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11話目 空に浮かぶ都市、アルファポリス
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次元の亀裂から俺とサターシャは放り出された。
まずは俺が床に仰向けになり、続いてサターシャの全体重が俺の腹部に圧し掛かった。だが、サターシャのあまりの軽さに苦しさは感じない。寧ろ、その柔らかなおしりに対して、不可抗力ながらも一抹の罪悪感を抱くばかりである。
「あ! ごめんなさい。すすむさん」
僕に落ちてきたサターシャは慌てて立ち上がる。
くそう、寧ろあと一時間はサターシャの椅子でいたかった。文字通り尻に敷かれていたかった。
だが、そんなことを言っていてもしかたない。僕も続けて立ち上がる。
「一応問題なく俺以外もゲートを潜れるんだな。気分が悪いとかはなかった? サターシャ」
「ええ、あまりに一瞬だったのでなんとも。それより凄いですよすすむさん!」
俺が「なにが?」と問うと、サターシャはキャッキャと嬉しそうに跳ねながら答えた。
「すすむさんのパラメーターが見えません! 行きますよ。遥かなる時、管理する者よ。今、世界に静寂をもたらせ。時よ止まれ!!」
「……」
「……」
「なにも、起こらないみたいだが……?」
「でしょう!? この世界では私のチート能力が一切使えないんですよ!」
サターシャが能力を使えないのは重々分かったが、それの何がそんなに嬉しいのだろうか。寧ろ、嘆く事じゃないのか? まったく理解出来ん。
「実は私、あまりにも強大すぎる力を持ったことが疎ましくて……。わがままな事だとは思うんですけど、力を持つって言うのは、時に力を持たないよりも退屈で、残酷な事なんですよ」
「ふーん、そんなもんかね。それよりサターシャ、少しやりたい事があるからちょっと静かにしててもらっていいかな?」
「やりたい事? なんですか?」
「ん、まあ大した事じゃないんだけど、一応の取り決めって言うかルールでさ。転移したらそこの住人に説明をする事にしてるんだ」
と、言うわけで始めまして。
俺の名前は物語すすむ。『いずくかける』とう名の神に異世界に転生、いや、出生させられた高校生だ。一緒にいるのはサターシャ。先程、『小説家になろう』で出会った異世界転移者だ。サターシャはSランクのチート能力者だが、お洒落な生活を求めて俺とともにこの世界に転移してきたのだ。
「と、まあこんな感じかな」
「なんか、セーブ機能っぽいですねえ」
「はは、そうかもね。それよりここはどこなんだ? 一体今度はどんな世界に転移してきたんだろう」
後に俺達は知る。
ここは電網浮遊都市、アルファポリス。
空中に浮かぶあらゆる才能が集まる世界だ。
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「あ! ごめんなさい。すすむさん」
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くそう、寧ろあと一時間はサターシャの椅子でいたかった。文字通り尻に敷かれていたかった。
だが、そんなことを言っていてもしかたない。僕も続けて立ち上がる。
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「ええ、あまりに一瞬だったのでなんとも。それより凄いですよすすむさん!」
俺が「なにが?」と問うと、サターシャはキャッキャと嬉しそうに跳ねながら答えた。
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「……」
「……」
「なにも、起こらないみたいだが……?」
「でしょう!? この世界では私のチート能力が一切使えないんですよ!」
サターシャが能力を使えないのは重々分かったが、それの何がそんなに嬉しいのだろうか。寧ろ、嘆く事じゃないのか? まったく理解出来ん。
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「ふーん、そんなもんかね。それよりサターシャ、少しやりたい事があるからちょっと静かにしててもらっていいかな?」
「やりたい事? なんですか?」
「ん、まあ大した事じゃないんだけど、一応の取り決めって言うかルールでさ。転移したらそこの住人に説明をする事にしてるんだ」
と、言うわけで始めまして。
俺の名前は物語すすむ。『いずくかける』とう名の神に異世界に転生、いや、出生させられた高校生だ。一緒にいるのはサターシャ。先程、『小説家になろう』で出会った異世界転移者だ。サターシャはSランクのチート能力者だが、お洒落な生活を求めて俺とともにこの世界に転移してきたのだ。
「と、まあこんな感じかな」
「なんか、セーブ機能っぽいですねえ」
「はは、そうかもね。それよりここはどこなんだ? 一体今度はどんな世界に転移してきたんだろう」
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