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❚4.いじわる
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昇降口。
「とーもかっ」
ガバッ。
「きゃっ。は、ハル……ッ!? も~! いきなり後ろから抱きつかないでよッ!」
わー、びっくりした。
いんや、まだびっくりしてる。
心臓バクバクだし。
「ね~、またお菓子、教えてよ」
聞いてしまったこと
と、
見てしまったこと。
あたしは思い出してしまい……。
……ズキン。
「無理」
「え?」
「だから、もう無理」
ハルはあたしのことばにぽかんとしている。
「だから、もうイヤって言ってるでしょ!! ハルのバカッ」
そう叫んで、あたしは走った。
✿
……バカ。
なのは、ほんとはどっち?
✿
あーあ。
わかってる。
こんなの、ヤツアタリだし。
好きって、ずーっと言えてない自分が悪いんだし。
あんなふうに女の子と仲良くしてる、ハルが悪いんだし。
……いや、それはないかもだけど。
嫉妬とヤキモチで、あたしのなかドロドロ。
えげつない。
あたしってこんなに、ダメな子だったっけ……?
……はぁ。
あのときのハル。
きっとショックだったよね。
……決めた。
今度こそ、決着つける。
もうバレンタインなんかに頼らない。
頼ったって、義理とか言って逃げ道作って、逃げ回ってきていたから。
何でもない日でいい。
あたしがその日を特別な一日に変えるんだ。
あたしはスーパーに走った。
材料を買いに。
「とーもかっ」
ガバッ。
「きゃっ。は、ハル……ッ!? も~! いきなり後ろから抱きつかないでよッ!」
わー、びっくりした。
いんや、まだびっくりしてる。
心臓バクバクだし。
「ね~、またお菓子、教えてよ」
聞いてしまったこと
と、
見てしまったこと。
あたしは思い出してしまい……。
……ズキン。
「無理」
「え?」
「だから、もう無理」
ハルはあたしのことばにぽかんとしている。
「だから、もうイヤって言ってるでしょ!! ハルのバカッ」
そう叫んで、あたしは走った。
✿
……バカ。
なのは、ほんとはどっち?
✿
あーあ。
わかってる。
こんなの、ヤツアタリだし。
好きって、ずーっと言えてない自分が悪いんだし。
あんなふうに女の子と仲良くしてる、ハルが悪いんだし。
……いや、それはないかもだけど。
嫉妬とヤキモチで、あたしのなかドロドロ。
えげつない。
あたしってこんなに、ダメな子だったっけ……?
……はぁ。
あのときのハル。
きっとショックだったよね。
……決めた。
今度こそ、決着つける。
もうバレンタインなんかに頼らない。
頼ったって、義理とか言って逃げ道作って、逃げ回ってきていたから。
何でもない日でいい。
あたしがその日を特別な一日に変えるんだ。
あたしはスーパーに走った。
材料を買いに。
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