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…
しおりを挟む…あの後シルは意識を失った。
そのまますべてを奪ってしまいそうだった私も、さすがに正気に戻って医師を呼んだ。
医師に隠さず状況を説明したら、息が出来なくて意識が無くなったのだと言われた。
遅れてカイと公爵が来て、公爵にも包み隠さず話した。
殴られた。
私の勘違いでシルに思う人は居ないと。
居たとしても私がした事は暴力で許されはしないと。
父上と母上も駆け付けて、かばってくださった。
父上は私の代わりに殴られても言いと言ってくださった。
私が泣きながら謝ると、カイもかばってくれた。
私は一時の感情でとんでも無いことを犯す所だったと理解した。
許されるなら王位継承権を剥奪されても仕方ないと言ったら、カイが全力で公爵に許し欲しいと頭を下げてくれた。
私のかわりに即位するならカイだろうに。
あいつは「私はクロウを王にしたいのです!私はなりたくない。父上どうか許す機会を与えてやってください!」と言ってくれた。
本当に良い友を私は持った。
最終的に公爵に根性叩き直す!と宣言され、直々に稽古をつけて貰える事になった。
父上はそれは勘弁してくれと言って居たが私が是非お願いしますと頼みこんだ、せっかくのチャンスだ棒に触れない。
稽古一日目で後悔した。
初めて血を吐いたし、意識を失った。
殺されるかと思ったが生きていた…
二日目。
意識を失える事は幸せだった。
意識が失くならないギリギリのラインを攻められ夜に熱を出した。
三日目。
母上が公爵夫人をお連れしてくれて、まともな訓練に変わった。
父上は遠くから涙を拭いながら眺めてらした。
カイはたまに一緒に訓練をするし、宰相は仕事と両立出来る用に調整してくれた。
許されて無いのにシルに必要異常に近付くと、また二日目の訓練に戻ったので許されるまで近付けない。
シルは以前の用に接してくれようとするが、まだまだ許されそうにない。
気が付けば私はシルの理想の王子様のふるまいをしていた。
見えない所でもシルに好かれたくて必死で、自分で笑えた。
今日は新入生の入学してくる日だ。
昨日公爵に許しがやっともらえた。
この日を楽しみにしてたのに。
今まで避けて居たので、どうやってまた仲を深めればいいかわからない。
シルを思うと胸が苦しい…
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登場人物がみんな可愛い(๑σωσ๑)♡
(*´﹃`*)ぽわんな気分にさせてくれる作品ですね。
続き楽しみにしています(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)
感想ありがとうございます。
そう言ってもらえて、とても嬉しいです。