【異世界コンビニ】通販スキルを使って異世界でコンビニを開いたら、ただの100円ライターが魔道具、コーラが万能薬として神々に崇められた件

旅する書斎(☆ほしい)

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第19話 神の宅配、あるいは箱入りピザ

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高精細な有機ELディスプレイの中で、可愛らしい緑色のトラックのアイコンが、規則的なリズムで点滅を繰り返している。
俺はカウンターの奥にある事務用チェアに深く沈み込み、新しく解放されたその機能を、半ば呆れたような、半ば感心したような目で見つめていた。
『配送ネットワーク構築:レベル1』。
この文字列が意味することは、現代日本に生きる者ならば誰でも知っている「物流革命」そのものである。
これまでは、客がわざわざこの辺境の店まで足を運び、物理的に商品を持ち帰る必要があった。
だが、この機能の解放によって、俺はここから一歩も動くことなく、商品を客の元へと「転送」することが可能になったのだ。
現代のコンビニエンスストアが、宅配便の受付から住民票の発行まで、社会インフラの全てを担っているように、この異世界コンビニもまた、次のフェーズへと進化したらしい。

「……物流、か。この世界に一番足りていない概念だな」

俺は独り言を漏らしながら、冷えたコーラを一口飲んだ。
この世界での移動は、基本的に徒歩か馬車だ。
隣の街へ手紙を一通届けるだけで数日、荷物を運ぶとなれば数週間がかかる。
鮮度などという概念は存在せず、遠方へ運べる食料は干し肉や堅パンといった保存食に限られる。
そんな世界に、現代日本の「即日配送」、いや「即時配送」という概念を持ち込んだらどうなるか。
考えるまでもない。
それは、距離という物理的な障壁を消滅させる、魔法以上の奇跡だ。

俺はテストも兼ねて、試験的に受注を開始することにした。
画面上のスイッチを『OFF』から『ON』へとスライドさせる。
その瞬間だった。

ピロン、ピロン、ピロン、ピロンッ!!

静かだった店内に、通知音が怒涛の勢いで鳴り響いた。
スマホの画面が、通知ポップアップで埋め尽くされ、処理落ちしそうなほどの負荷がかかる。
画面上に表示された王都の3Dマップが、注文を示す赤いピンで真っ赤に染め上げられていく。

「……はは、節操がないな。あいつら、ずっと待ってたのか」

俺は苦笑しながら、通知の履歴をスクロールした。
常連客たちの名前がずらりと並んでいる。
まずは、教団の聖女レティアからの注文だ。
『聖導師様! 教団の儀式に不可欠な「神の黒き聖水(コーラ)」を百本、至急お送りください! 信徒たちが洗礼を待ちわびて暴動寸前です!』
コーラを洗礼に使うな。
シュワシュワするだろ。

続いて、王立研究所のゼノス所長。
『「知恵の青き結晶(熱さまシート)」の在庫が切れました! 研究所員の脳が次々とオーバーヒートを起こしています! 追加で五十箱、いや百箱頼みます!』
研究のペース配分を考えろ。

そして、一番厄介なのがこいつだ。
『騎士団長ガウェイン:注文・「絶対防壁(レジ袋)」一千枚』
俺は額を押さえた。
先日、雨の日に駆け込んできてレジ袋を三枚買っていったあの騎士団長だ。
どうやら、あのペラペラのビニール袋が、魔法を防ぐ最強の盾であるという勘違いは、騎士団全体に浸透してしまったらしい。
一千枚だと?
俺はプラスチック工場じゃないんだぞ。
しかも、備考欄には『来るべき隣国との戦争に備え、全兵士にこの盾を配備する予定である』とか物騒なことが書いてある。
レジ袋を被って行軍する騎士団。
想像するだけで頭が痛くなる光景だ。
まあ、売り上げになるなら文句はないが。

そんな欲望と狂気が渦巻く注文リストの中で、一つだけ、切実で、そして毛色の違う注文が目に止まった。
『第三王子シルベスト:注文・「熱々の、円盤状のパン」』
備考欄には、こう書かれている。
『父上である国王陛下は、未だに貴殿の店の力を信じておられません。冷めた料理しか口にしない父上に、本当の「できたて」の味を届けたいのです。どうか、城まで届けてはくれませんか』

