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シュラクドラゴン
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「さすがに死ぬ! 死んだ! これは無理! 今回は助からない!」
私は小声で叫んだ。冷汗で全身がびしょ濡れになる。歯の根が合わない。
現在、私とその相方であるカメラは、凶悪なドラゴンであるネスドラゴンに襲われております。
何でこういう状況になったかと聞かれると、私もよくわからない。横に長く縦に短いテッスラ砂漠を通り過ぎようと思って縦断しはじめ、ちょうど真ん中あたりで急に上空に大型の影が見えたのだ。
人間にとって危険な大型の獣なんて星の数ほどいる。大型の影が見えた瞬間、私とカメラは近くの三つ子岩の一つに隠れ、そのまま過ぎ去ってくれることを期待していた。
ドラゴンにとってちっぽけな人間は餌にならない。だから一応隠れていれば安全なので、まだ遠くにいるうちは「お、ドラゴンだ珍しい。何ドラゴンだろ?」なんて気楽なことを宣う余裕があった。
カメラに指示して写真を撮らせた記憶もある。ドラゴンは危険な生物であると同時に、人気の高いモンスターだ。写真一枚でも高額で売れる。
まさか、上空をただ通り過ぎると思われていたネスドラゴンが、急降下してきて私たちの目の前で着陸し、こちらを睨みつけるとは思わなかったのだ。
ドラゴンが私たちの隠れている岩の方へ向かって低いうなり声をあげている。翼を大きく広げ、口の端から火の粉が溢れている。完全に威嚇である。
対して1人と1台は完全に及び腰。人の背丈の倍ほどの大きさの岩の真後ろに隠れて息を潜めていた。カメラもかなり混乱しているのか、ビビリまくっているようだった。
『7時をお知らせします8時をお知らせします。テッスラ砂漠に接近中の熱帯低気圧は用法容量を守って正しくお使いください。5時をお知らせします』
「シッ、黙って! レッサードラゴンは耳が良いの! 見つかっちゃうでしょ!!」
私はかすれ声で叱りつける。しかし混乱するとバグって喋り続けてしまうのか、カメラは音量最小で明日の天気の調理方法を解説していた。
私は限りなく、これ以上ないほどに、ありえないほど慎重に岩から顔を出してネスドラゴンの様子を伺う。
レジェンドは神罰、アークはアンタッチャブルと揶揄されるように、レッサードラゴンは動く天災である。レジェンドに怯え、アークに追い払われてろくに縄張りを持てないレッサードラゴンは、世界のありとあらゆるところに出現して災害を撒き散らすのだ。
小型のレッサードラゴンはよく人を食らうが、ネスドラゴンのような体長10mを超える大型のレッサードラゴンが私たちのようなちっぽけな人間とちっぽけな二足歩行型非戦闘用兵器を相手にするなんて聞いたことがない。だからこそ余計に混乱する。
なんで奴は私たちを威嚇しているんだ?
「……つうかどうしましょう。どうしましょうよ。逃げられないよね、これ。落ち着け私。落ち着け私」
『……小匙半分の大匙を強火で煮込んだら、お風呂にかけて1分待つだけであら不思議、とっても綺麗に汚れが落ちるんです!』
ゴン。
カメラを蹴っ飛ばしたら少し落ち着いた。私は状況を整理する。
砂漠には砂だらけで、隠れる場所はこの岩と隣にある同じ大きさの3つの岩しかない。走って逃げようとしても逃げられるわけがない。カメラを囮にしようが手持ちの武器で攻撃しようがドラゴンに太刀打ちできるわけがない。つまり詰みである。
しかし冷静に考えるとおかしい要素も山ほどある。なぜレッサードラゴンがわざわざ私たちを狙う? 威嚇するばかりでなぜこっちに寄ってこない? 近距離ならまだしも、なぜ上空に飛んでたドラゴンが私たちの居場所がわかった? いくら警戒心と感覚器官が優れているとはいえ、いや、優れているからこそなんで私たちなんかを狙う??
さっきから何分経っただろうか。永遠に思えるほど長い時間だった。心臓のバクバクが止まらない。
しかし、一向にネスドラゴンはこちらに近寄ってこない。だんだんと恐怖心より疑惑の念の方が強くなってくる。
ほんとに、なんで近寄ってこないんだ?
