを人間はよく気にするよね。そんな意味のない事で悩むなんて気が知れないよ。好き同士なら一緒にいればいいじゃないか 〉
「そう出来れば良いのですが、難しいのです」
―――ん?
今好き同士って言った? それって私とアルフリック様の事だろうか。いやいやそんな訳ないな。それより私がアルフリック様を好きだって事は黙っていて貰わないと。
「あの、私がアルフリック様を好きな事は秘密にして欲しいのですが…」
〈 え? 無理だよ? もう聞いちゃってるから 〉
無邪気にフェンが言った直ぐ後に部屋の入口の扉が開いた。
「ああ、聞かせてもらった。フェンと話せるようになるとは驚いたよ」
「ア、アルフリック様⁉ はい、あの、突然声が聞こえるようになりまして…」
笑顔のアルフリック様がベッドまで歩み寄って来て私の横に腰を下ろす。介助以外でこんなに近づいた事は今まで無かった。その上私の手を取り持ち上げて甲に唇で触れてくるからまた変な声が出てしまった。
「ふゃうっ! アルフリック様?!」
「感じているか? 首から上は最初から感じる事が出来ていたんだったな」
動けない私の頬をアルフリック様の手が優しく包み、額にキスをされて思わず目を閉じてしまった。
「まさか両想いだなんて思っていなかったから嬉しい。好きだ。レイナード」
離れた気配にゆっくり目を開けると、アルフリック様が笑顔で私を見ていた。それに私の事を好きだと言ってくれて、胸が苦しいくらい高鳴っている。
「あ…、わた、私も、んぅ、」
答えようと口を開いたら唇が重なって来て、直ぐに深く交わり息の仕方が解らない。
「ふぁ、あ、んん…」
「ふ、レイナード、好きだ。嬉しい…」
やっと唇が離れた時にはすっかり息が上がってくらくらしてしまった。初めてのキスだったけど、こんなに激しいものとは知らなかった。
呼吸を整えている私の頬を包んでいたアルフリック様の大きな手が、輪郭を辿るように首筋に下りていくと耳の後ろ辺りがぞくぞくする。そのまま手が胸辺りまで下りたら急に触れている感覚が無くなったのが解った。
◇◇◇
【 アルフリック05 】
レイナードの気持ちを知って少々がっついてしまった自覚はあるが、身分が逆転する前に両想いになる事が出来て良かった。
口付けで息の上がったレイナードの首から下に手で触れていくと、胸の半ばで眉を寄せたからきっとこの辺りから下はまだ感覚が戻っていないのだろう。
上気した頬で瞳を潤ませている煽情的な表情の彼の身体は、まだ回復途中でこれ以上の触れ合いが出来ないのが残念だ。
「この辺りで感覚が無くなっているのか…。 まあ、少しづつ触れ合えるようになるのも良いものかもしれないな」
胸の辺りを手で撫でながら言った私の言葉にレイナードが更に真っ赤になっている。もしや誰とも経験が無いのだろうか? 初心な反応を反すレイナードにじわじわと胸に喜びが広がっていくのが解った。
「レイナード。身体を回復していきながら恋人同士の触れ合いも進めていきたいと私は思っているのだが、どうだろう?」
「…はい。どうすればいいのか解らないので、よろしくお願いします、んっ」
可愛い返答に我慢できずまた唇を塞いでしまった。彼が愛しくて仕方ない。数回ついばんで離れれば真っ赤なレイナードの潤んだ瞳と目が合った。堪らない気持ちになり抱き寄せると、彼の動くようになった手が私の服を掴んできてそれさえ愛しい。
「参ったな。想いが通じる事がこんなに嬉しいとは思わなかった」
今まで関係を持った女も男も気持ちを伴わない相手ばかりだった。それに向こうから誘われる事が常で、自分から欲しいと思ったことなどなかった。
けれどレイナードに対しては違う。すぐにでも身体を繋げて自分の物にしてしまいたいと思うし、真綿で包むように優しくしたいとも思う。
〈 ねえねえ、恋人同士ならずっと一緒にいることになるんだよね? 〉
レイナードとの甘いひと時を破ってフェンが嬉しそうに声をかけてきた。聞こえてきた会話でもレイナードの魔力を相当気に入っているようだったな。けれど続けて言われたのは驚くべきことだった。
〈 こんな美味しい魔力を食べていたらアルフは凄い魔法が撃てちゃうよ~! 次の魔物討伐が楽しみだね! 〉
「それはレイナードの魔力で私の魔法の威力が上がるということか?」
〈 そうそう! でっかい魔物も倒せちゃうよ! 〉
この情報も秘匿案件だな。こんな事が知られれば今のレイナードでは部隊でどんな扱いになるか想像できてしまう。けれどシグフリード部隊長と養子縁組してしまえばレイナードは侯爵子息だ。粗雑な扱いは出来なくなる。
