2 / 31
期待の新人、幸チャンネル開設!
とりあえず電機屋でカメラ買ってきた!!
しおりを挟む
俺がユーチューバーになることを決意してから仕事を辞めるまで時間はかからなかった。
そう! 善は急げである!!
正直言うと、この時の俺は適当に動画を撮ってアップロードしてしまえば、そこから簡単にセレブの仲間入りをすることができると信じ切っていた。だから会社をスパッ、っと辞める事が出来た。いや、辞める事が出来てしまったというべきか……
仕事を辞め、収入の無くなった俺であったが不安はない。なぜなら、TYUTAYAでユーチューバー入門なる本を購入していたからだ。あれだけの再生回数を稼ぐ大物ユーチューバーが執筆したものだ。間違っても間違いないだろう。
試しに軽く読んでみた俺だったが、これはまだ俺には早いらしい。読んでも何を言ってるのかほとんどわからねえ。
ともあれ、先に俺はなけなしの金で必要なものを集めることにする。
まずはユーチューバーの必需品「カメラ」だ!
*
街の電機屋にさっそくカメラを買いに行った俺だったが、いいビデオカメラと悪いビデオカメラの違いなどわかるわけがない。俺はすぐに店員さんを口寄せすることにした。
「はいはい何をお探しですか?」
と、店員さんが軽いフットワークでやってきた。
むむ、これは期待できる。
「えっと、ビデオカメラがほしいんですけど……」
「あぁーっと。お客様、どうゆう目的で使用されます?」
目的など決まっている。
当然、俺は店員さんに素直に答えることにする。
「YouTube用の動画を撮るために欲しいんですけど……」
店員さんが一瞬笑いをこらえたように見えたがきっと気のせいだろう。
早速俺は、おすすめされるがままに一つのビデオカメラを手に取った。
「こちらSONYの新型で4Kビデオが撮れますが」
4Kというのは俺でも聞いたことがある。高学歴・高収入・高身長、あと一つは思い出せない。もしかしたら間違っているだけかもしれないが。ともあれ、このビデオカメラは選ばれたイケメンセレブにこそふさわしいということだろう。これからYouTubeでビッグになる俺には相応しいではないか。
ふむ、気に入った。
だが、お値段は10万を超えるスペシャルプライスだった。俺が本気を出したら10か月は食える金額だ。近くにあった安いカメラを指さし俺は店員さんに質問する。
「店員さん。そこのやつじゃだめなの?」
*
結局安いカメラを買って、俺の住むアパート『福島ハイツ』へと帰った。
聞いたところ値段による一番の違いは映像のきれいさらしい。もちろん高いほうが欲しかったが、俺の財布にそんな大金は入ってなかったのでしょうがないだろう。
でもまあ、これでも撮れない事はないと言うことなので問題ない。それに安いとは言いつつも、ロクな貯金も収入も無い俺からしてみたらこれでも十分に痛い出費だ。
だが許そう、すぐにもとをとってやる。
俺はカンカンと階段を上がり、ワンルームの自宅に入ると早速カメラを開封した。
ユーチューバーならこの買い物すら商品レビューにした方がいいと考えたが、どれだけ考えても中に入ってるカメラで、今日買ってきたカメラの箱を開ける動画を撮る方法が思いつかなかったので、俺は断念した。
「ふむ、実に良い……」
箱から取り出し手に取った新品のビデオカメラは、俺の気持ちを一気にユーチューバーへと昇華させた。
早速電源を入れようと思ったが、バッテリーがカラだったのでコンセントに繋ぎしばらく待つこととする。
充電が溜まるまで俺は、カメラの前で踊ったり、腕たてしたり、カメラに向かってお茶を出して歓迎したり、まあなんてゆうか有頂天だった。
「そろそろいいだろう」
俺はカメラにバッテリーを挿入し電源を入れた。さすがに俺にでもそれくらいの事はできる。舐めるな。軽快な始動音とともに画面に表示される『SONY』のブランドマーク。すでにこの時点で俺のテンションはMAXハイテンションだったが、次の瞬間、モニターに映し出された俺の部屋を見た時、俺は射精するんじゃないかと思うほど全身にえもいえぬ高揚感を感じていた。
