【奨励賞】元・地味な令嬢ですが、婚約破棄されたので聖獣と建国します~追放した王太子と聖女は、今さら私を求めないでください~

旅する書斎(☆ほしい)

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ボルガンが発見したプレートと、その先に眠る超古代遺跡アークの存在は、私たちの国造りの計画を根底から、そして良い方向へと覆した。地下大動脈計画は、アークから直接エネルギーを供給するという想像を絶する方法で、実現の目処が立ったのだ。それはまるで、神話の時代にしか起こり得ないような奇跡が現実に起きているかのようだった。

アークの制御権を継承した翌日、私は早速その計り知れない力をヴァイスランドの発展のために活用し始めていた。まずは、ボリンとボルガンが進めていた新型掘削機の改良だ。

「ボリン、ボルガン殿。この設計図を見てください」

私は二人の天才鍛冶師を製鉄所の設計室に呼び寄せ、アークから得た知識を基に、私が一晩で描き上げた新しい魔導エンジンの設計図を見せた。

「なんだこりゃあ……!?エネルギーの循環効率が、俺たちの設計の比じゃねえぞ!」

「この魔力集束回路……見たこともない構造だ。だが、理論上は完璧に機能する。これならアークからの膨大なエネルギーを、ロスなく動力に変換できる!」

二人は設計図に食い入るように見入り、その革新性に驚愕と興奮の声を上げた。彼らの職人としての魂が、未知の技術に激しく揺さぶられているのが分かる。

「このエンジンを搭載すれば、掘削機の性能は飛躍的に向上するはずです。すぐに製作に取り掛かれますか?」

「おうよ!任せとけ、エリアーナ様!最高の部品を最高の技術で組み上げてやるぜ!」

「うむ。我がドワーフのルーン刻印技術も、この新しいエンジンに合わせて最適化する必要があるな。腕が鳴るわい!」

二人はすぐさま工房へと駆け戻っていった。その背中は、これから始まる創造という名の戦いに挑む勇者のようだった。

私がアークの解析と、それを利用した新技術の開発に没頭している間にも、地上ではガンツが主導する王都への食料支援計画が着々と進められていた。ハンス副隊長率いる輸送隊はすでに第一陣の食料を王都の協力者たちに届け、多くの飢えた民を救っているという報告が入ってきている。

その報告と同時に、王都の貴族評議会が私を新たな女王として招聘するための正式な使節団を派遣したという報せももたらされた。

「女王、ですか。エリアーナ様が」

執務室で報告を受けたクラウスさんが、感慨深げに呟いた。彼の目には、かつて不遇をかこっていた令嬢が今や一国の運命を託されるまでに至ったことへの、深い感動が浮かんでいる。

「ふん、当然の結果だ。あの無能な王太子と偽物の聖女に国が治められるはずがなかったんだ。エリアーナ様こそ、この国を導くのにふさわしいお方よ」

ボリンが、自分のことのように胸を張って言った。その場にいたガンツやマーサ、他の幹部たちも皆異論なく頷いている。

「皆、ありがとう。でも、私が女王になるかならないかは彼らの話を聞いてから決めます。何より、私はこのヴァイスランドの領主。この地と、ここにいるあなたたちを見捨てるようなことは、決してしないわ」

私の言葉に、皆が安堵と信頼の表情を浮かべた。彼らは、私が権力に目がくらむような人間ではないことを誰よりもよく知ってくれている。

その日の午後、私はドワーフの使節団が滞在する迎賓館を訪れた。ギムリ長老とボルガンに、王都からの使節団について説明するためだ。

「ほう、女王に。それはまた、随分と話が大きくなりましたな」

私の話を聞いたギムリ長老は、その豊かな白髭を扱きながら興味深そうに言った。

「エリアーナ様がこの大陸全体の統治者となられるのであれば、我ら地潜り族にとってもそれは歓迎すべきことです。あなた様のような方が頂点に立たれるなら、かつて我らが地上を捨てた原因である人間たちの愚かな争いも、なくなるやもしれませぬな」

「そうだぜ!エリアーナ様が女王になるってんなら、俺が最高の王冠を打ってやる!ヒヒイロカネをふんだんに使った、誰にも真似できねえ逸品をな!」

ボルガンが、巨大な戦斧を担いだまま豪快に笑った。彼らは、私がより大きな力を持つことを心から歓迎してくれているようだった。その信頼が、私の心を温かくした。

数日後、王都からの使節団が、ついにヴァイスランドの南門である砦に到着した。
使節団を率いていたのは、王国の宰相を務めるアルバート公爵だった。彼は老齢だが、その眼光は鋭く、一筋縄ではいかない老獪な政治家であることをうかがわせた。彼に付き従う貴族たちも、皆、王国の重鎮ばかりだ。

彼らは、砦の威容と、そこに詰める防衛隊の兵士たちの練度の高さに、まず度肝を抜かれた。ヴァイスランド鋼とスターライトシルクで作られた最新装備に身を固めた兵士たちは、王都の近衛騎士団をも上回るほどの精強さを誇っていた。

