バレンタインより特別な日に

設楽シイ(旧 甘瑠川椋心)

文字の大きさ
7 / 7

❚7.えぴろーぐ♡

しおりを挟む
 そして――……。



「とーもかっ」

「ぎゃっ」


 ハル!?

「あー、もう、くっつくなって言ったじゃん!」

「むーりー。朝から友香見たら、吸い寄せられる」


 あたしは、吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機か!


「もー、学校でベタベタしなーい!」

「むーり。オレは友香なしじゃだめなの」

「あたしがいなくても、ダメダメでしょっ!」


 あれから、どんどん。

 ハルは駄目っぷりを発揮してる。


 だけど。


「ほら、今日もおやつ、作ってきてあげたから!」

「ほんと!?」

「明日はハルの番だからね!」

「うん、任せろっ♪」


 一日ごとに決めたおやつ当番は、交互に、というのが、あたしたちのルール。

 そんな毎日に、なぜか。


 あたしは幸せなのだ。


「ねえ、友香?」

「なに?」

「オレ、ほんと、友香好き」

「それ毎日聞いてるし」

「ただの幼馴染みでもいいけどさ」


 こーやって。

 大好きを言い合える関係になった。


 ほんと、大好き♡



 そう言う前に、あたしの唇はハルの唇に奪われていて。


「友香だーいすきっ」


 なーんて満面の笑み浮かべてるハルがいる。


「もーっ、学校でキス禁止って言ったでしょーっ!?」


 怒ってばかりだけど、ほんとは。

 どんなお菓子よりも、きみのキスがいっちばーん、甘いんだから☆







✿おしまい✿


――♡Thank you for reading.♡⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

【完結】妻の日記を読んでしまった結果

たちばな立花
恋愛
政略結婚で美しい妻を貰って一年。二人の距離は縮まらない。 そんなとき、アレクトは妻の日記を読んでしまう。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

抱きしめて

麻実
恋愛
夫の長期に亘る不倫に 女としての自信を失った妻は、新しい出会いに飛び込んでいく。

なくなって気付く愛

戒月冷音
恋愛
生まれて死ぬまで…意味があるのかしら?

処理中です...