異世界で神子になりまして

negi

文字の大きさ
50 / 89

50 初めての 2

しおりを挟む
 エドと繋がれた幸福感に浸っていたら乗り上げていたリックが身体を起こし、くったりした俺を背後から抱くようにしてベッドヘッドにもたれる体勢になった。
腰が上げられ閉じ切らない後孔にリックの先端があてがわれ、そのまま落とされて大きな熱が入ってくる。

「あ、待ってっ、あ、あ、あ、」

「はっ、く、本当に柔らかい。ああ、我慢の限界です。このまま奥までっ、」

 大きなものがゆっくりと進み、さっきまでエドのものを受け入れていた粘膜が蠕動しながら受け入れていく。圧迫感はあるけど気持ち良さしかなくて、やっぱり痛みを感じない。そんな自分の反応が怖くて前に伸ばした手でエドに縋り付いた。

「ひっ、あっ! あ、なんで? 俺、おかしい、あ、気もちいいっ、変だよぉ」

「こんなに感じてもらえて嬉しいですよ。アキラ様は愛されるように神がお創りになったのかもしれません」

 嬉しそうに言いながらエドの唇が重なってくる。両脇に滑らせた手の親指に胸の先端を捏ねられ、その刺激で後ろが締まる。そのせいでリックの形をより感じてしまい、お腹がひくひく震えると腰をつかむ指に力が入るのを感じた。
 ヤバいと思ったのとほぼ同時に剛直で最奥まで貫かれてた。リックと深く繋がった瞬間も、エドの時と同じようにしびれるような快感が身体を貫いていく。

「―――ッ!! ――ッ!!」

「はっ、アキラ様!! 愛しています!」

 エドに唇を塞がれて声も出せずに絶叫する俺を、リックが後ろから突き上げる。
激しい抽挿で中を擦られるのが気持ち良くてエドに縋る指に力が入る。自分の中心がまた立ち上がっているのに後ろの刺激だけじゃイケなくて、エドに縋りついてるから自分ではさわれないのが苦しい。

「ふぁっ、あ、あ、あ――っ! あ、もぉ出したい、エドぉ、俺の触って、ああっ」

「はあ、可愛い…。リックが出すまで待って? その方がもっと気持ちいいですよ」

「待てな、よぉっ、あ、あ、エド、エドぉ!」

「なんて可愛いんでしょう、ああ、アキラ様…」

エドの指が俺のものに絡んで待ち望んだ刺激をくれる。上下に扱かれ先端の割れ目を指の腹で擦られ耐えることが出来ずに腰を震わせたら、ほぼ同時に深く突き上げたリックの剛直も奥で止まって熱を解放した。

「ああ――っ! あ――っ! あ――っ! 」

 出しながらお腹の奥でも熱を感じて、激しすぎる快感にエドにしがみついてガクガク身体が震えるのを耐えた。リックのものが抜けていく感覚まで気持ち良くて、エドにもたれていないとへたり込みそうだ。

 リックの熱も俺の身体を巡り、隅々まで拡散されていく。その気持ち良さと溢れる幸福感に自然と涙が零れた。

「うぅ、エドとリックと恋人になれて、ぐすっ、俺、凄い幸せ、だよ。この世界に生まれ変わって、良かった…、ひっく、」

泣き出した俺を前からエドが、後ろからリックが抱きしめてくれる。

「アキラ様、愛しています。あなたに出会えたことが私の喜びの全てです」

「愛しています。もう遠慮はしないし離しません」

「うん。嬉しい。俺も愛してる。……え? あれ?」

エドがほんのり光っている。俺を後ろから抱いているリックの腕も、そして俺の身体も、三人の身体が灯りを落とした仄暗い寝室で淡く光っていた。

「これって満たされている、証拠?」

「ふふ、そうですね。アキラ様と一つになれて心が満たされていますから」

「満たされていますが、私はまだ少し足りません。アキラ様、愛しています」

「え、あ、リック? んん、や、あ、エドまで、あぁっ、」


 まだ余韻の残る身体に伸びてくる手や唇は簡単に俺の官能を引き出していく。
それからまた交代で挑まれて、やっぱり凄く気持ち良くて、そのまま流されて、気がついたら朝になっていた。



しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

最強βの俺が偽装Ωになったら、フェロモン無効なのに狂犬王子に求愛されました~前世武道家なので物理で分からせます~

水凪しおん
BL
前世は日本の武道家、今世は平民β(ベータ)のルッツ。 「Ωだって強い」ことを証明するため、性別を偽り「Ω」として騎士団へ入団した彼は、その卓越した身体能力と前世の武術で周囲を圧倒する。 しかし、その強さと堂々とした態度が仇となり、最強のα(アルファ)である第一王子・イグニスの目に止まってしまった! 「お前こそ俺の運命の番だ」 βだからフェロモンなんて効かないのに、なぜかイグニスの熱烈な求愛(物理)攻撃を受ける日々に突入!? 勘違いから始まる、武闘派β×最強王子のドタバタ王宮BLファンタジー!

転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?

米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。 ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。 隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。 「愛してるよ、私のユリタン」 そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。 “最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。 成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。 怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか? ……え、違う?

異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!

めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈ 社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。 もらった能力は“全言語理解”と“回復力”! ……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈ キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん! 出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。 最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈ 攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉ -------------------- ※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる

ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。 ・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。 ・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。 ・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

腐男子♥異世界転生

よしの と こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。 目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。 トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、カクヨムさん、Caitaさんでも掲載しています。

処理中です...