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星降る夜の音楽会が、村人たちの心に忘れ得ぬ美しい記憶を刻んでから、季節は豊穣の秋へと、再び巡ってまいりました。
聖なる力を宿した湖は、その輝きをますます増し、その水で育った村の作物や果物は、これまでにないほど豊かで滋味深い味わいとなって、人々を喜ばせております。
エリアンさまは、あの夜の感動を胸に新たなインスピレーションを得て、再び旅立たれましたけれど、彼の残していった音楽と星々の記憶は、今なお村の空気の中に、きらきらとした余韻として息づいているようでございました。
わたくしの「静寂の香り亭」も、変わらぬ穏やかさの中にありながら、どこか以前とは異なる、より大きな存在との繋がりを感じさせる、静謐で満ち足りた空気に包まれておりました。時折、遠方の見知らぬ人々から、エリアンさまの歌でわたくしのことを知ったという、心温まる「香りの手紙」が届くこともございました。
わたくしの淹れる一杯のお茶の物語が、わたくしの知らぬ場所で、誰かの心をそっと癒している……。その事実は、わたくしに静かで、しかし確かな喜びを与えてくれるのでした。
そんな実りの喜びに満ちた、ある晴れた秋の日のことでございます。
湖畔の小道を、一台の、それはそれは立派な、王家の紋章が輝く馬車が、静かにこちらへと向かってくるのが見えましたの。このような辺境の村に、王都からの公式な馬車が訪れるなど、前代未聞のことでございます。村人たちも、何事かと遠巻きにその様子を窺っております。
やがて、馬車はわたくしの「静寂の香り亭」の前で、ぴたりと動きを止めました。
そして、中から降りてこられたのは、二人の男性でございました。
お一人は……まあ、なんということでしょう。
以前、王都の陰謀から逃れ、この小屋で傷を癒した、あの情報収集官のルディさまでございませんか。以前お会いした時の、追われる者の不安と焦燥に満ちた表情はそこにはもうございません。すっかりと健康と自信を取り戻されたそのお顔は晴れやかで、わたくしへの深い感謝の色を浮かべておりました。
そして、そのルディさまに付き添われるようにして、もう一方、穏やかで深い知性を感じさせる初老の紳士が、静かに立っておられました。その方が身に纏っておられる上質な衣服と、その佇まいから、ただ者ではない、極めて高貴な身分の方であることが一目で知れましたわ。
「アナスタシアさま! ご無沙汰しております。この通り、わたくし、すっかりと元気になりました。これも全て、あなた様のおかげでございます」
ルディさまは、わたくしの前に進み出ると、それはもう深く、深く、頭を下げられました。
「まあ、ルディさま。お久しゅうございますわね。ご無事で、そして、そのようにご壮健なお姿を拝見できて、わたくしも心から嬉しく思いますわ」
「アナスタシアさま。あなた様が、あの日わたくしを助け、そして、託された情報を信じてくださったおかげで、王都は救われたのでございます」
ルディさまは、晴れやかな声でその後の顛末を語ってくださいました。
わたくしがお教えした「蒼銀の帳」のエレノア女史と、ルディさまがもたらした情報は、王国内のまだ良心を失っていなかった貴族たちを結束させる、大きな力となったそうでございます。
そして何よりも決定打となりましたのは、わたくしが、あの夜、王都へ向けて放った「遠隔浄化の儀」による祈りの力であったと。あの清浄な香りの波動は確かに王都にまで届き、穢れた魔石が放つ邪悪な呪いを大きく減衰させたのだそうでございます。
その結果、魔石の力によって心を操られていた者たちも次々と正気を取り戻し、陰謀を企てていた中心人物たちは、大きな争いや流血を見ることなく、その力を失い自らその地位を退くこととなったのだとか。
王宮を覆っていた原因不明の“眠り病”も、わたくしの「聖湖」の水を学士のエリアスさまの助言を得て、特別なハーブウォーターとして精製し、病に倒れた人々に与えたところ、皆、まるで長い夢から覚めるように穏やかに目覚め、後遺症もなく回復した、とのことでございました。
「……アナスタシアさま。あなたのその、目に見えぬ、しかし偉大なるお力なくしては、王都の平和は、決して取り戻せませんでした。このご恩は、王国として末代まで忘れることはございません」
わたくしは、その思いがけない吉報に、ただ、胸がいっぱいになるのを感じておりました。わたくしのささやかな祈りが、本当に、遠い都の多くの人々を救う一助となった……。その事実は、わたくしの心に深い安堵と、そして、この力を授かったことへの改めての畏敬の念をもたらしてくれました。