『……現在逃走中の犯人は、民家に押し入って人質を取って立て籠もっています。警察の包囲網が敷かれていますが、人質の安否が気遣われます』
「……確かにおかしいわよね。なんでだろ? 何かあるのかな?」
そう言って私とカメラは同時に背後を見た。しかし、自分たちがいま隠れている岩とほぼ同じ大きさの丸い岩が2個あるだけで、他に何も見当たらない。ただ黄色い砂があるだけだった。
同時にキョロキョロ背後を見回し、同時に顔を見合わせ、同時に首を傾げた。なんにもない。ネスドラゴンは本当に何を考えてるのだろうか。
背後から怒号。岩に背を付けて隠れなおし、そっと岩から顔を出してネスドラゴンの方を同時に覗き見る。
ネスドラゴンが大きく翼を広げ、獰猛な眼を大きく開き、口の端から火の粉を吹きながら攻撃的に威嚇してくる。凄い迫力だった。再度死を覚悟した。
隣でパシャリと聞きなれた音が一回。度胸があるのかそれとも状況を把握していないのか、それともビビって思わずシャッターを切ってしまったのか。とにかくカメラの足をゴンと蹴っ飛ばしておく。
しかし、ネスドラゴンの様子がおかしい。襲い掛かってきてもおかしくないのに、なぜか後ろに引いている。一歩、また一歩と後ずさっていた。
強大なドラゴンが後ずさるという珍風景を見て驚く。まるでヘビに睨まれたキシである。とここでようやくあることに気づいて、私は全身が固まった。
ネスドラゴンはそのまま後ずさっていき、かなり距離が開けたところでネスドラゴンが背を向けた。翼を羽ばたかせて空を飛ぶ。
その際の風圧があまりに強すぎて、遠いのに威圧感を与えられる。その姿は恐ろしいはずなのに、しかしその後ろ姿は完全に逃亡者のソレだった。先程飛んできた方向の逆方向へ飛び退っていく。
ネスドラゴンの姿が遠い空の向こうへ消える。カメラがここぞとばかりパシャパシャ写真を撮りまくるが、私はその胴体をひっぱたいて引っ張る。
『やつぁ、大変なものを盗んでいきました。あなたの……』
「いいから、早く移動するよ! 私たちも逃げるの!! 急いで!!」
カメラの抗議の声を無視して、私は速足で三つ子岩から離れていった。
…………
テッスラ砂漠を抜けてすぐの町に入って、知らなかった生物の情報をすぐに仕入れた。シュラクドラゴンという生物の情報だ。
シュラクドラゴンは羽をもたないドラゴンの一種で、主に砂漠の中に潜む。大型のドラゴンや鳥類がその真上を通り過ぎようとするとき、その巨体を砂から飛び出して食らいつくのだ。
見た目は巨大なミミズのようなもので、大きすぎるくらい大きい口と、目の代わりに使われている三つの感覚器官が特徴だ。基本的に常時眠っているが、三つの目を岩に擬態させて砂漠の上を監視し、そこに食べ応えのある獲物がやってくると活動を再開させるのだ。
気に食わない生き物を見かけると問答無用で殺しにかかってくる他のドラゴンと違い、シュラクドラゴンは比較的大人しいアークドラゴンである。しかし危険には違いなく、砂漠周辺では「砂漠の三つ岩は鬼が住む」と言われ恐れられている。
まあ簡単にまとめると……私はネスドラゴンから身を隠すために、シュラクドラゴンの目の陰に隠れていたことになる。岩に囲まれた場所に隠れていたわけだから、つまり口の真上だった。
ネスドラゴンがシュラクドラゴンの存在に気付かず、上空を飛び続けていたら、おそらくそれを餌にしようと飛び掛かっていくシュラクドラゴンに巻き込まれて私たちは食われていただろう。
ネスドラゴンが相手の力量を見極められなくて、変に突撃してきていたら同じく巻き込まれていたはずだ。
シュラクドラゴンは基本休眠状態らしいが、もし覚醒状態で小腹が空いている、なんていう状況だったら、ちっぽけな餌である私たちはオツマミ感覚で頂かれていたかもしれない。
町の酒場で情報を聞き、私たちは本当に死ぬ一歩手前にいたことに確信をもてて、しばらくまともに寝られない日々が続くのであった。
ちなみに、ネスドラゴンの写真はものすごく高値で売れた。
下位種とはいえドラゴンの写真をこんな近距離で撮れたのはやはり価値が高い。そして着陸する場面、正面から威嚇する絵面、離陸する瞬間をそれぞれ特等席で映してあったことで、価値はさらに高まった。