国王への献上品。
普通の商人なら、出世の好機だと鼻息を荒くして飛びつく場面だろう。
だが、俺にとっては、寝る時間を削る面倒な仕事に過ぎない。
しかし、シルベストには以前、自販機や雑誌を高く買ってもらった義理がある。
それに、国王がこの店の有用性を認めれば、無駄な干渉も減るかもしれない。

「……仕方ない、ピザにするか」

円盤状のパンと言えば、これだろう。
俺は通販メニューの『冷凍食品』カテゴリーを開き、スクロールした。
数あるピザの中から選んだのは、『セブンプレミアム・金のマルゲリータ』だ。
世界一のピザ職人が監修したという、冷凍食品の域を超えた本格派。
長時間発酵させた生地を一枚一枚手で伸ばし、イタリア産のトマトとモッツァレラチーズを贅沢に使用した逸品だ。

俺は注文ボタンをタップした。
目の前の空間がデジタルノイズのように揺らぎ、黄金の粒子が舞う。
次の瞬間、カウンターの上に、カチカチに凍った真空パックのピザが現れた。
表面には霜が降りているが、その下には鮮やかな赤と白、そしてバジルの緑が眠っている。

「……主様。また、冷気を纏った円盤を召喚されましたね」

エルザが、いつの間にか俺の背後に立っていた。
彼女は今、店内の「雑誌コーナー」の整頓を終え、モップ片手にこちらの様子を伺っている。
その目は、俺の手元にある凍った円盤に釘付けだ。

「ピザだ。今から焼くから、少し離れてろ」

「ピザ……。古代の壁画に描かれていた、太陽を模した儀式用の供物でしょうか。凍てついた状態で現世に顕現するとは……」

俺は彼女の妄想を無視し、店内の厨房スペースにある業務用オーブンへと向かった。
予熱は完了している。
設定温度は二百五十度。
俺はパッケージを破り、凍ったピザをオーブンの天板に乗せ、中へと滑り込ませた。

「……焼き時間は、およそ五分。現代の火力を見せてやる」

俺はタイマーをセットし、スタートボタンを押した。
ゴォォォォッ……という低い唸り声を上げ、オーブン内部のヒーターが赤熱する。
透明な耐熱ガラス越しに、中の様子が見える。
凍っていたチーズが、熱によって徐々に緩み、艶やかな光沢を帯び始める。
やがて、表面がふつふつと沸騰し始めた。
純白のモッツァレラチーズが溶け出し、鮮烈なトマトソースの海へと混ざり合っていく。
生地の縁が焦げ茶色に色づき、香ばしい煙が立ち昇る。

「……っ!? 主様、見てください! 箱の中で、世界が再構築されています!」

エルザがガラスに張り付き、興奮した声を上げた。

「凍りついていた時間が、炎の精霊によって解凍され……、ドロドロに溶け合った混沌(カオス)が、新たな秩序(コスモス)へと生まれ変わっていく……! 見てください、あのチーズの泡立ちを! まるで、生命のスープが沸き立つ原初の海のようです!」

「ただ焼けてるだけだ。大げさなんだよ」

だが、彼女が興奮するのも無理はない。
この世界には、これほど高温で、かつ均一に加熱できる調理器具は存在しない。
薪の窯では温度管理が難しく、焼きムラができるのが当たり前だ。
電気オーブンによる完璧な熱制御は、彼女たちにとって「神の火加減」に見えるのだろう。

ピーッ、ピーッ、ピーッ。

焼き上がりを告げる電子音が鳴り響く。
俺はミトンを嵌め、扉を開けた。
その瞬間。
爆発的な香りが、店内の空調を支配した。
焼けた小麦の香ばしさ。
濃厚なチーズのコク。
酸味の効いたトマトと、爽やかなバジルの芳香。
それらが熱気と共に噴き出し、俺とエルザの顔を直撃する。

「……っふぁぁ……!!」

エルザが膝から崩れ落ちた。
あまりの香りの暴力に、脳が処理落ちしたようだ。

「……いい匂いだ。完璧な焼き上がりだな」

俺はピザカッターを手に取り、ザクッ、ザクッ、と六等分に切り分けた。
刃が入るたびに、カリッというクリスピーな音が響く。
そして、特製の宅配用ボックスへと滑り込ませた。
赤と青のロゴが入った、保温性に優れた段ボール箱だ。
これに入れておけば、しばらくは熱々の状態を維持できる。