しばらくモニターを見ながら自分の部屋の中を映し出し、ひとしきり満足したところで、ついに俺は……モニターに手をかけた……。
するとモニターは180度回転し、そこを覗き込むと、なんと俺が映っていたのである。俺はガッツポーズをし、防水機能のついていないビデオカメラをベロンベロン舐めまわした。鉄の味がした。
よし、早速撮ろうか。
そう考えた俺だったが何を撮ればいいのかわからない。ひとまずカメラは机に置き、参考にとスマホでユーチューバーの動画を見出した。気付くと俺は夢中になり1時間くらい動画を漁っていた。
ハッ、と我に返る。いかんいかん、確かに今の俺には時間は湯水の様に有り余ってはいるが、財布の方はそうはいかん。さっさと俺を食わしてくれる動画を生み出さなくては……。
カメラを机に置き、自分の方に向けて録画ボタンを押す。
俺は一体何を撮ったらいいのだ。まるで分らない。先程の一時間はなんだったのか。頭を悩ませているとカメラの充電が切れた。まったく仕方のない奴だ、今から撮ろうと思っていたのに。俺は再びバッテリーをコンセントに繋ぎ、そのうちに再び何を撮ろうか考えることにした。
撮ればなんでもいいというわけではない。面白くなければ再生数は伸びないだろう。俺にでもそれくらいわかる。舐めるな。俺はこれから新米ユーチューバーとして門出を歩む。
しばらく考えた俺はひらめいた。
そうだ、記念すべき一発目はほとばしる熱いパトスを込めた自己紹介としよう。
やがて充電がたまり、俺はさっそく自分の自己紹介動画を撮り始めた。
カメラのモニターに自分を映し出し、録画ボタンを押す。
「ブンブン、ハローユーチューブ。どうも……」
あ、そうか。
そこで俺は気付いた。自分の本名を出すわけにはいかない。さすがに特定されて近所迷惑になるだろう。俺にでもそれくらいわかる。舐めるな。
早速自分の源氏名を考えることにした。最終候補のよしおしゃちょーとYOSHIKINの二択で俺は悩んでいた。でもまあ女にもてるんだったらよしおしゃちょーだなと俺は決めた。
(ほんとうにすいません)とどこからか聞こえた気がした。
まあいい、これから俺はよしおしゃちょーだ! となればもちろん自己紹介も変わってくる。
「おまえら! ……よしおしゃちょーだ!!」
俺は右手をシャッキーンと伸ばしカメラに向かって挨拶した。
「俺はこれからYouTubeで稼ぐことに決めた! これからよろしくな! じゃあな!!」
そう言って俺は録画を停止した。
初めてにしては良く出来た方だと思った。想定通りちょろい仕事だとも思った。これから始まる俺の輝かしいユーチューバー生活はバラ色に違いないとも思った。
早速ビデオの再生ボタンを押し、録画されたばかりの自己紹介を見返す。
「おまえら! ……よしお……ちょーだ」
「俺はこ……を決め……じゃあな」
ええええええええええ!!!!!
何これ? 声気持ち悪っ!!
てゆーかぼそぼそと何話してるのか聴き取れねーよ!!
もしかしたらカメラが壊れてるんじゃないかと思い、俺は試しに垂れ流していたテレビアニメを撮影したが、『デュラエミョ~ン、タケちゃんがいじめるよぉ~』と、残念ながらそれは普通に再生できた。
まさか俺ってこんな声なの……?
27年生きてきて自分の声を聴いたのは初めてだった。誰でも経験するであろうショックを受けつつ、まぁ生まれつきだからしょうがないよねっ、と自分を慰めて再度大声で撮りなおした。
再生すると今度はちゃんと聞き取れる。
ま、まあこれでいいだろう。今日の所は勘弁しておいてやる。とりあえず1本目の動画は完成だ。
正直仕事をやめてから一抹の不安を抱えていたが、何とか俺はやれそうである。頑張れそうである。
俺、この動画で稼いだら高い店で思いっきり食うんだ。
そうフラグを立てて、さっそく俺は動画をYouTubeに投稿しようとした。
カメラを見渡してそれらしいボタンを探すが見当たらない。
ええいしょうがない! 説明書だ!!
