パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い

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バルガスが、船の先にある錨を軽々と引き上げる。
その盛り上がった筋肉は、まるで鋼のようだ。
俺は舵輪を握って、船が進む方向を決めた。
「よし、準備はいいな。リバーサイド号、出航だ!」
俺の合図に合わせて、船はゆっくりと岸から離れていく。
港町アクア・ポートのにぎわいが、少しずつ遠ざかっていった。
船の先頭にはルナが立ち、小さな手を振っている。
「ルナ、誰に手を振ってるんだ?」
「お魚さんたちだよ。またねーって言ってるの」
ルナは川の水面に向かって、にこやかに手を振り続けた。
魚たちが、見送りに来てくれているのかもしれない。
「おーい、ミナトの兄ちゃん。また美味い燻製を、売りに来いよな!」
岸から、威勢のいい声が聞こえてきた。
そっちを見ると、魚屋のおやじが大きく手を振っている。
その周りには、燻製を買ってくれた町の人たちが何人か集まっていた。
「ああ、今度は新しい商品も持ってくる。楽しみにしててくれ!」
俺も大声で返事をして、手を振り返す。
短い間だったけど、俺はこの町が好きになった。
いつかまた、必ずここに戻ってこよう。
船は港を出て、大きな川の流れに乗った。
これから上流にある、鉱山の町ロックベルを目指すのだ。
これで、三日間の船旅が始まる。
「さて、と。俺は仕事に戻るぜ」
バルガスはそう言うと、マストに付いている縄のはしごを、するすると登っていく。
あっという間に、てっぺんの見張り台に着いた。
用心棒としての役目を、さっそく果たしてくれている。
「天気は良いぞ、前方にも異常なしだ!」
見張り台から、バルガスの明るく元気な声が響いた。
頼もしい仲間がいるというのは、とても心強いものだ。
俺は船の運転に、意識を集中させる。
船は順調に、川をさかのぼっていった。
しばらくすると、ルナが俺のそばにやって来た。
そして、じっと川の流れを見つめている。
「どうした、ルナ?」
「ミナト、この先で少しだけ川の流れが渦を巻いているの。だから、船をもう少し右に寄せて」
「渦だって、ここからじゃ何も見えないが……」
俺が不思議に思っていると、ルナはこくんと頷いた。
「うん。でも、お魚さんたちが教えてくれた。水の中は、そうなってるって」
魚からの情報、ということか。
半分信じて半分疑いながらも、俺はルナの言う通りにした。
少しだけ、船の進む方向を右にずらす。
すると、どうだろうか。
数十メートル進んだ先で、確かに水面が不自然に揺れている場所が見えた。
ルナが、言っていた通りの場所だ。
もしあそこに突っ込んでいたら、船が大きく揺れていたかもしれない。
「すごいな、ルナ。本当に魚と話せるんだな」
「えへへ。わたし、昔からそうなの」
ルナは、少し恥ずかしそうに笑った。
この能力は、船の旅において、とてつもない武器になる。
浅い場所や、水の中にある岩、急な流れの変化。
そういった危険を、前もって知ることができるのだから。
「これから、水先案内はルナに任せるよ。頼りにしているぜ、航海士さん」
俺が少しからかうように言うと、ルナは嬉しそうに胸を張った。
「うん、任せて!」
昼が近づくと、船の中に良い匂いが漂い始めた。
バルガスが、キッチンで昼ご飯の準備を始めたらしい。
やがて、見張り台からバルガスが降りてきた。
「ミナト、昼飯ができたぜ。少し休憩にしよう!」
「おう、助かる!」
俺は船を、自動操縦モードに切り替えた。
これも、【万能造船】の力で、追加した機能の一つだ。
簡単な進路を保つくらいなら、船が自動でやってくれる。
俺とルナは、リビングへと向かった。
テーブルの上には、すでに湯気の立つ料理が並んでいる。
厚切りのパンに、チーズと野菜を挟んだサンドイッチだ。
それから、魚介の旨味が詰まった温かいスープもある。
「うわあ、美味しそう!」
ルナが、嬉しそうな声を上げる。
俺たち三人はテーブルについて、食事を始めた。
バルガスの作るご飯は、本当に最高に美味い。
「それにしても、快適な船だな。風も波も、ほとんど感じないぜ」
バルガスはサンドイッチを食べながら、満足そうに言った。
「だろ、俺のスキルは見せかけじゃないんだ」
「違いないな。こんな船、王族だって持ってないだろうよ。騎士団にいた頃が、馬鹿らしく思えてくるぜ」
バルガスは、楽しそうに笑う。
「バルガスは、どうして騎士を辞めたんだ?」
俺は前から、気になっていたことを尋ねてみた。
バルガスはスープを一口飲むと、少しだけ遠くを見るような目つきになる。
「まあ、色々あってな。一言で言えば、俺には合わなかったんだよ」
「合わなかった?」
「ああ。偉そうな貴族たちに、へこへこ頭を下げるのが、どうにも我慢ならなくてな。ある日、俺の部下を馬鹿にした太った貴族を、ぶん殴っちまったんだ」
いかにも、バルガスがやりそうなことだった。
俺は思わず、苦笑いしてしまう。
「それで、国を追い出されたってわけか」
