追放された俺の木工スキルが実は最強だった件 ~森で拾ったエルフ姉妹のために、今日も快適な家具を作ります~

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砦の我が家に戻った俺たちは、さっそく収穫した野菜を確かめることにした。
荷車から降ろしたカゴの中には、土の匂いがする新しいジャガイモとニンジンが山盛りだ。

「すごい量だな、これだけあれば食べ物に困らないぞ」

俺がそう言うと、リリアとルナは自分たちの手柄のように得意げに胸を張った。

「うん、これで毎日ごちそうが食べられるわね!」

「にんじんさん、いっぱい!」

二人のその笑顔が、何よりの収穫だと感じた。
俺は早速、夕食の準備を始める。
今日の献立は、この新鮮な野菜をたっぷり使ったポトフにするつもりだ。

俺はスキルを使い、大きな鍋を作り出した。
もちろん木製だが、魔力で特別な加工を施してある。
だから、直火にかけても燃える心配はない。

リリアは進んで、野菜を洗うのを手伝ってくれた。
小さな手で、一生懸命にジャガイモの土を落としている。
ルナはそんな姉の真似をして、ニンジンの葉っぱをちぎっていた。

「よし、じゃあ切っていくぞ」

俺はまな板と包丁も、もちろん木で作り出す。
これも魔力で刃を硬くしてあり、切れ味は鉄の包丁に負けないだろう。

ニンジンは、少し大きめの乱切りにする。
ジャガイモは煮崩れしないように、皮付きのまま半分に切るだけだ。
あとは森で手に入れた玉ねぎに似た野菜と、干し肉を鍋に入れる。
そして、水を注いで火にかけた。

コトコトと、鍋が優しい音を立て始めた。
暖炉の火が、部屋の中を暖かく照らしている。
野菜と肉の旨味が溶け出した、とても良い香りがする。
その香りは、ログハウスの中に満ちていった。

「いい匂い……」

「おなかすいたー!」

リリアとルナが、待ちきれない様子でテーブルの周りを歩き回る。
その姿が微笑ましくて、俺はつい笑ってしまった。

じっくりと一時間ほど煮込み、野菜が十分に柔らかくなった。
そこで、塩で味を整える。
最後に、香りづけに森で採れたハーブを少しだけ加えた。

「さあ、できたぞ。熱いから気をつけてな」

俺は木の器にポトフを盛り付け、三つの皿をテーブルに並べた。
湯気の立つポトフは、彩りがとても豊かだ。
ニンジンのオレンジ色と野菜の緑が、見た目にも美味しそうに見える。

「「いただきます!」」

二人は元気よく挨拶すると、小さなスプーンでスープを一口運んだ。
そして次の瞬間、ぱあっと顔を輝かせた。

「おいしい……!」

リリアが、感動したように呟く。

「なにこれ、お野菜が口の中でとろけるみたい。スープも、すごく優しい味がするわ」

「にんじんさん、あまーい!」

ルナも、大きな口でニンジンを頬張り満面の笑みだ。
どうやら、二人とも気に入ってくれたらしい。

俺も自分の分を食べる、うん美味い。
我ながら、完璧な出来栄えだと思う。
ジャガイモはほくほくとして、ニンジンは驚くほど甘い。
干し肉から出た出汁が、スープに深い味を与えている。

「こんなに美味しいもの、王宮のごちそうでも食べたことがないわ」

リリアが、少しだけ遠い目をして言った。
彼女たちがどんな環境で育ったのか、俺は詳しくは知らない。
だけどその言葉の端々から、幸せだけではなかった過去が見える気がした。

「そうか、ならよかった。これからは、毎日こういうのを食べような」

「うん!」

俺たちは、他愛もない話をしながら食事を楽しんだ。
ルナがスプーンから落としたジャガイモを、リリアが拭いてあげる。
そんな何気ない光景が、俺の心を温かく満たしていった。

食事を終えた後、俺たちは暖炉の前に集まる。
今日の収穫物である、種の袋を広げた。

「これだけあれば、俺たちの畑も賑やかになるな」

「うん、早く植えたいわ!」

「いちご、はやくたべたいなー」

「そうだな、じゃあ明日は畑に植えようか」

俺の提案に、二人は嬉しそうに頷いた。
その夜、俺たちは新しい寝具でぐっすり眠る。
昨日よりも、さらに穏やかに眠れた気がした。

翌朝、俺たちは朝食もそこそこに砦の中の畑へ向かった。
朝日を浴びた畑の土は、生命力に満ちているように見える。

「さて、まずはもう一度土をよく耕そう。美味しい野菜を育てるには、土作りが一番大事だからな」

俺は木製の鍬を手に取り、手本を見せた。
リリアも自分用の小さな鍬を手に、一生懸命に後をついてくる。

土を耕し終えたら、次は畝作りだ。
それぞれの作物が育ちやすいように、畝の幅や高さを調整する。

「イチゴの苗は、ここに植えよう。日当たりが一番良い場所だから、きっと甘くて美味しい実がなるぞ」

「わーい!」

ルナは、イチゴの苗を一つ一つ宝物のように優しく土に植えていく。
リリアは、ニンジンの種を丁寧に等間隔に蒔いていた。
その姿は、とても真剣だった。

俺は、カボチャや豆の種を植えながらふと思いついた。

「そうだ、どうせなら作物が育ちやすいようにこれも作っておくか」

俺はスキルを発動させた、イメージしたのは小さな温室だ。
木の骨組みに、動物の皮を薄く伸ばしたものを張る。
この世界の技術でガラスは作れないが、これでも保温効果は期待できるだろう。