俺はその後、説明書を7回程読み返し、このカメラには撮った動画をYouTubeにアップロードする機能などついていない。という事実を知り、光の速さでフラグを回収することになるのである。
そう! 善は急げである!!
正直言うと、この時の俺は適当に動画を撮ってアップロードしてしまえば、そこから簡単にセレブの仲間入りをすることができると信じ切っていた。だから会社をスパッ、っと辞める事が出来た。いや、辞める事が出来てしまったというべきか……
仕事を辞め、収入の無くなった俺であったが不安はない。なぜなら、TYUTAYAでユーチューバー入門なる本を購入していたからだ。あれだけの再生回数を稼ぐ大物ユーチューバーが執筆したものだ。間違っても間違いないだろう。
試しに軽く読んでみた俺だったが、これはまだ俺には早いらしい。読んでも何を言ってるのかほとんどわからねえ。
ともあれ、先に俺はなけなしの金で必要なものを集めることにする。
まずはユーチューバーの必需品「カメラ」だ!
*
街の電機屋にさっそくカメラを買いに行った俺だったが、いいビデオカメラと悪いビデオカメラの違いなどわかるわけがない。俺はすぐに店員さんを口寄せすることにした。
「はいはい何をお探しですか?」
と、店員さんが軽いフットワークでやってきた。
むむ、これは期待できる。
「えっと、ビデオカメラがほしいんですけど……」
「あぁーっと。お客様、どうゆう目的で使用されます?」
目的など決まっている。
当然、俺は店員さんに素直に答えることにする。
「YouTube用の動画を撮るために欲しいんですけど……」
店員さんが一瞬笑いをこらえたように見えたがきっと気のせいだろう。
早速俺は、おすすめされるがままに一つのビデオカメラを手に取った。
「こちらSONYの新型で4Kビデオが撮れますが」
4Kというのは俺でも聞いたことがある。高学歴・高収入・高身長、あと一つは思い出せない。もしかしたら間違っているだけかもしれないが。ともあれ、このビデオカメラは選ばれたイケメンセレブにこそふさわしいということだろう。これからYouTubeでビッグになる俺には相応しいではないか。
ふむ、気に入った。
だが、お値段は10万を超えるスペシャルプライスだった。俺が本気を出したら10か月は食える金額だ。近くにあった安いカメラを指さし俺は店員さんに質問する。
「店員さん。そこのやつじゃだめなの?」
*
結局安いカメラを買って、俺の住むアパート『福島ハイツ』へと帰った。
聞いたところ値段による一番の違いは映像のきれいさらしい。もちろん高いほうが欲しかったが、俺の財布にそんな大金は入ってなかったのでしょうがないだろう。
でもまあ、これでも撮れない事はないと言うことなので問題ない。それに安いとは言いつつも、ロクな貯金も収入も無い俺からしてみたらこれでも十分に痛い出費だ。
だが許そう、すぐにもとをとってやる。
俺はカンカンと階段を上がり、ワンルームの自宅に入ると早速カメラを開封した。
ユーチューバーならこの買い物すら商品レビューにした方がいいと考えたが、どれだけ考えても中に入ってるカメラで、今日買ってきたカメラの箱を開ける動画を撮る方法が思いつかなかったので、俺は断念した。
「ふむ、実に良い……」
箱から取り出し手に取った新品のビデオカメラは、俺の気持ちを一気にユーチューバーへと昇華させた。
早速電源を入れようと思ったが、バッテリーがカラだったのでコンセントに繋ぎしばらく待つこととする。
充電が溜まるまで俺は、カメラの前で踊ったり、腕たてしたり、カメラに向かってお茶を出して歓迎したり、まあなんてゆうか有頂天だった。
「そろそろいいだろう」
俺はカメラにバッテリーを挿入し電源を入れた。さすがに俺にでもそれくらいの事はできる。舐めるな。軽快な始動音とともに画面に表示される『SONY』のブランドマーク。すでにこの時点で俺のテンションはMAXハイテンションだったが、次の瞬間、モニターに映し出された俺の部屋を見た時、俺は射精するんじゃないかと思うほど全身にえもいえぬ高揚感を感じていた。
しばらくモニターを見ながら自分の部屋の中を映し出し、ひとしきり満足したところで、ついに俺は……モニターに手をかけた……。