眠れない日々はしばらく続いたものの、しばらく美味しいものを食べて、柔らかいベッドで眠り、部品や道具をたくさん買い替えたりと存外満足した日常も過ごせた。やはり命のリスクに対するリターンは高いのだ。
豆知識「ドラゴンの肉は硬くてマズイらしい。というか食べたことある人いるのか?」
私は小声で叫んだ。冷汗で全身がびしょ濡れになる。歯の根が合わない。
現在、私とその相方であるカメラは、凶悪なドラゴンであるネスドラゴンに襲われております。
何でこういう状況になったかと聞かれると、私もよくわからない。横に長く縦に短いテッスラ砂漠を通り過ぎようと思って縦断しはじめ、ちょうど真ん中あたりで急に上空に大型の影が見えたのだ。
人間にとって危険な大型の獣なんて星の数ほどいる。大型の影が見えた瞬間、私とカメラは近くの三つ子岩の一つに隠れ、そのまま過ぎ去ってくれることを期待していた。
ドラゴンにとってちっぽけな人間は餌にならない。だから一応隠れていれば安全なので、まだ遠くにいるうちは「お、ドラゴンだ珍しい。何ドラゴンだろ?」なんて気楽なことを宣う余裕があった。
カメラに指示して写真を撮らせた記憶もある。ドラゴンは危険な生物であると同時に、人気の高いモンスターだ。写真一枚でも高額で売れる。
まさか、上空をただ通り過ぎると思われていたネスドラゴンが、急降下してきて私たちの目の前で着陸し、こちらを睨みつけるとは思わなかったのだ。
ドラゴンが私たちの隠れている岩の方へ向かって低いうなり声をあげている。翼を大きく広げ、口の端から火の粉が溢れている。完全に威嚇である。
対して1人と1台は完全に及び腰。人の背丈の倍ほどの大きさの岩の真後ろに隠れて息を潜めていた。カメラもかなり混乱しているのか、ビビリまくっているようだった。
『7時をお知らせします8時をお知らせします。テッスラ砂漠に接近中の熱帯低気圧は用法容量を守って正しくお使いください。5時をお知らせします』
「シッ、黙って! レッサードラゴンは耳が良いの! 見つかっちゃうでしょ!!」
私はかすれ声で叱りつける。しかし混乱するとバグって喋り続けてしまうのか、カメラは音量最小で明日の天気の調理方法を解説していた。
私は限りなく、これ以上ないほどに、ありえないほど慎重に岩から顔を出してネスドラゴンの様子を伺う。
レジェンドは神罰、アークはアンタッチャブルと揶揄されるように、レッサードラゴンは動く天災である。レジェンドに怯え、アークに追い払われてろくに縄張りを持てないレッサードラゴンは、世界のありとあらゆるところに出現して災害を撒き散らすのだ。
小型のレッサードラゴンはよく人を食らうが、ネスドラゴンのような体長10mを超える大型のレッサードラゴンが私たちのようなちっぽけな人間とちっぽけな二足歩行型非戦闘用兵器を相手にするなんて聞いたことがない。だからこそ余計に混乱する。
なんで奴は私たちを威嚇しているんだ?
「……つうかどうしましょう。どうしましょうよ。逃げられないよね、これ。落ち着け私。落ち着け私」
『……小匙半分の大匙を強火で煮込んだら、お風呂にかけて1分待つだけであら不思議、とっても綺麗に汚れが落ちるんです!』
ゴン。
カメラを蹴っ飛ばしたら少し落ち着いた。私は状況を整理する。
砂漠には砂だらけで、隠れる場所はこの岩と隣にある同じ大きさの3つの岩しかない。走って逃げようとしても逃げられるわけがない。カメラを囮にしようが手持ちの武器で攻撃しようがドラゴンに太刀打ちできるわけがない。つまり詰みである。
しかし冷静に考えるとおかしい要素も山ほどある。なぜレッサードラゴンがわざわざ私たちを狙う? 威嚇するばかりでなぜこっちに寄ってこない? 近距離ならまだしも、なぜ上空に飛んでたドラゴンが私たちの居場所がわかった? いくら警戒心と感覚器官が優れているとはいえ、いや、優れているからこそなんで私たちなんかを狙う??
さっきから何分経っただろうか。永遠に思えるほど長い時間だった。心臓のバクバクが止まらない。
しかし、一向にネスドラゴンはこちらに近寄ってこない。だんだんと恐怖心より疑惑の念の方が強くなってくる。
ほんとに、なんで近寄ってこないんだ?