考えを巡らせていた私の腕の中からレイナードの嬉しそうな声が聞こえてきた。
「多いだけの私の魔力がアルフリック様のお役に立てるなら嬉しいです」
今までもその魔力で部隊に十分貢献していたというのに、身分の低さと実家での扱いが酷かったせいでレイナードは自己評価が低くなってしまうのかもしれない。
これからは彼が自分に自信が持てるように私が側で見守っていこうと思った。
ソファーに座ったシグフリード部隊長が少し間をおいてから言った内容は私の予想通りのものだった。
「レイナードを養子に迎えようと思う。まさか実家であんな扱いを受けていたとは…。もっと早く決断するべきだった」
レイナードを随分可愛がっていたが、侯爵である部隊長から養子縁組を申し出てしまうと男爵家四男の彼に拒否権は無い。だから今まで言い出せなかったのだろう。けれど彼の境遇を聞いて決断したようだ。
「レイナードには傷が癒えてから話す。保証人はハミルトンとアルフリックになってもらうぞ。書類が揃ったらサインを頼む」
貴族の養子縁組には最低二人の親族以外の貴族のサインが必要となる。
私と他にもう一人となると、軍医であるハミルトン・アークライト伯爵なら確かに問題ないだろう。
「承知致しました。ですが、レイナードに伝えず進めるのは何故でしょう?」
「私が強引に決めた事にした方がレイナードも受け入れやすい」
「…確かにそうですね」
シグフリード部隊長が推し進めた事にした方が、レイナードへの当たりも少なくなるだろう。急ぎ養子縁組の手続きを進めると言い残して部隊長は帰って行った。
シグフリード部隊長の養子となればレイナードはハマーシュタイン侯爵家の三男と言う事になる。部隊長の家は長男が継ぐことが決まっていて、次男も補佐として働き既に領地経営は任せているらしいから、レイナードの事は息子として遠征に連れて行くつもりなのかもしれない。
( そうなるとレイナードの方が私より身分が上になるな… )
◇◇◇
【 シグフリード01 】
今日は妻に良い報告が出来そうだ。
レイナードを初めて見かけたのは三年半程前。遠征へ向かう為の物資を馬車に運ぶ新人隊員の中の一人だった。
最初は幻を見たのかと思うほど、十五歳で亡くなった末息子のランバートにそっくりで思わず声をかけてしまった程だ。呼び止めて近くで見た彼の顔や赤茶の髪も、ランバートに生き写しで名前の響きまで似ている。唯一違うところは瞳の青色がレイナードの方が濃く深い色と言う事位だ。レイナードは男爵家の四男で今年学園を卒業して入隊したばかりだと言った。
それからは見かけると声をかけるようになった。妻にも話をしたら、是非会ってみたいと言うので訓練の見学という名目で連れって来た事もある。レイナードを一目見た妻は余りにも似ていた為か「ランバート!」と叫んで彼に抱き着いてしまった。
侯爵夫人に抱きしめられたレイナードは硬直して動けなくなっていたな。
ランバートは遅くに授かった末息子だったこともあり、他の息子や娘には申し訳ないが私も妻も随分と可愛がっていたと思う。
それなのに、突然の病でまだ十五歳という若さで生涯を終えてしまった。
レイナードと会ってから妻は彼を養子に迎えたいと言うようになった。だがそれは亡き息子の代わりを求めているだけでレイナードに申し訳ない事だ。妻にもそう話をして納得してもらっていた。
けれど妻は度々見学と称してレイナードに会いに来ていた。そして彼と親交を深める内に私も妻もその素直な人柄に好感を持つようになっていった。
そんなレイナードが実家からあのような酷い扱いを受けていたとは…。
だから迷わず決断した。きっと妻は大賛成してくれるだろう。
レイナードからシグフリード様ではなく、父上と呼ばれる日が来るのが楽しみだ。
◇◇◇
【 レイナード05 】
( そうか、私はアルフリック様が好きなんだ… )
フェンに言われてストンとこの胸の痛みを理解できた。それは直ぐに諦めなくてはいけない事を解っていたからだ。だって身分が違い過ぎる。それに私は男だし、アルフリック様のお相手は高貴な御令嬢の方が合っている。
〈 ねえ、なんで出来ないの? 〉
心底解らないという感じに聞かれてどう説明しようか迷ってしまう。精霊に身分制ってあるんだろうか? 一応そのまま言ってみよう。
「私は男ですし、アルフリック様とは身分が違い過ぎて無理なんです」
〈 性別とか身分ってヤツを人間はよく気にするよね。そんな意味のない事で悩むなんて気が知れないよ。好き同士なら一緒にいればいいじゃないか 〉
「そう出来れば良いのですが、難しいのです」
―――ん?