「そういうことだ。だが、後悔はしていない。俺は、理不尽なことが大嫌いでな。それよりも、こうして気の合う仲間と、美味い飯を食ってる方がよっぽど幸せだ」
バルガスは、大きな声で笑い飛ばした。
その笑顔は、とてもすっきりしている。
彼もまた、俺と同じなのかもしれない。
窮屈な場所から自由を求めて、飛び出した人間なのだろう。
「わたしも、ここにいられて幸せ」
ルナが、小さな声で言った。
そして、にこっと笑う。
その笑顔を見て、俺とバルガスは顔を見合わせて笑った。
この船は、社会からうまくはまらなかった者たちの、小さな楽園なのかもしれないな。
俺は、そんなことを思った。
午後の船旅も、順調に進んだ。
川の両岸の景色は、だんだんと人の手が加わっていない、大きな自然へと変わっていく。
どこまでも続く、緑の森。
時々、崖の上から流れ落ちる、美しい滝が見えた。
見たこともない、色鮮やかな鳥たちが空を横切っていく。
ルナは船の先に座って、水面を跳ねる魚たちと楽しそうに話していた。
バルガスは、見張り台で昼寝をしているわけではない。
ちゃんと、見張りをしている。
俺はそんな平和な光景を眺めながら、舵を握っていた。
前の世界では、考えられなかったような穏やかな時間だ。
夕方になり、俺たちは夕食の準備を始めた。
今日の夕食は、ルナが魚たちにお願いして捕まえてもらった、大きな川魚を使う。
バルガスが、腕によりをかけて料理してくれた。
ハーブと一緒に、丸ごとオーブンで焼き上げた豪華な一品だ。
「うめえ、この魚は身が締まってて、脂も乗ってる!」
バルガスが、興奮したように叫ぶ。
自分で作っておきながら、すごく褒めている。
だが、その気持ちもよく分かる。
この世界の食材は、どれもこれも反則的な美味さだった。
食事の後、俺たちは交代でお風呂に入った。
もちろん、このお風呂も俺がスキルで作ったものだ。
ヒノキで作られた、足を伸ばして入れる立派な浴槽である。
船の上で、毎日こんな贅沢ができるなんて夢のようだ。
夜になり、俺はバルガスと交代で見張りをすることにした。
空には、数えきれないほどの星が輝いている。
天の川が、はっきりと見えた。
「ミナト。少し、いいか」
見張り台にいると、バルガスが登ってきた。
手には、お酒の瓶と杯を二つ持っている。
「どうしたんだ、バルガス」
「まあ、飲めよ。お前さんの故郷の酒ってやつを、真似てみたんだ」
バルガスが注いでくれたのは、少し白く濁ったお酒だった。
一口飲むと、米を発酵させたような、深い香りが口に広がる。
故郷のお酒に、よく似ていた。
「美味いな、これ」
「だろ、セレスの町で手に入れた小麦を、まあ色々とやってみたんだ」
バルガスは、照れくさそうに頭を掻いた。
俺たちは、しばらく黙ってお酒を飲み交わした。
川の流れる音と、虫の声だけが聞こえる。
とても、穏やかな夜だ。
「なあ、ミナト」
バルガスが、ぽつりと言った。
「あんたは、これからどうしたいんだ? 金を稼いでどこかの町で、大きな会社でも開くのか?」
「いや、そういうのはあまり考えてないな」
俺は、星空を見上げながら答える。
「俺はただ、この船で自由に旅を続けたい。行ったことのない場所に行って、見たことのない景色を見て、美味いものを食べる。仲間と一緒に、笑いながらな」
それが、今の俺の正直な気持ちだった。
大金持ちになりたいわけでも、有名になりたいわけでもない。
ただ、この自由な毎日が続けば、それでいいのだ。
「……そうか。そりゃあ、いいな。俺も、その旅に付き合わせてもらうぜ」
バルガスは、満足そうに笑った。
俺も、つられて笑う。
こうして、俺たちの船旅の最初の夜は、更けていった。
次の日も、船旅は順調だった。
ルナの水先案内のおかげで、危険な場所は全て避けることができている。
午後になり、川の両岸が、切り立った岩の壁に変わってきた。
空が、急に狭くなったように感じる。
「ミナト、そろそろだぜ」
見張り台から、バルガスの声がした。
「ああ、分かってる」
地図によれば、この先が『霧の渓谷』だ。
水賊の『霧の骸骨団』が、ねじろにしているという危険な場所である。
その言葉通り、俺たちの船は、いつの間にか深い霧に包まれていた。
視界は、十メートル先も見えないほど悪い。
俺は、船のスピードをゆっくりと落とす。
辺りは、物音一つしない。
聞こえるのは、自分たちの船が水をかく音だけだ。
じっとりとした湿気が、肌にまとわりついてくる。
俺は、舵を握る手に力を込めた。
バルガスも、見張り台で戦斧を握りしめ、周りを警戒している。
その時、俺の服の袖を、誰かがくいくいと引っ張った。
振り返ると、ルナが不安そうな顔でそこに立っていた。
「ミナト……」
その声は、少し震えている。
「どうした、ルナ。怖いのか?」
俺が優しく尋ねると、ルナはふるふると首を横に振った。
そして、小さな声でこう告げる。
「お魚さんたちが、何かをすごく怖がってる……。この霧の中に、何か、大きくて黒いものがいるって……」
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