『……現在逃走中の犯人は、民家に押し入って人質を取って立て籠もっています。警察の包囲網が敷かれていますが、人質の安否が気遣われます』
「……確かにおかしいわよね。なんでだろ? 何かあるのかな?」
そう言って私とカメラは同時に背後を見た。しかし、自分たちがいま隠れている岩とほぼ同じ大きさの丸い岩が2個あるだけで、他に何も見当たらない。ただ黄色い砂があるだけだった。
同時にキョロキョロ背後を見回し、同時に顔を見合わせ、同時に首を傾げた。なんにもない。ネスドラゴンは本当に何を考えてるのだろうか。
背後から怒号。岩に背を付けて隠れなおし、そっと岩から顔を出してネスドラゴンの方を同時に覗き見る。
ネスドラゴンが大きく翼を広げ、獰猛な眼を大きく開き、口の端から火の粉を吹きながら攻撃的に威嚇してくる。凄い迫力だった。再度死を覚悟した。
隣でパシャリと聞きなれた音が一回。度胸があるのかそれとも状況を把握していないのか、それともビビって思わずシャッターを切ってしまったのか。とにかくカメラの足をゴンと蹴っ飛ばしておく。
しかし、ネスドラゴンの様子がおかしい。襲い掛かってきてもおかしくないのに、なぜか後ろに引いている。一歩、また一歩と後ずさっていた。
強大なドラゴンが後ずさるという珍風景を見て驚く。まるでヘビに睨まれたキシである。とここでようやくあることに気づいて、私は全身が固まった。
ネスドラゴンはそのまま後ずさっていき、かなり距離が開けたところでネスドラゴンが背を向けた。翼を羽ばたかせて空を飛ぶ。
その際の風圧があまりに強すぎて、遠いのに威圧感を与えられる。その姿は恐ろしいはずなのに、しかしその後ろ姿は完全に逃亡者のソレだった。先程飛んできた方向の逆方向へ飛び退っていく。
ネスドラゴンの姿が遠い空の向こうへ消える。カメラがここぞとばかりパシャパシャ写真を撮りまくるが、私はその胴体をひっぱたいて引っ張る。
『やつぁ、大変なものを盗んでいきました。あなたの……』
「いいから、早く移動するよ! 私たちも逃げるの!! 急いで!!」
カメラの抗議の声を無視して、私は速足で三つ子岩から離れていった。
…………
テッスラ砂漠を抜けてすぐの町に入って、知らなかった生物の情報をすぐに仕入れた。シュラクドラゴンという生物の情報だ。
シュラクドラゴンは羽をもたないドラゴンの一種で、主に砂漠の中に潜む。大型のドラゴンや鳥類がその真上を通り過ぎようとするとき、その巨体を砂から飛び出して食らいつくのだ。
見た目は巨大なミミズのようなもので、大きすぎるくらい大きい口と、目の代わりに使われている三つの感覚器官が特徴だ。基本的に常時眠っているが、三つの目を岩に擬態させて砂漠の上を監視し、そこに食べ応えのある獲物がやってくると活動を再開させるのだ。
気に食わない生き物を見かけると問答無用で殺しにかかってくる他のドラゴンと違い、シュラクドラゴンは比較的大人しいアークドラゴンである。しかし危険には違いなく、砂漠周辺では「砂漠の三つ岩は鬼が住む」と言われ恐れられている。
まあ簡単にまとめると……私はネスドラゴンから身を隠すために、シュラクドラゴンの目の陰に隠れていたことになる。岩に囲まれた場所に隠れていたわけだから、つまり口の真上だった。
ネスドラゴンがシュラクドラゴンの存在に気付かず、上空を飛び続けていたら、おそらくそれを餌にしようと飛び掛かっていくシュラクドラゴンに巻き込まれて私たちは食われていただろう。
ネスドラゴンが相手の力量を見極められなくて、変に突撃してきていたら同じく巻き込まれていたはずだ。
シュラクドラゴンは基本休眠状態らしいが、もし覚醒状態で小腹が空いている、なんていう状況だったら、ちっぽけな餌である私たちはオツマミ感覚で頂かれていたかもしれない。
町の酒場で情報を聞き、私たちは本当に死ぬ一歩手前にいたことに確信をもてて、しばらくまともに寝られない日々が続くのであった。
ちなみに、ネスドラゴンの写真はものすごく高値で売れた。
下位種とはいえドラゴンの写真をこんな近距離で撮れたのはやはり価値が高い。そして着陸する場面、正面から威嚇する絵面、離陸する瞬間をそれぞれ特等席で映してあったことで、価値はさらに高まった。
眠れない日々はしばらく続いたものの、しばらく美味しいものを食べて、柔らかいベッドで眠り、部品や道具をたくさん買い替えたりと存外満足した日常も過ごせた。やはり命のリスクに対するリターンは高いのだ。
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