するとモニターは180度回転し、そこを覗き込むと、なんと俺が映っていたのである。俺はガッツポーズをし、防水機能のついていないビデオカメラをベロンベロン舐めまわした。鉄の味がした。
よし、早速撮ろうか。
そう考えた俺だったが何を撮ればいいのかわからない。ひとまずカメラは机に置き、参考にとスマホでユーチューバーの動画を見出した。気付くと俺は夢中になり1時間くらい動画を漁っていた。
ハッ、と我に返る。いかんいかん、確かに今の俺には時間は湯水の様に有り余ってはいるが、財布の方はそうはいかん。さっさと俺を食わしてくれる動画を生み出さなくては……。
カメラを机に置き、自分の方に向けて録画ボタンを押す。
俺は一体何を撮ったらいいのだ。まるで分らない。先程の一時間はなんだったのか。頭を悩ませているとカメラの充電が切れた。まったく仕方のない奴だ、今から撮ろうと思っていたのに。俺は再びバッテリーをコンセントに繋ぎ、そのうちに再び何を撮ろうか考えることにした。
撮ればなんでもいいというわけではない。面白くなければ再生数は伸びないだろう。俺にでもそれくらいわかる。舐めるな。俺はこれから新米ユーチューバーとして門出を歩む。
しばらく考えた俺はひらめいた。
そうだ、記念すべき一発目はほとばしる熱いパトスを込めた自己紹介としよう。
やがて充電がたまり、俺はさっそく自分の自己紹介動画を撮り始めた。
カメラのモニターに自分を映し出し、録画ボタンを押す。
「ブンブン、ハローユーチューブ。どうも……」
あ、そうか。
そこで俺は気付いた。自分の本名を出すわけにはいかない。さすがに特定されて近所迷惑になるだろう。俺にでもそれくらいわかる。舐めるな。
早速自分の源氏名を考えることにした。最終候補のよしおしゃちょーとYOSHIKINの二択で俺は悩んでいた。でもまあ女にもてるんだったらよしおしゃちょーだなと俺は決めた。
(ほんとうにすいません)とどこからか聞こえた気がした。
まあいい、これから俺はよしおしゃちょーだ! となればもちろん自己紹介も変わってくる。
「おまえら! ……よしおしゃちょーだ!!」
俺は右手をシャッキーンと伸ばしカメラに向かって挨拶した。
「俺はこれからYouTubeで稼ぐことに決めた! これからよろしくな! じゃあな!!」
そう言って俺は録画を停止した。
初めてにしては良く出来た方だと思った。想定通りちょろい仕事だとも思った。これから始まる俺の輝かしいユーチューバー生活はバラ色に違いないとも思った。
早速ビデオの再生ボタンを押し、録画されたばかりの自己紹介を見返す。
「おまえら! ……よしお……ちょーだ」
「俺はこ……を決め……じゃあな」
ええええええええええ!!!!!
何これ? 声気持ち悪っ!!
てゆーかぼそぼそと何話してるのか聴き取れねーよ!!
もしかしたらカメラが壊れてるんじゃないかと思い、俺は試しに垂れ流していたテレビアニメを撮影したが、『デュラエミョ~ン、タケちゃんがいじめるよぉ~』と、残念ながらそれは普通に再生できた。
まさか俺ってこんな声なの……?
27年生きてきて自分の声を聴いたのは初めてだった。誰でも経験するであろうショックを受けつつ、まぁ生まれつきだからしょうがないよねっ、と自分を慰めて再度大声で撮りなおした。
再生すると今度はちゃんと聞き取れる。
ま、まあこれでいいだろう。今日の所は勘弁しておいてやる。とりあえず1本目の動画は完成だ。
正直仕事をやめてから一抹の不安を抱えていたが、何とか俺はやれそうである。頑張れそうである。
俺、この動画で稼いだら高い店で思いっきり食うんだ。
そうフラグを立てて、さっそく俺は動画をYouTubeに投稿しようとした。
カメラを見渡してそれらしいボタンを探すが見当たらない。
ええいしょうがない! 説明書だ!!
俺はその後、説明書を7回程読み返し、このカメラには撮った動画をYouTubeにアップロードする機能などついていない。という事実を知り、光の速さでフラグを回収することになるのである。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる