それからきっと、恋になる【百合】

設楽シイ(旧 甘瑠川椋心)

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✿2.それからきっと、恋になる

39.

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「もう、由葵のこと、いいやって。
 そう思うしかないじゃない」
「え、り、里佳子さん、
 どういうことですか?」
「もう、諦めたの。
 由葵のこと」

 ……それは嘘だ。
 だって、諦められるのなら、それは――
 恋じゃない・・・・・

「里佳子さん……」
「だから!! 付き合ってみようと思って!!
 誰でもいいから、男子と!!」
「でもそれならなんで……」
「いいじゃない、誰だって!!」
「いえ、良くないです」

 なんとなく、わかる。
 わたしも片思いをしているから。

「きっと、里佳子さんは、
 だから、
 あの男の人を選んだんですよね」

 わたしの言葉に里佳子さんが
 言葉に詰まったのが分かった。

「どうせ報われないなら、
 好きな人の好きな人でいいやって」

「そうよ!! わたし、そういう女なの!!
 そういう低俗な!!」

 もう、聞いていられなかった。
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