独身おじさんの異世界おひとりさまライフ〜金や評価は要りません。コーヒーとタバコ、そして本があれば最高です〜

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第9章 おじさんとブッシュクラフト

第135話

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朝、目が覚めたときにはすでに鳥のさえずりが耳に入っていた。外は明るく、心地よい風が吹いている。何もかもが静かで、時間がゆっくり流れている感じだ。

「さて、今日は何を作ろうか」

椅子とテーブルができて、家の周りも整えてきた。だが、まだ自分の生活には足りないものがある。それは道具だ。道具があれば、もっと効率的に、そして快適に生活できる。道具を自分で作るのも、ブッシュクラフトの大きな楽しみの一つだ。

まず思いついたのは、石を使った道具だ。木を使うことには慣れているが、石を使った道具作りは少し新しい挑戦だ。これまでナイフを使って木を削っていたが、石を使うことで、また違った感覚が得られるだろう。

「石をどうやって使うか」

石を使った道具といえば、やっぱり石の斧やナイフだろうか。とはいえ、斧を作るためにはかなりの技術が必要だし、まずはもっと簡単なものを作ってみることにした。たとえば、石のナイフだ。

「まずは、良さそうな石を探すか」

あたりを歩きながら、使えそうな石を見つける。形が整っていて、硬さもちょうど良い石が見つかった。石を手に取り、ナイフとして使うために削ることに決める。石をナイフにするためには、慎重に、そして丁寧に削っていかなければならない。

「まずは割ることからだな」

適当な場所に座り、石を打ち付けて割り始める。最初はうまく割れなかったが、何度も試行錯誤しているうちに、だんだんと良い割れ方をするようになった。慎重に削りながら、ナイフの形を作り上げていく。

「これで、どうだろう」

何度か石を削り、形を整えてみた。ナイフらしい形になってきたが、まだ少し粗い。手触りも少しざらついている。だが、使えるだろうと思った。持ち手を作るのには、木を使ってみることにする。

「持ち手を作らないとな」

木の枝を拾ってきて、石の刃をしっかりと固定するために、木の持ち手を作り始める。枝を削りながら、手に馴染むように形を整えていく。何度か失敗したが、ようやくしっくりくる持ち手ができた。

「よし、完成だ」

できたナイフを手に取って、少し試してみる。刃がしっかりとした切れ味を持っている。今まで使っていたナイフよりも少し大きく、重さがあるが、意外と手に馴染んで使いやすい。

「これで、だいぶ楽になるだろうな」

ナイフを使って、さらに木を削ってみる。思った通り、木を削るのが非常に楽になった。木材を使う道具作りが、少しだけ効率よく進む。自分で作ったナイフが役立つのが嬉しい。

「次は何を作ろうか」

この調子で、さらに便利な道具を作りたくなった。石を使うことで、今まで使わなかった素材を使った道具作りが楽しくなってきた。今度は何を作ろうかと考えていると、ふと浮かんだのは「石の槍」だ。

「槍か…次の目標はこれだな」

とはいえ、槍を作るのはかなり手間がかかりそうだ。だが、やってみる価値はあるだろう。木を使って槍の柄を作り、石で鋭い先端を作る。そのためには、また石を削っていかなければならない。

「明日から、槍作りだな」

そう決めて、今日は作業を終えることにした。夕暮れが近づき、焚き火の明かりが心地よく周りを照らす。明日からの新しい挑戦が楽しみだ。
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