あっという間に、畑の一角に可愛らしいミニ温室が完成した。
これなら、少し寒くなっても野菜を育て続けられるはずだ。

「すごい、おうちの中に畑ができたみたい!」

ルナが、目を丸くして温室を見上げている。

「これだけじゃないぞ」

俺はさらに、砦の隅に大きな樽をいくつか設置した。
そしてその樽に、屋根から雨水が流れ込むように木の樋を取り付ける。

「これは、雨水を溜めておくための樽だ。畑の水やりに使ったり、生活用水にしたりできる」

「すごいわ、ルーク。あなたは、本当に何でも知っているのね」

リリアが、心から感心したように言った。
前世の知識が、この世界でこんなに役立つとは思わなかった。

畑作りを終えた俺たちは、昼食を挟む。
いよいよ、街で売るための商品の製作を本格的に開始した。
荷車はすでに様々な木工品でいっぱいだが、もっと種類を増やしたい。

「何か、他に作ってほしいものはあるか。二人の意見も聞かせてくれ」

俺がそう言うと、リリアとルナは顔を見合わせて楽しそうに相談を始めた。

「ねえルーク、積み木だけじゃなくてお人形さんが住めるおうちが欲しいわ!」

「ドールハウスか、いいな作ろう」

「あとね、あとね、くるくる回る木馬さん!」

「メリーゴーランドみたいなやつか、それは少し構造が複雑で難しそうだ。……でも、やってみるか」

子供たちの想像力は、本当に豊かだ。
俺は彼女たちのアイデアを元に、次々とおもちゃを作り出していく。

スキルを使い、小さな家具まで備え付けられた本格的なドールハウスを作り上げた。
木馬には、特別な仕掛けを施す。
中心の軸を回すと、オルゴールのような優しい音色を奏でてゆっくりと回転するのだ。

「すごい、すごいわルーク!」

「きれいな音……」

二人は完成したおもちゃに、夢中になっていた。
その姿を見ているだけで、作った甲斐があったと思う。

「よし、おもちゃはこれくらいにしよう。次は実用的なものも作るか」

俺は、主婦層を狙ったキッチン用品の製作に取り掛かった。
デザイン性の高い、動物の形をしたまな板を作る。
何種類もの香辛料を、機能的に収納できる棚も作った。
そして、卵を置いておくための可愛らしいエッグスタンドも用意した。

前世の雑貨屋で見たような、おしゃれで便利な品物を次々と形にしていく。

「まあ、なんて可愛らしいのかしら……」

リリアが、うっとりとした表情で完成したキッチン用品を眺めている。
女の子は、やはりこういうものが好きなのだろう。

全ての準備が整った頃には、もう夕方になっていた。
荷車は、まるで移動式の家具屋のようだ。
多種多様な木工品で、溢れかえっている。

「よし、これだけあれば十分だろう。明日の朝、いよいよ街へ出発だ」

俺の言葉に、リリアとルナは嬉しそうに頷いた。

「うん!」

「まち、たのしみ!」

その夜、俺たちは明日の遠足に胸を躍らせる子供のようだった。
だから、なかなか寝付くことができなかった。
街ではどんな出会いが待っているのか、俺の作った家具は受け入れられるだろうか。

期待と、ほんの少しの不安を抱えながら俺たちは新しい朝を待った。

翌日、俺たちは夜明けと共に出発した。
砦の門をゆっくりと押し開け、森の中へと続く道を進む。

荷車を引くのは、もちろん俺の役目だ。
少し重いが、転生したおかげで体力には自信がある。

リリアとルナは、荷車の周りをとても楽しそうに歩いていた。
時々、綺麗な花を見つけては摘んでくる。
珍しい色の蝶を、追いかけたりもしていた。
全てが、彼女たちにとっては新鮮な冒険なのだろう。

見張り台から見えた通り、半日ほど歩くと森を抜けて開けた場所に出た。
そしてその先には、大きな街が見えてくる。
赤茶色のレンガでできた建物が、たくさん立ち並んでいた。

あれが、レンガの街サイか。
遠くから見ても、かなりの活気があるのが分かる。

「わあ……、大きい……!」

「おうちが、いっぱい!」

リリアとルナが、初めて見る街の姿に感嘆の声を上げた。
俺も、久しぶりに見る文明の光景に少しだけ胸が高鳴る。

「さあ、行こうか。まずは、どこで店を出すか場所を探さないとな」

俺は荷車の取っ手を握り直し、街の門へと向かって力強く歩き始めた。
俺の職人としての最初の仕事が、これから始まる。
そして、リリアとルナとの初めての街での冒険も始まるのだ。

街の門では、鎧を着た門番に簡単な質問をされた。
行商人だと答えると、すぐに入市税を払って通してくれた。
街の中は、想像以上の賑わいだった。
石畳の道には、様々な人種の人々が行き交う。
道の両脇には、露店が所狭しと並んでいた。

焼きたてのパンの香ばしい匂いや、鍛冶屋から聞こえる威勢のいい槌の音。
吟遊詩人が奏でる、陽気な音楽も聞こえる。
その全てが、生命力に満ち溢れていた。

リリアとルナは、人の多さに少し驚いているようだ。
だが、好奇心の方が勝っているらしい。
きょろきょろと、物珍しそうに周りを見回している。

「すごいわルーク、人がたくさん……」

「みんな、なんだか楽しそうだね!」

「ああ、まずは店を出す場所を探さないとな。広場の方が、人通りが多いだろうか」

俺たちは、街の中央にあるという広場を目指して人混みをかき分け進んでいった。
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