「……主様。その箱は? 灼熱の円盤を封印するための、結界の檻ですか?」

エルザが、よだれを拭いながら立ち上がった。

「デリバリーボックスだ。冷めないうちに送るぞ」

俺は箱の蓋を閉め、カウンターの上に置いた。
そして、スマホの画面上に表示されている『配送実行』のボタンをタップした。
ターゲットは、王城の謁見の間。
座標はシルベストから送られてきた魔力信号で特定されている。

「……行くぞ」

俺が指を離した瞬間。
ピザの箱が、緑色のグリッド線に包まれた。
次の瞬間、箱は光の粒子となって分解され、天井を突き抜けて虚空へと消え去った。

「……消えた!? 空間ごと削り取って、転送したのですか!?」

エルザが目を見開き、空になったカウンターを撫で回している。
転移魔法。
この世界では、国家クラスの大魔導師が、数日がかりの儀式を経てようやく数メートル移動させるのが限界とされる、伝説の御業だ。
それを、ピザ一枚のために、指先一つで行使する。

「ああ。今頃、王様の目の前に落ちてるはずだ」

俺はスマホの画面を切り替えた。
『配達状況確認モード』。
画面には、王城の内部、謁見の間の様子が、ドローンのカメラ映像のように鮮明に映し出されていた。

          * * *

モニターの向こう側、王城の謁見の間。
そこには、重苦しい空気が漂っていた。
玉座に座る初老の男――国王は、目の前に立つ息子、シルベスト王子を冷ややかな目で見下ろしていた。
周囲には、きらびやかな衣装を纏った大臣や、完全武装した近衛騎士たちが控えている。

「シルベストよ。戯言も大概にせよ」

国王が、深い溜息をついた。

「姿を見せぬ神の店主だと? そんなものが実在するなら、なぜ余の前に出頭しない。
お前が持ち帰った雑誌や自販機の話も、どうせ旅芸人の手品か、どこかの詐欺師にたぶらかされただけだろう。
王族たる者が、市井の噂に踊らされるなど、嘆かわしい」

「父上! 信じてください!
あの方は本物です!
あの方の店にある品々は、我が国の技術レベルを数百年進めるほどの叡智の結晶なのです!」

シルベストは必死に訴えるが、国王は聞く耳を持たない。
大臣たちも、「王子は少しお疲れのようだ」「変な宗教にハマったのでは」とヒソヒソ噂し合っている。

「……もうよい。下がれ。
その店主とやらが、本当に神ごとき力を持つなら、今ここで奇跡を見せてみろというのだ。
この堅牢な王城の結界を破り、余の目の前に供物を捧げてみせよ」

国王が吐き捨てるように言った、その直後だった。

フォォォォォォン……!

謁見の間の中央、大理石のテーブルの上が、突如として黄金の光に包まれた。
空間が歪み、デジタルなノイズが走る。
警備の騎士たちが反応する間もなかった。
光が収束した瞬間、そこには、派手な赤と青の模様が描かれた「四角い箱」が鎮座していた。

「……なっ!? な、何奴っ!?」
「空間転移だと!? 王城の多重結界を、素通りしたというのか!?」

騎士たちが一斉に抜刀し、国王の周りを固める。
大臣たちは腰を抜かし、悲鳴を上げて逃げ惑う。
だが、その箱からは殺気など微塵も感じられない。
代わりに漂い始めたのは、この世のものとは思えないほど、芳醇で、暴力的なまでの「香り」だった。

「……なんだ。この、魂を揺さぶるような匂いは」

国王が、鼻をピクつかせた。
小麦が焼ける甘い香り。
乳脂肪分の濃厚なコク。
そして、鼻腔をくすぐる爽やかなハーブの気配。
それらが渾然一体となって、国王の食欲中枢をダイレクトに刺激した。
王宮の料理人が作る、冷めて油の浮いたスープや、硬いパンとは比較にならない、圧倒的な「出来立て」の香りだ。

「……陛下。これこそが、神の店主が送ってくれた『神の円盤』です」

シルベスト王子が、誇らしげに、しかし慎重に箱に近づいた。
騎士たちが止めようとするが、国王がそれを手で制した。
王の目は、未知の箱に釘付けになっていた。

「開けよ。シルベスト」

王の許可を得て、シルベストが箱の蓋に手をかけた。
パカッ。
蓋が開かれた瞬間、閉じ込められていた大量の湯気が、きのこ雲のように立ち昇った。
その白煙の中から姿を現したのは、黄金と深紅、そして緑の色彩が踊る、完璧な円形を描いたピザだった。

「……おお……。おおお……!」

国王が玉座から立ち上がり、ふらふらとテーブルへ歩み寄った。
その瞳は、宝石を見るよりも熱く、ピザを見つめている。
表面でグツグツと沸き立つチーズ。
焦げた耳の香ばしさ。

「なんと美しい……。この三色は……赤は太陽、白は雲、緑は大地か。
世界の全てを、この一枚のパンの上に表現しているというのか……」

国王は、フォークもナイフも使わず、震える手で直接一切れを掴んだ。
持ち上げた瞬間。
溶けたモッツァレラチーズが、どこまでも長く、白く輝く糸を引いて伸びた。

「……っ!? 見よ、大臣たち!
この白き糸……。まるで天と地を繋ぐ梯子(はしご)ではないか!
なんと瑞々しく、なんと弾力に満ちた……」

国王は、垂れ下がるチーズを舌で受け止め、そのまま豪快にピザにかぶりついた。
パリッ。
サクッ。
ジュワッ。
複雑な食感が、静まり返った謁見の間に響き渡る。

「……んぐっ!! ……む、むほぉぉぉぉっ!!」

国王の動きが止まった。
目が見開かれ、王冠がズレるのも構わず、天を仰いだ。

「……あ、熱い! 太陽を食べているようだ!
だが……美味い! 美味すぎるぞ!!
この赤いソース……。完熟した果実の酸味が、濃厚な乳の風味を切り裂き、口の中で爆発的な調和を生んでいる!
そして、この生地……。
外はカリカリなのに、中は羽毛のように柔らかい……。
私が今まで食べていたパンは、ただの石だったのか!?」

国王は、夢中でピザを貪り始めた。
一切れ、また一切れ。
口の周りをトマトソースで赤く染め、指についた油まで舐め取る。
その姿は、威厳ある王ではなく、ただの食に飢えた一人の老人だった。

「陛下! 毒見もせずに!」
「お待ちください陛下! 私にも、私にも一口!」

大臣たちが我慢できずにテーブルに殺到する。
だが国王は、「誰にも渡さん! これは神が余に下さった啓示だ!」と叫び、箱を抱え込んで守った。

「シルベストよ! 私は間違っていた!
お前の言う通りだ! あの店主は、間違いなく食の神の化身だ!
今すぐ使いを出せ! いや、国賓として迎え入れろ!
余が直接、馬車で迎えに行く!
この『マルゲリータ』の作り方を教わるまでは、余は城には戻らんぞ!」

王城は、ピザ一枚によって完全に陥落した。
モニター越しにその様子を見ていた俺は、呆れを通り越して感心すらしていた。
たかだか冷凍ピザ一枚で、ここまで狂えるものなのか。

「……ふぅ。テスト成功だな。
さて、寝るか」

俺は配達完了の通知を確認し、画面を閉じた。
国王が店に来るだのなんだの言っていたが、知ったことではない。
来たら来たで、また適当にあしらえばいい。

俺は飲みかけのコーラを飲み干し、事務室のベッドへと向かった。
エルザが「主様の威光が、王城さえも飲み込みましたね」と興奮気味に語りかけてくるのをBGMに、俺は毛布を頭から被った。

外では、まだ騎士団長ガウェインからの「レジ袋追加注文」の通知が鳴り止まないが、俺は電源を切って深い眠りにつくことにした。
明日の朝は、おそらく王の行列と、レジ袋を求める騎士団で店前が大混雑するだろう。
だが、それは明日の俺が考えることだ。
今はただ、静寂とエアコンの冷気だけが、俺の味方だった。
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