「……これが、あの『捨てられた土地』の兵か。信じられん……」

アルバート宰相が、呆然と呟く。彼らの驚きは、砦から村へと向かうために乗り込んだシルヴァヌス号の中で、さらに大きくなった。

「こ、この乗り物は一体……!?馬もなしに、これほどの速さで……!」

「なんと快適な乗り心地だ。揺れもほとんど感じん」

貴族たちは、初めて体験する蒸気機関車の速さと快適さに子供のようにはしゃいでいた。車窓から見える風景も、彼らの常識を覆すものだった。

どこまでも広がる、青々としたヴァイス麦の畑。整然と区画整理された開拓地。そして、その間を流れる清らかな水を湛えた用水路。彼らが知る、不毛で荒れ果てた北の土地のイメージとはあまりにもかけ離れていた。

やがて、シルヴァヌス号がヴァイスランドの村の駅に到着する。プラットホームに降り立った彼らを待っていたのは、活気に満ちた美しい街並みだった。

赤レンガで統一された家々。ガラスがはめ込まれた窓。石畳が敷き詰められた清潔な道。そして何よりも、そこに住む人々の表情が明るく希望に満ちている。

「……これが、エリアーナ様が、わずか数ヶ月で創り上げた国……。我々は、とんでもない思い違いをしていたのかもしれん」

アルバート宰相は、目の前の光景にもはや言葉もなかった。自分たちが無価値だと断じ、追い出した一人の令嬢がこれほどの奇跡を成し遂げていた。その事実が、彼の長年の政治家としての自信とプライドを根底から揺さぶっていた。

私は、彼らを新しく建てられた迎賓館へと案内した。そこは、すでにギムリ長老たちが滞在しており、人間とドワーフが同じテーブルで談笑しているという、彼らにとっては信じがたい光景が広がっていた。

「ドワーフ……!?なぜ、伝説の種族がこのような場所に……!?」

宰相たちが再び驚愕に声を失う。

「アルバート宰相、長旅ご苦労様でした。詳しい話は席に着いてからにしましょう」

私は、彼らを会議室へと通した。私の隣にはシラスが静かに控え、テーブルの向こう側にはギムリ長老がどっしりと座っている。その異様な光景に、宰相たちは生きた心地がしなかっただろう。

アルバート宰相は、ごくりと唾を飲み込むと、意を決したようにその場ですっと立ち上がった。そして、私に対して、これ以上ないほど深くその頭を下げた。

「エリアーナ・フォン・ヴァイスランド様。この度は、我々クライン王国があなた様に対して行いました数々の非礼、そして理不尽な仕打ちを、国家を代表し心よりお詫び申し上げます。誠に、申し訳ございませんでした」

彼のその謝罪には、一切の建前や駆け引きは感じられなかった。ヴァイスランドに足を踏み入れてからの短い時間で、彼が自分たちの過ちを心の底から理解したことが伝わってきた。他の貴族たちも、皆、宰相に倣って深く頭を下げている。

「顔を上げてください、宰相。過去のことはもう水に流しましょう。それよりも、未来の話をしに来たのでしょう?」

私の言葉に、宰相はゆっくりと顔を上げた。その目には、安堵と、そしてこの国を救ってほしいという切実な願いが浮かんでいた。

「はい。エリアーナ様。単刀直入に申し上げます。どうか、この崩壊しかけたクライン王国の新たな女王として、即位していただけないでしょうか。あなた様をおいて、この国を再建できるお方は他にはおりません」

彼は、国王からの退位と全権委任を記した正式な国書を、震える手で私に差し出した。
いよいよ、この時が来た。私は、その国書を静かに受け取ると、彼の目をまっすぐに見つめ返した。

「その申し出、お受けします。ただし、いくつか条件があります」

「な、何なりとお申し付けください!」

「第一に、この国の首都はここヴァイスランドとします。旧王都は、商業と文化の中心地として再開発しますが、政治の中枢はこの地に置きます」

「第二に、旧来の身分制度は撤廃します。これからは、家柄ではなく個人の能力と功績によってその地位が与えられる、新しい社会を創ります」

「第三に、ジュリアスとユナの処遇について。彼らは、王都の民衆の前で公開裁判にかけ、その判決は民の総意に委ねるものとします」

私の提示した条件は、これまでの王国のあり方を根底から覆すものだった。それは、革命に等しい宣言だ。
宰相たちは、一瞬、その過激な内容に息を呑んだ。しかし、アルバート宰相はすぐにその全てを理解し、深く、深く頷いた。

「……承知いたしました。エリアーナ様。あなた様の掲げる理想を、我ら、全面的に支持いたします。いえ、我らもそのような新しい国を、あなた様と共に創り上げていきたい。どうか、我々をその御力で導いてください」

彼の目には、もはや老獪な政治家の昏い光はなく、新しい時代への希望に満ちた純粋な輝きが宿っていた。

こうして、歴史的な会談はヴァイスランドの完全な勝利という形で幕を閉じた。
いや、これは勝利ではない。新しい時代の、始まりなのだ。

会談の後、私は宰相たちをヴァイスランドの施設案内へと連れ出した。彼らは、子供たちのための学校で身分に関係なく全ての子供が教育の機会を与えられていることに感銘を受け、最新の設備が整った病院で多くの民が高度な医療を享受していることに驚愕した。