「そして、アナスタシアさま。こちらの方を、ご紹介させてください。この方は、王国を立て直すべく、新たに宰相の任に就かれた、アルバート・グレイリング公爵閣下でございます」
ルディさまに紹介され、その初老の紳士は、わたくしに、にこやかに、そして優雅にお辞儀をなさいました。
「アナスタシア嬢。お初にお目にかかります。あなたの素晴らしいご活躍は、ルディより、かねがね伺っておりました。……実は、わたくしは、かつて、あなたのお父上、レオンハルト・フォン・ヴェルナー公爵とは、親しい友人でありました」
「まあ! 父を、ご存知で……!」
わたくしは、思わず声を上げておりました。
アルバート宰相閣下は、優しく、そして、どこか懐かしむような目でわたくしを見つめておられます。
「ええ。そして、今日ここへ参りましたのは、あなたに真実をお伝えするためです。レオンハルト公の失脚は、当時の腐敗した派閥によって仕組まれた、全くの濡れ衣、冤罪でありました。そして……あなたのお父上は、今も、ご健在でいらっしゃいます」
「……お父様が……ご健在……!」
その言葉は、わたくしにとって、何よりも、何よりも嬉しい最高の知らせでございました。わたくしの目からは、知らず知らずのうちに熱い涙が溢れ出ておりました。
「ええ。失脚後、彼は公の場から身を引き、今は王都から遠く離れた北の領地で、名を偽り穏やかに暮らしております。もちろん、彼の無実はすでに証明され、その名誉も回復いたしました。いつでも、王都へお戻りになれるのです」
そして、アルバート宰相閣下は、わたくしに、もう一つの驚くべき提案をなさいました。
「アナスタシア嬢。あなたのその、比類なきお力は、これからの王国にとって必要不可欠なものです。つきましては、あなたのために王宮に、『王室主席香草師』という新しい役職を用意いたしました。どうか、王都へお越しになり、そのお力を王国全体のために、お貸し願えませんでしょうか」
王宮の、主席香草師……。
それは、没落した貴族令嬢であったわたくしには、想像もつかないほどの、名誉あるお申し出でございました。父の名誉も回復し、王都へ戻れば、再び何不自由ない華やかな暮らしが待っているのかもしれません。
けれど、わたくしの心は、少しも揺らぎはいたしませんでした。
わたくしはそっと涙を拭うと、穏やかに、しかしはっきりと、微笑んで首を横に振ったのでございます。
「宰相閣下。その、あまりにも光栄なお申し出、心より感謝申し上げます。そして、父の無事をお知らせくださったこと、言葉に尽くせぬほど嬉しく思いますわ。……けれど、わたくしは、ここを離れるわけにはまいりませんの」
わたくしは、背後に広がる聖なる湖と、愛おしい香草園、そして、この小さな「静寂の香り亭」を振り返りました。
「王宮の華やかな暮らしも、素晴らしいものでございましょう。けれど、わたくしの本当の居場所は、もはや、そこにはございません。この湖のほとりで、ハーブたちの声に耳を澄ませ、お茶を淹れ、ここに集う心優しき人々と穏やかな時を過ごす……。この、何でもない、けれどかけがえのない毎日こそが、今のわたくしにとっての、何物にも代えがたい宝物なのでございますから」
わたくしのその言葉に、ルディさまも、そしてアルバート宰相閣下も、驚く様子は見せませんでした。むしろ、全てを理解したかのように、深く、そして優しく頷いてくださったのです。
「……さようか。あなたのその澄み切った瞳を見れば、分かります。あなたこそが、真の豊かさとは何かを、知っておられる。……我々が学ぶべきは、むしろ、あなたの方ですな」
宰相閣下はそう言うと、わたくしの決意を心から尊重し、王都とこの村がこれからも末永く友好な関係を築いていくことを、固く約束してくださいました。
馬車が王都へと帰って行った後。
わたくしの小屋には、再びいつもの静寂が戻ってまいりました。けれど、その静寂は、もはや過去の悲しみや未来への不安を一切含まない、完全なる調和と、そして幸福に満ちた、光そのもののような静寂でございました。
わたくしは、香草園で待っていた子どもたちと一緒に、いつものようにハーブの葉を摘み、土に触れました。
「ねえ、アナスタシアさま。今度のお茶は、どんな香りにする?」
子どもたちの屈託のない問いかけに、わたくしは心からの笑顔でこうお答えしたのでございます。
「そうですわね……。今日は、この、どこにでもある、けれど、何よりも愛おしい、この“日常”という名の、温かい香りを、皆で分かち合うことにいたしましょうか」
わたくしの物語は、これからも、この「静寂の香り亭」で、続いてまいります。
一杯のお茶と共に、香りと共に、そして、ここに集う全てのかけがえのない生命と共に、どこまでも、穏やかに、そして幸福に。