今好き同士って言った? それって私とアルフリック様の事だろうか。いやいやそんな訳ないな。それより私がアルフリック様を好きだって事は黙っていて貰わないと。
「あの、私がアルフリック様を好きな事は秘密にして欲しいのですが…」
〈 え? 無理だよ? もう聞いちゃってるから 〉
無邪気にフェンが言った直ぐ後に部屋の入口の扉が開いた。
「ああ、聞かせてもらった。フェンと話せるようになるとは驚いたよ」
「ア、アルフリック様⁉ はい、あの、突然声が聞こえるようになりまして…」
笑顔のアルフリック様がベッドまで歩み寄って来て私の横に腰を下ろす。介助以外でこんなに近づいた事は今まで無かった。その上私の手を取り持ち上げて甲に唇で触れてくるからまた変な声が出てしまった。
「ふゃうっ! アルフリック様?!」
「感じているか? 首から上は最初から感じる事が出来ていたんだったな」
動けない私の頬をアルフリック様の手が優しく包み、額にキスをされて思わず目を閉じてしまった。
「まさか両想いだなんて思っていなかったから嬉しい。好きだ。レイナード」
離れた気配にゆっくり目を開けると、アルフリック様が笑顔で私を見ていた。それに私の事を好きだと言ってくれて、胸が苦しいくらい高鳴っている。
「あ…、わた、私も、んぅ、」
答えようと口を開いたら唇が重なって来て、直ぐに深く交わり息の仕方が解らない。
「ふぁ、あ、んん…」
「ふ、レイナード、好きだ。嬉しい…」
やっと唇が離れた時にはすっかり息が上がってくらくらしてしまった。初めてのキスだったけど、こんなに激しいものとは知らなかった。
呼吸を整えている私の頬を包んでいたアルフリック様の大きな手が、輪郭を辿るように首筋に下りていくと耳の後ろ辺りがぞくぞくする。そのまま手が胸辺りまで下りたら急に触れている感覚が無くなったのが解った。
◇◇◇
【 アルフリック05 】
レイナードの気持ちを知って少々がっついてしまった自覚はあるが、身分が逆転する前に両想いになる事が出来て良かった。
口付けで息の上がったレイナードの首から下に手で触れていくと、胸の半ばで眉を寄せたからきっとこの辺りから下はまだ感覚が戻っていないのだろう。
上気した頬で瞳を潤ませている煽情的な表情の彼の身体は、まだ回復途中でこれ以上の触れ合いが出来ないのが残念だ。
「この辺りで感覚が無くなっているのか…。 まあ、少しづつ触れ合えるようになるのも良いものかもしれないな」
胸の辺りを手で撫でながら言った私の言葉にレイナードが更に真っ赤になっている。もしや誰とも経験が無いのだろうか? 初心な反応を反すレイナードにじわじわと胸に喜びが広がっていくのが解った。
「レイナード。身体を回復していきながら恋人同士の触れ合いも進めていきたいと私は思っているのだが、どうだろう?」
「…はい。どうすればいいのか解らないので、よろしくお願いします、んっ」
可愛い返答に我慢できずまた唇を塞いでしまった。彼が愛しくて仕方ない。数回ついばんで離れれば真っ赤なレイナードの潤んだ瞳と目が合った。堪らない気持ちになり抱き寄せると、彼の動くようになった手が私の服を掴んできてそれさえ愛しい。
「参ったな。想いが通じる事がこんなに嬉しいとは思わなかった」
今まで関係を持った女も男も気持ちを伴わない相手ばかりだった。それに向こうから誘われる事が常で、自分から欲しいと思ったことなどなかった。
けれどレイナードに対しては違う。すぐにでも身体を繋げて自分の物にしてしまいたいと思うし、真綿で包むように優しくしたいとも思う。
〈 ねえねえ、恋人同士ならずっと一緒にいることになるんだよね? 〉
レイナードとの甘いひと時を破ってフェンが嬉しそうに声をかけてきた。聞こえてきた会話でもレイナードの魔力を相当気に入っているようだったな。けれど続けて言われたのは驚くべきことだった。
〈 こんな美味しい魔力を食べていたらアルフは凄い魔法が撃てちゃうよ~! 次の魔物討伐が楽しみだね! 〉
「それはレイナードの魔力で私の魔法の威力が上がるということか?」
〈 そうそう! でっかい魔物も倒せちゃうよ! 〉
この情報も秘匿案件だな。こんな事が知られれば今のレイナードでは部隊でどんな扱いになるか想像できてしまう。けれどシグフリード部隊長と養子縁組してしまえばレイナードは侯爵子息だ。粗雑な扱いは出来なくなる。
考えを巡らせていた私の腕の中からレイナードの嬉しそうな声が聞こえてきた。
「多いだけの私の魔力がアルフリック様のお役に立てるなら嬉しいです」
今までもその魔力で部隊に十分貢献していたというのに、身分の低さと実家での扱いが酷かったせいでレイナードは自己評価が低くなってしまうのかもしれない。
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