そして、製鉄所に案内した時、彼らの衝撃は頂点に達した。地熱を利用したクリーンで効率的な製鉄法、そしてそこで生み出される奇跡の金属ヴァイスランド鋼の存在。

「これほどの技術が……。これだけの鋼があれば、王国軍は大陸最強の軍隊になれる……。いや、軍事力だけではない。農具、建築資材、あらゆる産業が根底から変わってしまう……!」

宰相たちは、ヴァイスランドが持つ圧倒的な技術力の前に、ただただひれ伏すしかなかった。

案内を終え、迎賓館に戻ると、私は彼らにもう一つのサプライズを用意していた。

「宰相、こちらは私の新しい友人であり、同盟者でもある、地潜り族の長、ギムリ殿です」

私がギムリ長老を紹介すると、人間とドワーフが友好を結んでいるという事実に、宰相たちは三度、言葉を失った。

「アルバート宰相とやら。エリアーナ様がこの地の新たな女王となられること、我ら地潜り族も心から歓迎する。我らの槌と技術は、エリアーナ様の、そしてその新しい国の礎となることをここに約束しよう」

ギムリ長老の力強い言葉は、宰相たちにヴァイスランドという国がもはや自分たちの常識では計れない、規格外の存在であることを決定的に理解させた。

その夜、アルバート宰相は王都にいる協力者へ、緊急の伝令を送った。
『エリアーナ様、我らの女王となることを受諾せり。旧体制は、完全に終わりを告げた。直ちに、新女王陛下をお迎えする準備を始めよ』と。
その報は、瞬く間に王都中を駆け巡り、人々を熱狂させた。
民衆は、自分たちの手で新しい時代を勝ち取ったのだ。

数日後、王都の中央広場で、ジュリアスとユナの公開裁判が開かれた。
広場は、二人を糾弾しようとする民衆で埋め尽くされている。かつての栄光が嘘のように、二人はやつれ果て、囚人として民衆の前に引きずり出された。

「ジュリアス!貴様のせいで、俺の家族は飢え死にしたんだ!」

「偽聖女め!我々を騙していたのか!」

民衆からの怒号と罵声が、嵐のように二人に降り注ぐ。
ジュリアスは、その期に及んでも見苦しく自己弁護を繰り返した。

「ま、待て!私は悪くない!全ては聖女の力が弱まったせいだ!いや、違う!元はと言えば、エリアーナが、あの魔女が私を捨てて出て行ったからだ!」

そのあまりに無責任な言葉に、民衆の怒りはさらに燃え上がった。

一方のユナは、ただうつむき、泣きじゃくるだけだった。彼女には、もはや何も残されていなかった。

裁判の結果、民衆の総意として二人は全ての身分と財産を剥奪された上で、二度と大陸の土を踏めぬよう、南の海の果てにある孤島への永久追放という判決が下された。
それは、死よりも辛い永遠の孤独という罰だった。

こうして私を追放した者たちへの報復は、私の手を汚すことなく、民衆自身の力によって完璧な形で成し遂げられたのだった。

そして、ヴァイスランドでは私の戴冠式と、新国家の樹立に向けた準備が着々と進められていた。

ボルガンとボリンは、最高の王冠を創り上げるため、昼夜を問わず工房に籠もっている。ヒヒイロカネをベースに、アークから得られた未知の合金技術を組み合わせる。そこにギムリ長老自らが、祝福のルーンを刻むのだという。

マーサもまた、スターライトシルクをふんだんに使った私のためのドレスを製作していた。そのデザインは、国家機密としてまだ誰にも明かされていない。

地下大動脈計画も、アークのエネルギー供給によって驚異的なスピードで進んでいた。新型掘削機は、一日で百メートル以上を掘り進むという信じがたい性能を発揮していた。
全てが、新しい時代に向かって力強く動き出している。

私は、執務室の窓から活気に満ちたヴァイスランドの街並みを眺めていた。
これから、私は一国の女王となる。その責任は、これまでの比ではないだろう。

『何を案ずることがある、我が主よ』

私の心を見透かしたように、足元に控えていたシラスがテレパシーを送ってきた。

『主の傍には我らがいる。ヴァイスランドの民も、ドワーフたちも、そしてこの大地そのものも、皆が主の味方だ』

「ええ、そうね。ありがとう、シラス」

私は、彼のふかふかの首筋に顔をうずめた。この温もりと、信頼できる仲間たちがいれば、私はどんな困難にも立ち向かえる。

私の、そして私たちの国造りはまだ始まったばかりなのだ。

戴冠式は、旧王都で執り行われることになった。新しい時代の始まりを、全ての民に示すためだ。私は、宰相たちと共に王都へと向かうことになった。

その移動手段として、私が選んだのはもちろんシルヴァヌス号だ。しかし、それはただのシルヴァヌス号ではなかった。
ボリンたちが、私のために一夜で作り上げた特別仕様の豪華列車だった。
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