湖面が、午後の陽光を浴びて、優しく、きらりと輝いておりましたわ。
聖なる力を宿した湖は、その輝きをますます増し、その水で育った村の作物や果物は、これまでにないほど豊かで滋味深い味わいとなって、人々を喜ばせております。
エリアンさまは、あの夜の感動を胸に新たなインスピレーションを得て、再び旅立たれましたけれど、彼の残していった音楽と星々の記憶は、今なお村の空気の中に、きらきらとした余韻として息づいているようでございました。
わたくしの「静寂の香り亭」も、変わらぬ穏やかさの中にありながら、どこか以前とは異なる、より大きな存在との繋がりを感じさせる、静謐で満ち足りた空気に包まれておりました。時折、遠方の見知らぬ人々から、エリアンさまの歌でわたくしのことを知ったという、心温まる「香りの手紙」が届くこともございました。
わたくしの淹れる一杯のお茶の物語が、わたくしの知らぬ場所で、誰かの心をそっと癒している……。その事実は、わたくしに静かで、しかし確かな喜びを与えてくれるのでした。
そんな実りの喜びに満ちた、ある晴れた秋の日のことでございます。
湖畔の小道を、一台の、それはそれは立派な、王家の紋章が輝く馬車が、静かにこちらへと向かってくるのが見えましたの。このような辺境の村に、王都からの公式な馬車が訪れるなど、前代未聞のことでございます。村人たちも、何事かと遠巻きにその様子を窺っております。
やがて、馬車はわたくしの「静寂の香り亭」の前で、ぴたりと動きを止めました。
そして、中から降りてこられたのは、二人の男性でございました。
お一人は……まあ、なんということでしょう。
以前、王都の陰謀から逃れ、この小屋で傷を癒した、あの情報収集官のルディさまでございませんか。以前お会いした時の、追われる者の不安と焦燥に満ちた表情はそこにはもうございません。すっかりと健康と自信を取り戻されたそのお顔は晴れやかで、わたくしへの深い感謝の色を浮かべておりました。
そして、そのルディさまに付き添われるようにして、もう一方、穏やかで深い知性を感じさせる初老の紳士が、静かに立っておられました。その方が身に纏っておられる上質な衣服と、その佇まいから、ただ者ではない、極めて高貴な身分の方であることが一目で知れましたわ。
「アナスタシアさま! ご無沙汰しております。この通り、わたくし、すっかりと元気になりました。これも全て、あなた様のおかげでございます」
ルディさまは、わたくしの前に進み出ると、それはもう深く、深く、頭を下げられました。
「まあ、ルディさま。お久しゅうございますわね。ご無事で、そして、そのようにご壮健なお姿を拝見できて、わたくしも心から嬉しく思いますわ」
「アナスタシアさま。あなた様が、あの日わたくしを助け、そして、託された情報を信じてくださったおかげで、王都は救われたのでございます」
ルディさまは、晴れやかな声でその後の顛末を語ってくださいました。
わたくしがお教えした「蒼銀の帳」のエレノア女史と、ルディさまがもたらした情報は、王国内のまだ良心を失っていなかった貴族たちを結束させる、大きな力となったそうでございます。
そして何よりも決定打となりましたのは、わたくしが、あの夜、王都へ向けて放った「遠隔浄化の儀」による祈りの力であったと。あの清浄な香りの波動は確かに王都にまで届き、穢れた魔石が放つ邪悪な呪いを大きく減衰させたのだそうでございます。
その結果、魔石の力によって心を操られていた者たちも次々と正気を取り戻し、陰謀を企てていた中心人物たちは、大きな争いや流血を見ることなく、その力を失い自らその地位を退くこととなったのだとか。
王宮を覆っていた原因不明の“眠り病”も、わたくしの「聖湖」の水を学士のエリアスさまの助言を得て、特別なハーブウォーターとして精製し、病に倒れた人々に与えたところ、皆、まるで長い夢から覚めるように穏やかに目覚め、後遺症もなく回復した、とのことでございました。
「……アナスタシアさま。あなたのその、目に見えぬ、しかし偉大なるお力なくしては、王都の平和は、決して取り戻せませんでした。このご恩は、王国として末代まで忘れることはございません」
わたくしは、その思いがけない吉報に、ただ、胸がいっぱいになるのを感じておりました。わたくしのささやかな祈りが、本当に、遠い都の多くの人々を救う一助となった……。その事実は、わたくしの心に深い安堵と、そして、この力を授かったことへの改めての畏敬の念をもたらしてくれました。
「そして、アナスタシアさま。こちらの方を、ご紹介させてください。この方は、王国を立て直すべく、新たに宰相の任に就かれた、アルバート・グレイリング公爵閣下でございます」
ルディさまに紹介され、その初老の紳士は、わたくしに、にこやかに、そして優雅にお辞儀をなさいました。
「アナスタシア嬢。お初にお目にかかります。あなたの素晴らしいご活躍は、ルディより、かねがね伺っておりました。……実は、わたくしは、かつて、あなたのお父上、レオンハルト・フォン・ヴェルナー公爵とは、親しい友人でありました」
「まあ! 父を、ご存知で……!」
わたくしは、思わず声を上げておりました。
アルバート宰相閣下は、優しく、そして、どこか懐かしむような目でわたくしを見つめておられます。
「ええ。そして、今日ここへ参りましたのは、あなたに真実をお伝えするためです。レオンハルト公の失脚は、当時の腐敗した派閥によって仕組まれた、全くの濡れ衣、冤罪でありました。そして……あなたのお父上は、今も、ご健在でいらっしゃいます」
「……お父様が……ご健在……!」
その言葉は、わたくしにとって、何よりも、何よりも嬉しい最高の知らせでございました。わたくしの目からは、知らず知らずのうちに熱い涙が溢れ出ておりました。
「ええ。失脚後、彼は公の場から身を引き、今は王都から遠く離れた北の領地で、名を偽り穏やかに暮らしております。もちろん、彼の無実はすでに証明され、その名誉も回復いたしました。いつでも、王都へお戻りになれるのです」
そして、アルバート宰相閣下は、わたくしに、もう一つの驚くべき提案をなさいました。
「アナスタシア嬢。あなたのその、比類なきお力は、これからの王国にとって必要不可欠なものです。つきましては、あなたのために王宮に、『王室主席香草師』という新しい役職を用意いたしました。どうか、王都へお越しになり、そのお力を王国全体のために、お貸し願えませんでしょうか」
王宮の、主席香草師……。
それは、没落した貴族令嬢であったわたくしには、想像もつかないほどの、名誉あるお申し出でございました。父の名誉も回復し、王都へ戻れば、再び何不自由ない華やかな暮らしが待っているのかもしれません。
けれど、わたくしの心は、少しも揺らぎはいたしませんでした。
わたくしはそっと涙を拭うと、穏やかに、しかしはっきりと、微笑んで首を横に振ったのでございます。
「宰相閣下。その、あまりにも光栄なお申し出、心より感謝申し上げます。そして、父の無事をお知らせくださったこと、言葉に尽くせぬほど嬉しく思いますわ。……けれど、わたくしは、ここを離れるわけにはまいりませんの」
わたくしは、背後に広がる聖なる湖と、愛おしい香草園、そして、この小さな「静寂の香り亭」を振り返りました。
「王宮の華やかな暮らしも、素晴らしいものでございましょう。けれど、わたくしの本当の居場所は、もはや、そこにはございません。この湖のほとりで、ハーブたちの声に耳を澄ませ、お茶を淹れ、ここに集う心優しき人々と穏やかな時を過ごす……。この、何でもない、けれどかけがえのない毎日こそが、今のわたくしにとっての、何物にも代えがたい宝物なのでございますから」
わたくしのその言葉に、ルディさまも、そしてアルバート宰相閣下も、驚く様子は見せませんでした。むしろ、全てを理解したかのように、深く、そして優しく頷いてくださったのです。
「……さようか。あなたのその澄み切った瞳を見れば、分かります。あなたこそが、真の豊かさとは何かを、知っておられる。……我々が学ぶべきは、むしろ、あなたの方ですな」
宰相閣下はそう言うと、わたくしの決意を心から尊重し、王都とこの村がこれからも末永く友好な関係を築いていくことを、固く約束してくださいました。
馬車が王都へと帰って行った後。
わたくしの小屋には、再びいつもの静寂が戻ってまいりました。けれど、その静寂は、もはや過去の悲しみや未来への不安を一切含まない、完全なる調和と、そして幸福に満ちた、光そのもののような静寂でございました。
わたくしは、香草園で待っていた子どもたちと一緒に、いつものようにハーブの葉を摘み、土に触れました。
「ねえ、アナスタシアさま。今度のお茶は、どんな香りにする?」
子どもたちの屈託のない問いかけに、わたくしは心からの笑顔でこうお答えしたのでございます。
「そうですわね……。今日は、この、どこにでもある、けれど、何よりも愛おしい、この“日常”という名の、温かい香りを、皆で分かち合うことにいたしましょうか」
わたくしの物語は、これからも、この「静寂の香り亭」で、続いてまいります。
一杯のお茶と共に、香りと共に、そして、ここに集う全てのかけがえのない生命と共に、どこまでも、穏やかに、そして幸福に。
湖面が、午後の陽光を浴びて、優しく、きらりと輝いておりましたわ。
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