3 / 7
❚3.きいちゃった……
しおりを挟む
あれから――。
「ねーえ、友香。今度、また行ってもい?」
「とーもか。週末、また教えて」
「つぎ、マフィン作りたい」
「クッキーとか教えて」
「他に何が作れる? 友香、何作ろっか」
……と、いった具合。
お前、いつの間に、スイーツ男子に目覚めたんだよ。
でも、ハルの手さばきなんて、ぜんぜっん成長しない。
包丁とかもたせられない。怖い、手を切りそうだし。
やっぱし。
あたしが見てあげないとね!
✿
放課後。
いけない。
忘れ物したし。
あたしは慌てて教室に戻ってきた。
ん?
人影。
あたしは中に入らずに廊下に身を隠してしまった。
ハル……と、女の子?
「これ、どうかな……」
「うーん。ぱさついてる。ナシ」
んん?
何か食べてる?
「やっぱ駄目か~」
「そんなことないよ。前よりハルすん成長したよ」
「そう? 美味しい?」
「それはないし笑」
「えーっ」
「なんかしょっぱい。砂糖と塩、間違ったんじゃね」
「えー? オレ、ドンマイ」
「自分で自分慰めてるし笑。ハルくん相変わらず、おもしろーい」
これ、どーゆう状況?
ハルが手作りしたお菓子を女の子に食べさせてるとしか思えない。
「じゃ、リサちゃん。また食べてくれる?」
「えー、もう飽き飽きだし。次はちゃんと頑張るんだよ」
「うん」
「まずは砂糖と塩、間違えないコト! 次いで、ダマになってるから、ちゃんと混ぜる! いいね?」
「はい!」
ハル。
なんか嬉しそうだし。
これって。
もしかして。
――『じゃあさ、今度、教えて』
ハルが、あたしに頼んできたのは。
あの子のため――……?
「ねーえ、友香。今度、また行ってもい?」
「とーもか。週末、また教えて」
「つぎ、マフィン作りたい」
「クッキーとか教えて」
「他に何が作れる? 友香、何作ろっか」
……と、いった具合。
お前、いつの間に、スイーツ男子に目覚めたんだよ。
でも、ハルの手さばきなんて、ぜんぜっん成長しない。
包丁とかもたせられない。怖い、手を切りそうだし。
やっぱし。
あたしが見てあげないとね!
✿
放課後。
いけない。
忘れ物したし。
あたしは慌てて教室に戻ってきた。
ん?
人影。
あたしは中に入らずに廊下に身を隠してしまった。
ハル……と、女の子?
「これ、どうかな……」
「うーん。ぱさついてる。ナシ」
んん?
何か食べてる?
「やっぱ駄目か~」
「そんなことないよ。前よりハルすん成長したよ」
「そう? 美味しい?」
「それはないし笑」
「えーっ」
「なんかしょっぱい。砂糖と塩、間違ったんじゃね」
「えー? オレ、ドンマイ」
「自分で自分慰めてるし笑。ハルくん相変わらず、おもしろーい」
これ、どーゆう状況?
ハルが手作りしたお菓子を女の子に食べさせてるとしか思えない。
「じゃ、リサちゃん。また食べてくれる?」
「えー、もう飽き飽きだし。次はちゃんと頑張るんだよ」
「うん」
「まずは砂糖と塩、間違えないコト! 次いで、ダマになってるから、ちゃんと混ぜる! いいね?」
「はい!」
ハル。
なんか嬉しそうだし。
これって。
もしかして。
――『じゃあさ、今度、教えて』
ハルが、あたしに頼んできたのは。
あの子のため――……?
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる